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夫の実家をどうしても好きになれません。

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有り難し有り難し 6

私には離婚歴、前夫との連れ子が2人います。
今の夫のご家族からは交際当初から、離婚歴があるとお話しする以前から、年上というだけで、冗談じゃない、たぶらかしていると嫌われました。
夫の携帯から夫に無断で私の番号を探して、いきなり電話をかけてきたり、妹さんにもその番号を教えてメールさせたりしてきました。
交際して2年後、夫との子を身籠りましたが、夫のお母様から堕ろせ、認めない、祖父母も怒っているから、結婚したいなら子ども2人を連れて親戚を回って土下座してと言われ、お父様からは祝福はしない、当時大学生だった夫の妹からは、あなたが妊娠したせいで家族がバラバラになった。
と散々責められました。
胎児だった息子の育ちが悪く絶対安静をお医者様から言われていると伝えても、今後のことを話し合いするから会いに来なさいと近所のファミレスに呼び出され、たまたま席が喫煙席しかない中、そこに3時間も座らせられましたが、具体的な話などひとつもなく、お母様と妹さんはずっと泣くばかりなので、お話がなければ帰りますと言うと、どういうつもりなの!逃げないで!と怒鳴られました。
息子が生まれてから3年の間、事実婚で過ごし後にようやく入籍し、その後も子宝に恵まれました。
その辺りからお母様からは体調や子ども達を気遣うメールをいただくようになりました。
そして2年前、妹さんが授かり婚しました。
その時もやはりお母様は堕ろせと迫ったそうです。
実の娘に対しても酷いと思いましたが、結局、妊娠しているし結婚を認めるとして、結婚式をあげることになり、お母様も妹さんも夫にだけ出席してほしいと言ってきました。
私達は経済事情もありましたが私は、妊娠後すぐ入籍できなかったことがずっと心に引っかかっていて結婚式は挙げていませんし、入籍した日の写真1枚すらありません。
夫は出席は拒否しましたが、私がいつかそこで結婚式を挙げたいなと話した式場を教えてあげていました。
その夫の言動も信じられませんでした。

夫は、家族なんだから、夫には結婚式に出るのが当たり前だ、祝福しろ。
お相手の家にも顔が立たない、と言われたそうです。

自分のした事、言ったことを無かったことにして、人を踏みつけにして心平穏に生きる事ができる人がいるのでしょうか。
なんとも思わないのでしょうか。
夫の実家をどうしても好きになれません。
とても苦しいです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

今後のために、事実を現実として認める

こんにちは。

前回もご縁がありました。
前回は、ご主人の不倫について、「平気でバレなければ何をしても良いと本気で思っている」ことについてのご相談でした。その後、いかがですか。ご心配なことでしょう。

「夫の実家をどうしても好きになれません」というのは、結婚前からの経緯が原因なのですね。勿論あなたも感じているように、先方のお義母さんは「実の娘に対しても酷い」ことを言う、考えている自己中心的な人なのだと思います。

あなたは、「自分のした事、言ったことを無かったことにして、人を踏みつけにして心平穏に生きる事ができる人がいる」、これはお義母さんに対しても、ご主人に対しても思っていることなのではないでしょうか。

前回、ご主人の不倫と「衝動的な言動に振り回されて」「精神科に通って」いるあなたを気遣うどころか深く傷つけていることを憂慮していることを述べました。こう考えていくと、その母あっての息子さんということなのかもしれません。

あなたは、結婚を前後してご主人に一番に味方になってほしかったのでしょう。しかし、文面を見る限り義母、義妹からの圧力を身を挺してご主人が守ったり、関係を調整しているようには見えません。

あなたは、ご主人とその母親を通して「人を踏みつけに」する人物の無理解、思いやりの無さに憤慨しているのだと思います。本来、人の心を傷つけないようにするべきだし、傷つけたならば反省すべきだと。その通りです。

しかし、他人事のようにばかりも言えないですが、自己中心に気が付かないでそれが極に達すると人を傷つけても「なんとも思わない」ということは現実あることなのです。信じられないかもしれませんが、これは事実です。

まず、事実を事実として認める。
それは、良いとか、悪いとかの判断とは別に、事実なのだ、現実なのだと。
まず、その認識に立つことが今後のための第一歩になります。

今回はここまでにしておきます。
どうぞお大事に。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

この度もお返事くださり本当にありがとうございます。
夫と、義実家への憤りの気持ちを察し、受け止めてくださり本当にありがとうございます。
心が温まり涙が出ました。
夫については前回話し合いました所、人に誠実に生きれるようになりたい、と言っていました。
今でも不安ですが、見守りたいと思います。

正に仰る通りで、当時、なんの庇い立てもしてくれなかった夫にも大変な怒りを覚え、失望が今でも消えません。
ご指摘の通り、この親にしてこの子ありです。
自己中の極み、他人を思いやれない人間というのは存在するのですね。
とても哀しいことです。
ですが、確かにそれを事実なんだと認識すると、なんとなくもう一歩前に進める気がいたします。
本当にありがとうございました。

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