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嘘をつく人への対処

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有り難し有り難し 13

会社のパートの女性(40代)がよく嘘をつく事にストレスを感じています。

具体的には、自分のミスを他人のせいにしたり、言われてもない事を言われたと主張したり、仕事の遅さを他人や道具のせいにしたり…と、周りを巻き込む様な事をするので大変迷惑な状態です。

注意すると、言い訳をしてからすぐに謝るのですが、反省して謝っているのではなく、注意されている状況からすぐ逃れたくて謝っているというのが傍目からもわかるくらい謝罪に感情がありません。

今の時代、あまり言うとパワハラとなってしまいますし、上司も同じ理由で強く言えずにいる状態で、部署の人数もギリギリなので解雇も簡単には出来ません。

それをわかってやっているので凄くタチが悪く、そういう浅ましい考え方自体に私はストレスを感じてしまいます。

同じ部署なので放置も出来ませんし、人事はなぜこんな人を採用したのか?と疑問を抱いてしまいます。

こういう人への対処法や、ストレスを溜めない方法はあるのでしょうか?
プライベートもストレスの溜まる事があるので、何かお知恵を授けて頂ければと思います。
よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

その人は絶対に変わらない、と諦める

その年齢になってそんな人ならば、その人は絶対に変わりません。表題の諦めるは普通の諦めると違い、明らかにする、明らかに覚るみたいな意味の仏教語です。

たとえばウチは猫を飼っていますが、どんなに忙しくても猫の手は借りられません。それは明らかですよね。猫の手は借りられないと明らかに見るのが諦めるということです。どこかでそのオバサンが変わってくれるのではないかと期待しているからストレスを感じるわけです。絶対に変わらないと思えばストレスはかなり減ります。

あなたの上司の強い手段に訴える気がないなら、あなたが悩む必要はありません。あなたが責任を問われることもないでしょうから、人間ではなく「猫がいる」と思い放置して構いません。いないとか、その人とトラブルになるのも給料のうちとか思えば気が楽になるでしょう。

実は私が上記のように考えるようになったのは、私ども夫婦の紹介者兼仲人夫婦の悪辣さによるものです。この夫婦は私たちに、嘘、カネをよこせ、俺たちは他人だ責任は取らない以外の言葉を発したことは絶無です。私は彼らに憤慨し、家内は「諦めて」いた時期もありますが、オバサン(つまり仲人の妻の方でお寺の奥さん)が家内と同じ滋賀県立八幡高校卒業なのに、他の高校を出たと嘘をついていたのに家内も怒り、それ以後、また違った意味で諦めたようです。そして、それ以後、高校時代の楽しいはずの思い出を語らなくなりました。

同じ高校の通学圏に住む地理的に近い同じ宗派のお寺の夫婦同士ですから、人間関係もたっぷり重複していて、オバサンの嘘なんてすぐバレるわけです。でも、私たち夫婦のプライバシーなんて一顧だにしないくせに、自分の領域にはすぐバレる嘘をついても一歩も入れさせたくない。これは完全には理解できない感覚です。

このようなことから、私は嘘をつく人間のその本性を変えることは不可能だと思うようになりました。

あなたの悩みのタネのオバサンに辞めてもらうようにするのは会社や上司の役割です。あなたはその絶対に改心しないオバサンのために苦しむ立場にありません。ご自身の身を守ることだけ考えてください。

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有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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質問者からのお礼

ご丁寧な回答ありがとうございます。
私自身、そのオバサンには必要最低限しか接しないようにしていたのですが、最近は目に余る程になってきたので、直接注意するようにしていました。
時々、私に言われたと事実無根の内容で噛みつかれる事もあったりで、身に降る火の粉を払わなければならないというのもストレスになっています。

ああいう人間に対しては何も期待などしていないと自分自身は思っていたのですが、ストレスを感じるという事は期待してしまっているのでしょうか?

私自身は身に降る火の粉を払わなければいけない事自体が煩わしいのですが…。
「そういう事をするな」と期待してしまっているのでしょうね。

気にしない境地にたどり着く事はまだまだ難しそうです…。

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