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赤ちゃん戒名

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有り難し有り難し 10

6年前に娘を亡くしました。
その際に夫の父親のお付き合いのある、お寺の住職に、義父から依頼して戒名をつけて頂きました。
その戒名には水子と記載されていました。
私と夫は、水子は生まれてくるができない赤ちゃんにつける戒名では?と思い 
義父が依頼する際に、生後27日を間違えて伝えてしまったかなと思い、夫から直接住職に確認したところ、間違いではないと言われました。
その戒名で位牌とお墓に戒名をいれました。
先日、娘の七回忌を別のお寺で行った時に、そこの住職から「水子は流産や死産の赤ちゃんに、つける戒名ですよ」と言われました。
私は娘が亡くなってから毎日、その戒名を唱えていたので、混乱しています。
本当は嬰女とつけるべきでしょうか?
どうしたら良いのでしょうか
お寺は日蓮宗です。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

間違いではありません

こんにちは。

 Wikipediaによりますと、「水子」とは「生まれてあまり日のたたない子、あかごのこと。また、胎児、特に流産または人工妊娠中絶により死亡した胎児のことを指す。」とあります。つまり、流産や死産の赤ちゃんの事でもあり、また生後まもない赤ちゃんの事でもある、ということです。お戒名を付けるにあたり生後何日までを「水子」とするかについての基準は曖昧ですので、各寺院の判断によるものになると思います。夫さんがお寺さんに直接確認し、間違いないとの事でしたので、そのお寺では、生後27日は「水子」と付ける日数の範囲内だったのでしょう。
 一般的に、お戒名をいただくお寺さんと、お年忌をするお寺さんは同じなのでこのような混乱はおきませんが、今回は違うお寺さんだったとの事で、それぞれの寺の考え方の差異があなたの混乱を招いたという事です。大丈夫です。決して間違いではありません。
 亡くなった時につけていただいた戒名をいままで拝んできたのですから、これからもそのお戒名を大切にすると良いと思います。

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・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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