介護士ですが、仕事が辛いです。
お世話になります。よろしくお願いします。
私は現在、派遣の介護士として働いているのですが、仕事が辛いです。
このような時代において、派遣という立場にありながら、安定して仕事にありつけることは大変ありがたいことだとは思っています。
ただ、認知症の強い利用者さんとの関わりの中で、相手が怒り出してしまって暴力をふるわれたり、「ろくでなし」「このバカ女、あの世に送ってやる」等と言われたりすることも多く、精神的に参っています。
(※1人の人ではなく、複数の人たちからかわるがわる暴言があります。)
会話のしかたを工夫したり、こういった症状を(必要な範囲の)向精神薬でコントロールしてもらったりもしていますが、それでもちょっとした言葉の使い方などで利用者さんに憤慨されることがあります。
「相手は認知症があるから」「私は今仕事中なんだから」と頭の中で冷静でいるよう自分に言い聞かせてはいるものの、
利用者さんから受けたこれまでの暴力と暴言が積もり積もって、色々と決壊しそうです。
最近は嫌なことを言われて悲しいというよりも、暴力や暴言に対して苛立ちすら覚えます。
「あの世に送ってやる!」と言ってくる利用者さんに対して、心の中で「自分が行けよ。」とやり返す時もあります。
ストレス解消のために室内でできる運動などしていますが、発散できているストレスの量より、新たに蓄積されるストレスの方が多いように感じています。
どうしたら、安定した気持ちで仕事に取り組むことができるのでしょうか。
あるいは、私自身がこの仕事に向いていないのでしょうか。
文章がうまくまとまらず、ただの愚痴のようになってしまってすみません。
良い立ち回りや考え方を教えていただけたら幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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真摯に取り組むあなたを応援します
こんにちは。
「認知症の強い利用者さんとの関わり」は、お仕事とは言え大変でしょう。日々、心を痛めながら、また奮い立たせながらお勤めのことと思います。お疲れさまです。
私も、一時期介護職として特養に勤めていましたので、お気持ちの一端は分かるかと思います。私が、特に理不尽だなと感じた方はいました。下半身が不自由で、車椅子の男性でした。普段は割と陽気な感じなのですが、お風呂が大嫌いでした。そして、おむつを良しとしなかったので、失禁することが少なからずありました。
冬場はまだいいのですが、夏場はいけません。
しかも、疥癬が施設内で流行りだしました。
そこで、その入所者の男性の健康維持、そして風呂に入らないことによる匂いの問題などの解決のため、少ない男性職員たる私がしばしばお風呂を入るようにお願いしに行きなさい、と言われていました。何故かというと、暴力を振るうからです。
口で何度もお願いするのですが、全く埒が明きません。
そこで、申し訳ないといいながら、多少強引に車椅子のままお連れせざるを得なくなります。その時、罵声を浴びせられ、決まって杖の硬い部分で何度も叩かれました。下半身不随とは言え、上半身は元気な方だったのでかなり痛かった記憶があります。その度に嫌で仕方なかったです。
それは、とても理不尽なことでした。
ご本人のためとは言え、毎回、文句を言われ叩かれるということは。
ただ、今から振りかえってみると、ご本人にとって体が不自由なことからくるやるかたない悲しみや、集団生活をせざるを得ない鬱憤などもあったと思います。ご本人なりの苦しさがあったであろう、と今は思えます。
当時は、あまりに正面からその罵声を引き受けすぎていた、とも思います。
あなたも、相当なことを言われているようです。
「認知症」とはいえご本人なりの悲しみ苦しみがあるのでしょう。
苦しみの渦中にいいると、自分を客観的に見れず、相手の言葉を正面から受け止めすぎて煩悶してしまいます。しかし、そんなときは言葉を言葉として受け止めない必要性もあると思います。
その言葉は本意ではないかもしれない。
病のなせる業かもしれない。
その言葉は見当外れかもしれない。
受け止める必要がない言葉かもしれない。
受け止めきれないことは、受け止めることをお休みするのです。
真摯に取り組むあなたを応援します。
質問者からのお礼
早々にメッセージをくださって、ありがとうございます。
嬉しくて何度も読み返しました。
おっしゃる通り、今の私は一歩引いてものごとを見るということができなくなっていたと思います。
相手の立場や心身の辛さについても、わかっているつもりであまり配慮できていなかったかもしれません。
自分一人では気づけなかった視点でした。
ありがとうございます。
介護業界を知っている方のお話ということもあり、とてもわかりやすかったです。
「受け止めることをお休みする」を取り入れながら、また今日から頑張ってみます。