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自死してしまった娘に会いたい

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亡くなった娘は3年前ほど前から摂食障害、うつ病になり苦しんでいました。

最近は彼氏もでき笑顔もふえ良くなってきているとばかり思っていました。
精神科の先生も良くなってきていると思っていました。

でも違いました、学校、バイト色々な事が辛くその話で私とケンカした後に自死してしまいました。
ケンカさえしなければ全部後悔しかありません。

最近の私は仕事、自分の病気で疲れたばかり言っていました。
娘の事をしっかり見れてなかった。
後悔ばかりです。
娘に会いに逝きたい。

私には亡くなってしまった娘の兄妹がいます。
この子達を置いては逝けないと思いつつ逝きたい気持ちでいっぱいになってしまいます。

娘に会いに逝って謝りたいです。

2021年8月12日 13:47

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

喧嘩できる仲だったからここまで生きてもらえた

お子さんが自死なさっただけでも消えてしまいたいほどお辛いのに、まして喧嘩の直後に亡くなったのですから、ご自身を責めてしまわれるのは無理からぬことです。本当にお辛いですね。私があなたの立場なら同じく自分をすごく責めます。

ただ、じゃぁ、喧嘩しなきゃよかったのか、というとそれも違うと思うんです。日本の臨床心理界(カウンセラーさんたち)のトップだった河合速雄さんに対して、NHKのアナウンサーさんが、カウンセリングの手法を親子関係に取り入れた方がよいか、と尋ねたことがあります。

すると、河合さんは、いや、それは違う。親子関係というのはむき出しの、感情をぶつけ合うものです。「コラッ、勉強せんか!」と怒鳴りつけるような、人間と人間のぶつかり合いなんです。そこにカウンセリングを持ち込むのはよくない。上記のようにおっしゃいました。

あなたは、お子さんに気を遣いながらも、人間と人間との嘘偽りない関係を築いておいでになったんです。だから喧嘩できたわけです。つまり正常でよい親子関係をお作りになっていたんです。喧嘩できるということは、相手との関係が成立しているからで、言い方をかえると喧嘩もしないような人間関係はすでに崩壊してしまっているということです。私は、実は、家内と喧嘩しなくなっていますから、本当にそう思ってこの文章を書いています。

お子さんにはお子さんの世界がおありになった。お子さんのお悩みや苦しみは親としてのあなたの守備範囲をこえており、あなたがどんなによい親であったとしても、そのすべてを解消してあげることなんて不可能だったでしょう。誰にとっても生きにくい時代なんですから、あなたも私も自分が生きることに凄くエネルギーを使っている。そのうえで子供を育てなきゃならないのですから、絵に描いたような理想の家庭なんて作れない。お子さんが自死されるほど苦しまれれたのは、こんなこと言ってはいけないかもしれないけど、当然ともいえる社会状況だといえます。

したがいまして、表題に申しました通り、喧嘩できるほど深い親子関係をあなたが築いておられたからこそ、ここまで生きて下さったということが言えるのではないでしょうか。本音とホンネをぶつけ合うことができる、遠慮せずに感情をぶつけ合えるよい親子関係がお子さんを生かしてきたといえないでしょうか。後悔はなさっても間違っていたとは言えないと思います。

2021年8月12日 15:08
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有り難し
おきもち

私はお坊さんといっても、ひと様に何か答えらしいものを提示できるような立派な...
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娘さんはいつも見守っています

拝読させて頂きました。
大切な娘さんが突然お亡くなりになりあなたは深く悲しんでおられることでしょう、そして娘さんへの様々な思いがつのり深く後悔なさっておられることでしょう。あなたのその悲しみや後悔の深さははかり知れませんけれども心よりあなたのお気持ちをお察しします。

娘さんが必ず一切の迷いや苦しみからも救われて心安らかになります様切にお祈りします。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
娘さんは速やかに仏様に導かれて一切の迷いや苦しみからも解放されて心から安らかになります。娘さんは先に往かれた親しい方々やご先祖様方があたたかく迎えて下さいます。仏様のもとで娘さんはご先祖様方にあたたかく囲まれて穏やかにそして心清く何の憂いも無くなり、円満にご成仏なさっていかれます。
娘さんはこれからもあなたやご家族の皆さんのことを優しく見守り続けて下さるでしょう。
娘さんとあなたやご家族の皆さんとのご縁はこれからも永遠に続いていくのですからね。
あなたのその悲しみや後悔は消えることはないでしょう、どうかその思いを娘さんにお向き合いなさり、心からご供養なさりながらありのまま娘さんにお伝えなさって下さいね。娘さんはあなたのその思いを全て優しく受けとめ受け入れて下さいます。そしてあなたを心からなぐさめて下さいます。
娘さんの詳細なことはわからないですけれども娘さんは己の与えられた人生を一生懸命に生き抜いていかれたのではないでしょうか、娘さんはとてもつらい思いを抱えていたでしょうけれど精一杯あらん限りの力で生きていかれたのではないでしょうか。
娘さんは皆さんを心から愛していたでしょうし、それは今でも変わることなくあなたやご家族の皆さんに注がれているのです。
そして娘さんはこれからもあなたやご家族の皆さんと一緒に生きていかれるのです。あなたの人生もこれからも娘さんやお子さん達と共にあるのです。

いつの日かあなたがその天寿を全うさなる時には必ず仏様がお導きなさって下さり、娘さんが沢山のご先祖様方を連れてあなたをあたたくお迎えになさって下さいます。そして再会し喜び合い分かち合うことでしょう。そして娘さんと一緒に心円満にご成仏なさっていくのです。

あなたやご家族の皆様がこれからも娘さんとのご縁を大切になさりながらお互いを思いやり心から豊かに幸せに生きていかれます様切に祈っています。

2021年8月12日 15:14
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。
涙がとまりません。
これからも娘と共に生きていこうと思えるように踏ん張ります。

後悔しても間違ったとは言えないと思いますと言って下さって少し心が落ち着きました。

とても有難い気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

「亡くなった・死んだ人に会いたい」問答一覧

母が恋しい

3年前に亡くなった母に会いたくて仕方がないです。 当時の私は高校3年生の受験真っ只中で、母の死にうまく向き合えず、心の整理がつかないまま大学で3年を過ごしてきました。 就職活動にあたり、自分の将来を思い描くとき、無意識に母がいる姿を想像してしまい、それが叶わないことに気付くと辛いです。 また、最近は毎日夢で母の姿をみます。夢から覚めてすぐは、やっぱり実家はいいな、久しぶりに帰ろうか、母に会いに行こうか、と考えるのですが、しばらくしてもう母はこの世にいないことに気づいて毎日泣いたり吐いたりしています。 この3年間、実家に帰る機会は何回もあったものの、仏壇の前に座って母の遺影と位牌をみて拝むことがほとんどできません。なぜできないのか自分でもわかりません。怖いのかもしれないし、認めたくないのかもしれません。自分でもよくわからず、苦しいです。線香もあげてやらない娘で本当に申し訳ないです。 夢で全く会わなかった時期はあんなに夢に出て欲しいと思っていたのに、実際に夢に見るようになってからは辛いだの苦しいだの言って酷い娘です。でも母に会いたくて仕方ないです。もう意味がわかりません。苦しいです。

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故人に会いたい、話したい

親しい仲だった友人弟を亡くして暫く経ちました。 以前質問をさせていただいた時からは、少しだけ気持ちが落ち着き、日常も取り戻しています。 そこで様々な疑問や思いが出てきました為、また聞いて教えていただけたらと思います。 まず、故人とはまたいつか再会出来ると言っていただけましたが、その再会とはどの様なものなのでしょうか。 魂同士で見た目は持たないのか、それとも最後に会った時の肉体の見た目(お互い20代、今の姿)なのか… 私が彼の訃報を受け、お参りに行かせていただいた時には既にお骨の状態でした。その事からか、未だに全く信じられなかったり、肉体への執着心が消えません。堪らなく会いたくなります。 また、無知なので何を言っているのかと思われるかもしれませんが、死後の動きは宗派によって異なるのでしょうか?宗派の把握はしておりませんが、私と彼の家の宗派が違う場合、いつかの再会は叶わない、という事はあるのでしょうか…? そして、彼に聞きたい事が沢山ありますが、特に聞きたい事として、私の事をどう思ってくれていたのか、私とどうなりたかったのか。 現在恋人がいる為、あまり聞くことでは無いと思いますが…私を想ってくれている様な発言を何度か受けており、けれどハッキリした言葉ではなかった為、いつか再会した時に教えて欲しいと思っています。会話は、出来るのでしょうか。 彼に会いたくなってLINEのやり取りやSNSのアカウント、前に一緒に遊んだ時の写真や動画を見ては、彼が居ないことが理解できない気持ちと、もう会えないのか…と強烈な寂しさで苦しんでいます。 記憶力がよくなく、昔遊んだ時の記憶はおろか、数年ぶりに再開した今年の春、初めて一緒にお酒を飲んでとても楽しい時間を過ごしましたが、その記憶さえも薄れています。 彼とのわずかな思い出を忘れる事が、今は1番の恐怖で辛いことです。介護職をしているので、何もかも分からなくなる認知症には絶対になりたくない、記憶があるうちに絶対死にたいと思っています。自死は選びませんが、どうか早くに、とにかく早く人生の幕が閉じないかと願っています。若いうちに彼に会いに行きたいとも。 めちゃくちゃな文章で分かりにくく申し訳ありませんが、また回答をお願いいたします。

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夫の包容力が恋しくてたまりません

夫を亡くしてもう少しで5ヶ月です。 共に過ごした12年間…喧嘩もたくさんしました。それでもなんだかんだ言いながら、私がたっぷり甘えていたのでしょう。仲良くやれていたと思います。 いまは一人で、二人の男の子を育てながら生きてます。というより、子どもが生きる理由です。 こどもの前では泣かないようにと思ってましたが、やっぱり無理です。それと、お盆に入って祭壇が設置されてから色々なことを思い出しては涙し、その都度子どもたちが慰めてくれます。駄目な母親です… 子どもたちを守らなきゃ!育てなきゃ!でいっぱいいっぱい。夫が生きてたときに子育てや色々なことに悩んだときは、『そんなに頑張らなくていいよ』と沢山抱きしめてくれました。 夫の大きな体で、包んでもらったぬくもりが忘れられません。寂しくてたまりません。寂しくなったら子どもたちを抱きしめてますが… きっと甘えなのでしょう。女性としての本能なのでしょう…大きな体で包んでもらいたい…そんな不謹慎な気持ちが浮かび、自己嫌悪です。人間として普通なのでしょうか。それとも、自分が単なる欲求不満なのでしょうか。 今後誰かと恋愛したりとかそんなことは、全く考えてませんが、この欲求がどうしたらおさまるのかわかりません…。もう一度会いたいです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ