出勤しようとすると涙が出る
前職(事務職)で、勤務時間以上の仕事を押し付けられ、「やらなくちゃ」がたまった結果、制服を着ようとするだけで涙が出て、出勤できなくなって退職しました。
(2年6ヶ月勤務)
今の職場(同じ事務職)では、頑張りすぎた前職のようにならないようにと気を付け、「合わない」「なんか変」といった職場の小さな違和感を感じながらも、「そのうち慣れるだろう」といった気持ちで過ごしていました。
陰口を言われても、同じ土俵に乗らない、受け入れない、で1年ほど過ごしました。
すると、あまりにも私が受け入れないので、今度は心の壁を破って悪意をぶつけてきました。
あまりにも強いものだったので、思わずくらって傷ついてしまい、その強い印象から、職場に行こうとすると手が震えたり、涙が出たり、首がしまるような感覚があり、現在体調不良で休んでいますが、もう出勤できないと思います。
(2年8ヶ月勤務中)
同じような身体の症状で続けて2社も退職することになり、このままでは、会社が変わっても自分が同じままだと、次の会社でもまた同じ症状が出てきてしまうのでは、と悩んでいます。
軸を作ること(自分で決めること、悪意・支配等を受け入れないこと)を意識しているのですが、重箱の隅をつつくように、できていないところや相手にとってのミス(私はミスとは感じていないような小さなもの)をいつまでもぶつけてきます。
相手の領域には入らないように気を付けたり、心の距離感を見直したりと、自分にできることはもがきながらも積み上げているのですが、相手はそんなことお構いなしに、土足で私の領域を踏み荒らします。
仕事の内容は楽しいので、辞めたいとは思っていなかったのですが、身体に症状が出たので、強制終了です。
こうなる前に、もっと早くに辞めたらよかったのか、そもそも周りの人が私にすごく執着しているな、と感じています。
自分の領域を守りながら、悪意をぶつけられずに長く働くには、どうしたらいいのでしょうか。
教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
安心感・安全感を獲得できますように。
白ゆき 様 相談ありがとうございます。
まず、出社しようとすると何か症状がでるのは、自律神経が上手く調整されない場合が多いですね。それはやはりストレスが原因かと思います。ハラスメントもそうですし、自分で「~しなければならない」とプレッシャーをかけすぎるのも原因です。また、他人からの言動に敏感になりストレスになる場合もありますね。
でも、全て白ゆきさんのせいではありませんね。あなたに責任はないのです。
というのも、一度ハラスメントからくるトラウマ的な体験をしてしまうと、脳がスイッチを即座に入れるんです。ストレスやプレッシャー警戒反応を。この警戒反応が自律神経を整えるのを難しくしています。
ですので、仕事に行けないのは、白ゆきさんのせいではないのです。
では、脳の警戒反応のスイッチを入れにくくして、自律神経を整えていくにはどうしたらいいかというと、まずは、心を落ち着ける練習です。
座禅とか瞑想とかをして、心を落ち着け、感情に安心・安全・安静を獲得していくことが良い方法になります。
心を鎮静にすると、安心感、安全感が優勢になりますから、警戒反応スイッチが入りにくくなっていきます。練習すればするほど、他人からの言動からくる苦痛に反応しなくなっていきます。受け流すことが出来るようになるという状態になるということです。
さらに、瞑想などで心を鎮静にすることを習慣化していけば、自分に思いやりや優しさを向けられるようになり、自分の軸を自然と感じられるようになるでしょう。当然、お子様にもこれまで以上に愛情を向けられるようになり、安心していられることが増えると思います。
心を落ち着けること、安心感・安全感を獲得すること、試みてください。一礼