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食前・食後の 言葉

回答数回答 2
有り難し有り難し 25

ずいぶんと久しぶりに、こちらに伺いました。
あれからもう、二年半以上が経ったのかと、感慨深く。

現在は、実家からさほど離れてはいませんが、独り暮らしを始め、コンビニのアルバイトと、国からの障害年金・福祉ヘルパーさんたちに支えて頂きながら、自立生活・リハビリに努めています。
家族間の溝は、どうしても多少なりとて残ってはしまっていますが…

最近になって、父の世代の下に当たる 現在宗派を率いる世代 の方たちと、父経由ではない形でお話しをする機会を得ました。

今後の私のライフワークとなっていくだろう〝ヘルプマーク〟などについて興味を持って頂いて。

ちょっとずつ…
父とは違う形で、宗派 その他に関わっていくかもしれません。

本当は、〝つぶやき〟に書くべき徒然ではありますが。

字数制限に合いませんでしたので、こちらに書かせて頂きました。

【質問】
皆さまの宗派の、
 ・食前の言葉
 ・食後の言葉
など、宜しかったらお教えください。

各宗派・地域によって、瑣末に違ってくるだろう。
そして現在は、わりと廃れてきているのかな…

という、この言葉を、少しでも残しておきたいと思いました。

ちなみにうちでは

「一粒一滴 皆 御恩。
不足を言ってはもったいない。
感謝で美味しく頂きましょう。
いただきます」

「今、尊い食を終わりて。
心豊かに、力 身に満つる。
この心身をもって、己が技に励みましょう。
ごちそうさまでした」

だったかな。

伝えていきたい言葉だと思います。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

五観の偈

曹洞宗です。お坊さん用のはもっと長いですが、
一般には食前に下記の偈文(五観の偈)を唱えます。

一(ひとつ)には、功(こう)の多少(たしょう)を計(はか)り、彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二(ふたつ)には、己(おのれ)が徳行(とくぎょう)の全欠(ぜんけつ)を忖(はか)って供(く)に応(おう)ず。
三(みつ)には、心(しん)を防(ふせ)ぎ過(とが)を離(はな)るることは、貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四(よつ)には、正(まさ)に良薬(りょうやく)を事(こと)とするは、形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為(ため)なり。
五(いつつ)には、成道(じょうどう)の為(ため)の故(ゆえ)に、今(いま)この食(じき)を受うく。

意味
一つ、この食事ができあがるまでに、どれだけ多くの縁の支えがあったか、どれだけ多くの人々の苦労があったか、想いをめぐらします。
二つ、自分は食事をいただくだけの徳行をしたのか、行いを振り返ってからいただきます。
三つ、心を正しく保ち、危うい心から離れるため、もっと食べたいといった貪りの心などは起こしません。
四つ、食事とは良き薬のようなものであり、身心を健全な状態に保つためにいただくことを忘れません。
五つ、仏道を歩み続けていくために、今からこの食事をいただきます。

食後は普回向
「願(ねが)わくは此(こ)の功徳(くどく)を以(もっ)て普(あまね)く一切(いっさい)に及(およ)ぼし、我等(われら)と衆生(しゅじょう)と皆共(みなとも)に仏道(ぶつどう)を成(じょう)ぜんことを」
または後唄偈
「処世界如虚空。如蓮華不着水。心清淨超於彼。稽首礼無上尊。」
(ししかいじきくん じれんかふじゃしい ししんじんちょういひ きしゅりんぶじょうそん)
を唱えます。

これらの偈文からも曹洞宗の開祖道元禅師の「食事も修行なのだ」という考えが、しっかりと出ていると感じます。

 尚、質問からはずれますが、私の地元、静岡では「ごちそうさま」の代わりに「いただきました」と言います。小学校の給食のあとにもみんなで「いただきました」と言っていた記憶があります。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

真宗大谷派(浄土宗・東本願寺)

【食前のことば】
み光(ひかり)のもと
われ今(いま)幸(さいわ)いに
この浄(きよ)き食(しょく)をうく
いただきます

【食後のことば】
われ今(いま)
この浄(きよ)き食(しょく)を終(お)わりて
心(こころ)豊(ゆた)かに力(ちから)身(み)に満(み)つ
ごちそうさま

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有り難し
おきもち

 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

質問者からのお礼

>> 和田隆恩 さん
ありがとうございました。
やっぱり、同じ真宗十派(もう十一になりましたか?)だけあって、似ているように思います。
今でも、周囲の方へ,伝えていっていたりはするのでしょうか?

>> 光禪 さん
御礼の言葉が遅くなってしまいました。
丁寧な御説明、ありがとうございます。
地域の文言も、興味深いです。

地域・宗派の垣根を越えて。
もっともっと、身近に在る と良いなと思います。

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