hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

愛猫の死を受け止められません

回答数回答 1
有り難し有り難し 8

初めて相談させていただきます。
よろしくお願いいたします。
3年前に猫を保護しました。
とても愛らしい子で、家族みんながその子を可愛がり、とても癒やされていました。
途中リンパ腫などを経験しましたが、おかげさまで、寛解し、再発も一年以上ありませんでした。

昨年の暮れに食欲が落ち、病院に連れていったところ膵炎との診断
厄介ですよとことでしたが、一週間の注射で治療完了となり、安心していました。
しかしそれが油断だったようで、2ヶ月後、全く食べられなくなり、通院するもよくならず、紹介された病院では的外れな診察をされ、衰弱させてしまい、藁にもすがる思いでいった病院では衰弱してて元の原因がわからないまま、5日目に力尽きました。
亡くなったのは朝でしたが、この日の夜に一度家に戻る予定だった矢先でした。

なぜ早く、気づいてあげられなかったのか、病院の選択を誤ってしまったことや、家で最後を迎えさせてあげられなかったこと、見殺しにしたのではと、心が張り裂けそうです。

運命だった、寿命だよ、泣いていては、あの子が浮かばれないとも言われますが、毎日懺悔の気持ちでいっぱいです。

もっと幸せに過ごさせてあげたかった。
あの子にはたくさんの幸せをもらいました。

心穏やかにあの子の幸せを願えるように
なるには少しかかりそうですが、心構えや考え方をお教えいただけるとありがたいです。
よろしくお願いいたします。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その子と一緒に幸せに生きる

拝読させて頂きました。
心よりお悔やみ申し上げます。大切なその子が病にて亡くなってしまいあなたは心から悲しい思いをなさっておられるのですね、そして深く後悔なさっておられるのですね。あなたのそのお悲しみはとても深いかとは思いますが心よりお察しします。

その子が仏様に救われて心安らかになります様心からその子をご供養申し上げます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ

その子は必ず仏様がお導き下さり仏様のもと沢山の方々に迎えられて一切の苦しみや痛みからも救われて心から安心することでしょう、そして皆さんと一緒に心迷いなく清らかにご成仏なさっていかれるでしょう。

あなたもその子が心安らかになります様にと真心込めてご供養なさって下さいね。そして今あなたが抱えているその子への悲しみや後悔のお気持ちを素直にその子にお伝えなさって下さいね。あなたのその子への沢山の思いをそのまま素直にその子に心からお話なさって下さいね。

その子はきっとあなたの思いをそのまま受けとめて下さいます。そしてあなたに寄り添って下さいます、あなたを心からなぐさめて下さいます。

その子はあなたと奇跡的に出会い、あなたや家族の皆様とかけがえのない大切な時間を一緒に過ごし、毎日を皆様と幸せに生きたのではないでしょうか?皆様と一緒に病を乗り越えながら一生懸命にその生命を全うしていかれたのではないでしょうか?

その子はこれからもいつもあなたやご家族の皆様を優しく見守っていてくれます。いつもあなたに寄り添っていてくれます。

いつの日かあなたが天寿を全うなさる時にも必ずその子があたたかくお向かになって下さるでしょう。そしてあなたとその子は再会を喜び合うことでしょう、共に心安らかにご成仏なさるでしょう。

あなたがこれからもずっとその子とのご縁を大切になさり、皆様と一緒に心豊かに幸せに人生を生き抜いていかれます様にと心からその子に祈っています。

あなたがこれからもその子と一緒に幸せに生きるのです。

お返事有難うございます。そうですね、落ち着きましたらお参りなさって下さいね。共にその子に向かい心を込めてお祈りしましょう。きっとその子が私達を見守って下さいますからね。
あなたをお待ちしてますね。

{{count}}
有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答いただき、ありがとうございます。読ませていただきながら、涙が止まりませんでした。
家に帰りたかっただろうな、どんなに無念だったかと思うと、胸がおしつぶされそうでした。

いただいた回答を何度も読ませていただき、仏様の元にいかせていただき、苦しみから解放され、安心して過ごしていると思うと、有難い気持ちでいっぱいになります。そうなれるよう、あの子に話しかけたり、祈り続けながら共に過ごしていきたいと思います。
少し時間はかかるかと思いますが、忘れることなく生きていきたいと思います。
温かいお言葉をいただきありがとうございました。
コロナが落ち着きましてら、お寺の方にもお参りさせていただければと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ