言ってはいけない言葉を発するのをやめたい
はじめまして。
どうぞよろしくお願い致します。
私は相手が傷つくような酷い言葉を平気で言ってしまいます。
いつも頭の中に沢山の言葉がぐるぐる出てきて整理が出来ません。
相手の話を遮ってまで自分の話をしてしまいます。
私は口下手で人見知りな性格です。
始めのうちは緊張してあまり話が出来ません。
しかし、仲良くなると沢山話しないといけないと思い、緊張が解けたこともあって、頭の中に浮かんだことをそのまま口にしてしまい、言ってはいけない言葉を発してしまいます。
その言葉のせいでたくさんの人を傷つけて嫌われて避けられてきました。
一年前にずっと仲良かった人に避けられていることがわかりました。
その日から苦しくて、こんな私は死んだ方がいいと思ったり、相手を憎む気持ちが強くなり、そんな自分がますます嫌になって自己嫌悪になっています。
10年前に子どもの習い事での人間関係で苦しく辛い事がたくさんありました。
その時にうつ病になってしまい一人になると泣いてばかりいました。
昨年末に紹介で、仕事を始めました。
そこは皆さん優しくて楽しい職場です。
でも、こんな私がここにいていいのか悩んでしまい、笑顔がなくなってきている気がします。
紹介してくれた人の事もあり頑張りたいのに。
最近、四年ぐらい仲良くしている人に『年をとっても仲良くしたい』とLINEで言われました。
嬉しいというよりも、またこの人を傷つけて嫌われていくんだろうなと思うと悲しくなって涙が止まりませんでした。
また友達がいなくなってしまうと。
若い頃は酷いものでした。
たくさんの人を傷つけてきました。
最近はまたあの時(うつ病)の時のような症状になっています。
一年前のことをずっと考えてばかりいます。
仕事中にも思い出すようになってしまい、醜い顔をしていると思います。
これから、どうすれば相手を傷つける不用意な言葉を発するのを我慢出来るようになるのでしょうか。
筋違いな相手を恨んで憎む気持ちを失くすことが出来るのでしょうか。
こんな年齢になっても人間関係が上手くいかないなんて情けない気持ちで一杯ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
善き考え、善き言葉、善き行いのもとで
拝読させて頂きました。
あなたが言ってはいけないことを言ってしまい大変お悩みになっておられることを読ませて頂きました。あなたのお気持ちとてもよくわかります。そうですね、仲良くなって打ち解けてくるとつい本音が出てしまうことはありますね、親しくなったからいろんなことを話したくなってしまうのも致し方ないとは思います。
とはいえ親しき中にも礼儀あり、です。
人は傷つきやすいものです、それはあなたもそうでしょうし周りの人達もそうです。同じ人間ですから嫌なことを言われたり、気にしていることを言われたり、悪いことを言われれば本当に辛い思いをします。そして言った人のことを怒ったり憎んだり恨んだりするものです。誰でもそうです。
ですから親しくなっっていろいろ話したい、話さないとと思っても一息ついてみて思いついたことを一気に話すのではなくてあなたの頭の中で反復してみましょう。あなたが言おうと思ったことを自分が言われたらどう思うか、その人があなたに言われたらその人はどう感じるだろうかをもう一度ゆっくりと考えてみるくせをつけてみましょう。
周りの人のことを思いやる気持ちがあればあなたは考えずに言葉を発することは少なくなっていくでしょう。その人のことをあなたが大切だと思うならば、これからもずっとお付き合いしていきたいと本当におもっているのならば、言いたいことは一度思い返してみてからその人が傷つかないか、その人にも自分にもマイナスになる言葉ではないかを考えてみましょう。恐らく軽はずみに行ってしまう言葉は大体悪い言葉でしょう、できればその悪い言葉は悪い考えに基づいて出てくる言葉です。ですからできればあなたの思考回路も悪いことを考えることも止めていきましょう、できるだけ善いことを・前向きなことを・人を褒めることを・人の為になることを考えるよう心掛けていきましょうね。
あなたが善き考えに基づいて善き言葉を使い、人に対しても思いやりや親切な姿勢でお付き合いなさり、人とも善き行いをなさりながら、皆様と一緒に仲良く幸せに生きていかれます様にと心から祈っています。
有難うございます。ぜひ「七仏通誡偈」を知って下さい。
諸悪莫作(しょあくまくさ)衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)自浄其意(じじょうごい)是諸仏教(ぜしょぶっきょう)
意味は「悪い事せずに善い事を進んでしましょう、心を清める事、それが仏の教えです。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azumaさま
早速お返事を頂き本当にありがとうございます。
何度も何度も読ませて頂きました。
私のために言葉を下さり、有り難くて 嬉しくて涙が止まりませんでした。
親しき中にも礼儀あり、こんな大切なことを忘れて過ごしていました。
親しくなると、相手を大切に思う気持ちを失くしていた気がします。
きっと許されるだろうと軽く考えていたように思います。
親しい人も親しくない人もどちらも同じで、思いやる心を忘れてはいけなかったのに。
たくさんの善い言葉を教えて頂き、心から感謝の気持ちしかありません。
これから、2度と他人への思いやる心を忘れず、言葉を発する時はよく考えてから、そして相手の気持ちになってよく考えてから話すように致します。
おっしゃるように、悪い思考回路はその通りです。
今後は『善いことを・前向きなことを・人を褒めることを・人の為になること』を考えるように努力致します。
そして、思いやりや親切な姿勢で付き合い、人とも善き行いを心がけるように生きていきたいと思います。
これから、毎日頂いた言葉を読んでから1日を始めて忘れないように過ごしていきます。
本当にありがとうございました。