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同期の愚痴を先輩に聞かれました

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職場から自宅へ帰る途中に同じ部署の先輩がすぐ後ろを歩いていることに気付かず、同じ部署の同期の愚痴を他の部署の同期に話していました。
かなり大きな声で話していましたが雨も降っていたのでところどころしか先輩には聞こえてはいないと思いますが、くだらない愚痴を漏らしさらに先輩に聞かれてしまったことへとても罪悪感でいっぱいです。
このような時はどうやって気持ちを整え、今後の行動を改めていったらいいのでしょうか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「愚痴」は、よく周りを確認してから

こんにちは。

「どうやって気持ちを整え、今後の行動を改めていったらいい」というお尋ねです。

「今後」は、古くからのことわざを改めて肝に銘じることでしょう。
・口は災いの元
・壁に耳あり障子に目あり

「どうやって気持ちを整え」ということについては、問題の整理と自省です。

あなたは、「同じ部署の同期の愚痴を他の部署の同期」に話していたのですよね。「同じ部署の先輩」の「愚痴」ではないのでしょう。つまり、その「先輩」に直接の悪口を言ったのではない訳です。もし、これが「先輩」への直接の悪口であるならば、当然仕事にも影響するでしょうし、相手を傷つけたという行為への「罪悪感」を感じる。これならば「罪悪感」という表現は宜なるかな、です。

しかし、あなたは「くだらない愚痴を漏らしさらに先輩に聞かれてしまったことへとても罪悪感でいっぱい」と書いています。これは、「くだらない愚痴」をこぼすような人間だと思われた、人格的な面でそのような人間なのだと「先輩」に思われたことへのバツの悪さがあるのでしょう。これは「罪悪感」とは言いません。崩れたイメージが伝わったことについての恥ずかしさ、羞恥心というべきでしょう。

ただ、言ってしまったことは元に戻らないし、伝わってしまったものは仕方がありません。今度から「愚痴」は、よく周りを確認してから言うようにしよう、その教訓とするべきだと思います。

人間「愚痴」りたくなる気持ちもあります。それ自体を一概に否定することはありません。ただ、上手く逃さないと、要らぬ負担を増やすのでそれだけは気をつける、という整理と内省をすべきかと。

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浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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