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婚約破棄から立ち直れなくて辛いです

回答数回答 2
有り難し有り難し 42

自分や人を信じることが怖くなり生きづらくなりました。

結婚の挨拶の後、母に家や子供の名前について決めてもらおうと言われました。

私はいろいろと不安になり、2人で決めたいと正直に言いました。
結婚する相手で、話せばわかってくれる、私を大事にしてくれると信じていました。
そのうち、彼は彼母が、「私には素直にお母さんの言うことを聞いて受け止めてほしいといっている」と伝えてくるようになりました。

彼が好きでしたので、彼母を大切にしたく、肩もみをしたり、母が実践している掃除の仕方を真似したりしましたが、それも無理に真似しないでほしいといわれ拒絶されました。

そのうち、私の親がたくさん手伝ってくれて、顔合わせの日取りや会場が決まっていましたが、
顔合わせの会場の足並みが揃っていないので延期したい、あと一年付き合わないとわからなくなった
と突然言い出しました。

私を守ってくれたり、親に謝りもせず、はなから謝りに行くつもりもなかった、私の親が嫌いだといわれお別れしました。

親は結婚を楽しみにし、挨拶のときも喜んで泣いてくれ、準備もたくさんしてくれていたのに、私の親が勝手に張り切ってやっていただけ、と冷たく言われました。

別れた日、子供ができていたら絶対下ろしてほしい、早くおろせば大丈夫と、追い討ちをかけるように辛いことを言われました。
彼の母に「息子と別の道をいってもらってよかった、このままなら大変なことがおきていました。あなたは私のことを見定めていた。」と言われ、深く傷つきました。

私は彼とお付き合いし、彼や彼の母のことを大事にしてきたつもりでした。
しかし、結局最後捨てられる形となってしまったのです。

自分の親に本当に申し訳ないです。
泣いて喜んだ父が、結婚を反対することとなり、私のせいで親を傷つけた後悔もあります。
恋愛するのも自分や人を信じるのも怖く、また自分の元の生活もできなくなりました。
悔しみと悲しみをどう乗り越え、未練を捨てられるかどうかアドバイスお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが反省すべきは何もない

こんにちは。

大変辛い思いをされましたね。
ご心中をお察します。

「恋愛するのも自分や人を信じるのも怖く」というお気持ちになるのも無理はありません。あなたは、一生懸命努力したのだと思います。「彼母を大切にしたく、肩もみをしたり、母が実践している掃除の仕方を真似したりしました」というのは、素晴らしいです。

しかし、これを後悔する必要はないでしょう。
次に結婚のご縁があったとしたら、ぜひ同じようにするべきだと思います。

あなたの方向性自体は間違っていなかった。
むしろ、間違っていたのは主に彼氏さんだと思います。

時系列が文章の順番通りだと仮定します。
あなたは、いずれ授かるであろう子どもの名付けを「2人で決めたいと正直に言」った。しかし、彼氏さんはお母さんに「決めてもらおう」(しかも「家」も含めて)という意向であった。

あなたは、「話せばわかってくれる」、あなたを優先してくれると「信じて」いた。しかし、ここが一番良くないポイントですが、恐らく彼はあなたと整理して結論を出す前にお母さんにあなたの意向をそのまま伝えたのでしょう。すると彼氏さんを通してあなたには「素直にお母さんの言うことを聞いて受け止めてほしい」といってきた。

ここで、彼氏さんは名付けは自分たち夫婦で決める、そしてその二人の決断をお母さんに事後承諾で伝えるべきでした。そこには彼の息子である彼氏さんの明確な意志がありますから、お母さんも反論できなかったでしょう。あるいは、名前はお母さんに、家は私達で決めようという折衷案もあったはずです。

一番良くないと言ったのは、この点です。
自分の意志を明確にしないまま、母親と嫁の間でメッセンジャーになるだけ、これが問題をややこしくします。しかも、かれはあなたの意向をそのままお母さんに流し、お母さんと一緒になってあなたを遠巻きに見るようになった。これは、嫁姑問題で一番やってはいけないことです。

彼は親離れしていなかった。
母親も子離れしていなかった。
そして、彼氏さんのやり方がまずかった。

これが現実であり、あなたが反省すべきは何もないと言っても過言ではありません。強いて、今後の教訓とすべきを挙げるなら、それは結婚前の段階で相手の母子密着度を見極めるいい勉強になったということでしょう。

あなたは、今まで通りのあなたで日常を、ご縁を求めて下さい。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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親は、ただ子供の幸せを願っています

質問読ませていただきました。

親離れできない夫や彼氏、子離れできない親、最近そんな相談をよく聞くようになりました。
これも少子化で、親が子供を過保護に育てすぎる事例が増えたからでしょうか。
それに巻き込まれて深く傷つかれたこと、心中お察しいたします。

私の基本的な考えや思いは、釋師が既にご回答されているものと同じです。
ですので、少し付け加えという形でお答えさせていただきます。

みるくもちさんは、親御さんに申し訳ない・・・という気持ちも強く持たれているようです。
結婚を泣いて喜んでくれたり、準備をたくさん手伝ってくれる親御さんですので、きっとみるくもちさんのことを深く愛してくださっているのでしょう。

そのような親御さんの望むことは「自分の子供が幸せになってほしい。さらにはその幸せが末永く続いてほしい」ということに尽きます。たとえ一度は認めて婚約していたとしても、いろいろな面が見えて「娘の結婚相手として不足だ!」と思えばその時点で反対するでしょう。

それは傷ついたり失望した末の行動ではありません。「こいつには大切な娘を任せておけない」という愛情故の行動なのです。
ですから、そんな彼氏と別れることができた現在の親御さんの気持ちは「そんな人と結婚しなくてよかった。もっと娘のことを大切にしてくれる人が必ずいるはずだ」という安堵の気持ちの方が圧倒的に強いことでしょう。

ですから、親御さんに申し訳ないと思わなくてもいいのです。むしろ、みるくもちさんが「次こそは私を大切にしてくれる人を見つけるから、その時を楽しみにしててね」と前向きな気持ちでいることの方が、親にとってはうれしいことでしょう。

また今回のことを教訓として次のステップを踏み出せれば、悔しさや悲しさも少しずつ薄らいでくるはずです。
「古い恋の傷を癒やすのは新しい恋だ」なんで言葉もあります。恐れずに、より慎重に進んでいってください。
大丈夫、しっかりと親から自立しつつも、親を大切にしている優しい男性は結構いますよ。

今回のことを恐れて何もできなくなるなら、それこそ親御さんは悲しむでしょうし、自分の人生にとっても何一つプラスになりません。
歩み出すほんの少しの勇気を持ってください。

何か少しでも参考にしてみてくださいね。

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京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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質問者からのお礼

私は反省すべきは何もないと、言ってくださり、心が軽くなりました。
ありがとうございました。

回答ありがとうございます。
親は安心している、という内容に涙がでました。
私は私なりに彼を大切にしました。
ですので、裏切られた、腹が立つというマイナスの感情が消えず毎日辛いです。
言われた言葉、されたこと、全て辛くて悲しかった。
元の自分に戻りたいです。
時が解決することを祈ります。

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