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大学を辞めたいです

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

初めてこういった場で悩み相談をさせていただきます。
私は現在大学に通っている2回生(理系)です。
悩みを先に述べると大学を中退したいです。
1回生の時から学科で学んでいることに興味が湧かず、今学んでいる分野で将来働きたいとも思っておらず、ずっと中退することを考えてきました。1回生から2回生へはコロナ禍でのオンライン形式に助けられ、フル単で無事進級はできました。しかし2回生になって内容が専門的になっていき、より一層辞めたい気持ちが強くなりました。授業を理解しようと勉強しても分からず、中でも実験が1番辛いです。私の理解不足が原因なのですが実験中誤った操作をしたことを教授に怒鳴られてしまったことがあって、その時にやはり私が来るべき所ではなかったなと痛感しました。また3回生は今よりも専門的な内容を行い、授業数も増える為たとえ2回生を乗り越えることができたとしても、無事に卒業できる気が全くしません。両親や友人などに相談した結果とりあえず前期だけでも頑張ろうという形に落ち着いたのですが、毎週ある実験がどうしても嫌で頑張れる気がしないです。もちろん大学を卒業をした方が就職に優位であることや、中退することで逃げ癖がついてしまうといったご意見も承知しております。
しかし実験のことを考えるとつらくて何にも手がつけられず、ずっと泣いてしまいます。明日また実験があるのですが本当に本当に行きたくありません。周りの子みたいになんだかんが言いつつも頑張る、という事ができません。19歳にもなって情けなくてしょうがないです。以前姉も大学中退したので唯一大学へ通う私への両親からのプレッシャーも重く私の相談を受けてアドバイスはくれるものの、中退してガッカリさせてしまうのが本当に申し訳ないです…。
大学を中退したその後については、短期大学へ受験し自分が興味のある分野について学びたいと考えております。中退後から入試までの間受験勉強や資格試験の勉強などをして過ごそうと考えておりますがこの考えは甘いでしょうか?

長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。拙い文章で申し訳ないのですが、ぜひご回答をお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

真摯な気持ちを両親に伝える。

ご質問拝読いたしました。
結論から申し上げると、
嫌なものは嫌なので、
今のお気持ちをご両親さまに、
伝えてご了解を得て中退し、
別な道に転身されるのが、
よろしいかと思います。

愚僧も一旦理工系に進みました。
最初はまあ何となく、
しかし実験実習が進むにつれ、
これは苦痛以外のなにものでも
ないと感じました。
具体には、
工業化学科で、
化学の定性分析までは、
面白いと感じましたが、
定量分析に進む頃から、
自分の適当でいい加減な性分では、
ある特定の元素が何μg
含まれているのか?
これを詰めていくのは、
途方もなく苦痛であると、
感じだのです。
一応そこは 
ギリギリ卒業しましたが、
大学は、経営学を専攻し、
さらに医療系の国家資格を
得るために専門学校へ、
さらに、
福祉の資格を得るために、
大学の福祉学科に編入し、
さらに、
仏教の研鑽を進めるべく、
大学院で仏教を学びました。

好きなことは、
働きながら、何年かかろうとも、
やれますが、
嫌いなことは、
やはりやりたくありません。
相性というのが
あるように思います。

他はからみていても、
本当に苦痛なんだなと
言うことがヒシヒシと、
感じられます。

おやめなさい!無理は、

としか愚僧には、
申し上げられませんよ。

ご両親さまにしたところで、
あなたに望むのは、
幸せ であること、
この一点だと思います。

ご両親さまに、
今のお気持ちを、
真摯にお話しなさいませ。
必ずご理解いただける
筈です。

愚僧もあなたの幸せを
祈っております。

望めよ!
然らば道は開かれん!

どうかお幸せに
お過ごしください。

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有り難し
おきもち

浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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本当に学びたいものがあるのなら…

理系の大学に入ってみたものの、自分が本当に学びたいものと違っていることが分かって、悩んでいらっしゃるのですね。理系はどのような分野なのでしょうか。

私の話で恐縮ですが、私が大学で本当に進みたかったのは物理学でした。しかし、父親(先代の住職)の歳や病気等の関係で、結果として唯一文系で受験した仏教系の大学に進みました。そんな私からすると、理系の大学に入っていらっしゃるにしださんのことを少しうらやましく思います。

さて、話を戻しましょう。

今専攻していらっしゃる学科を学ぶことがそれほど苦痛であるならば、今一度ご両親にその思いを伝えてはいかがでしょうか。「私が本当に学びたいのはこの道!」と熱意を持って話してみてはいかがでしょうか。お姉さんが中退されていて、親をガッカリさせたくないお気持ちも分かる気がしますが、実験の講義が苦痛で毎回涙が出るほど辛いのであれば、心の病気にもなりかねません。

仰るように、とりあえず4年感何となく過ごして卒業をする道もあるとは思います。私の弟は、仏教系の短大に入りましたが、卒業後に自動車整備の専門学校に行って自動車会社の整備士になりました。今では40代半ばで支店長になってしまいました。自分の好きな道なればこそ、頑張れることも大いにあると思います。

ひとつ思いますのは、進みたい道が同じ理系で、もし今の大学にその専攻があるならば、3回生(年生)で試験を受けて専攻を変えることが出来たりしませんか?
文系の大学ではそんな制度があったのですが、理系だと無いのでしょうか?
この事について、ゼミの先生には相談して見られましたか?

経済的な負担を親に掛ける部分もあるのでしょうが、本当ににしださんが進みたい道があるならば、その道に進むことが結果として親孝行になるのではないかと私は思います。

とにかく、自分の気持ちをゆっくりと見つめて、ご自分で結論を出して下さい。私も今年から大学生になった子供がいますが、我が子が悩みに悩んで出した結論ならば、それを応援したいと思っています。

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有り難し
おきもち

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