死と向き合うにはどうすればいいでしょうか
初めて質問をさせていただきます。
最近、寝る前や少し落ち込んだ時に死について不安になります。
自分がいつ死ぬのかわからないという不安が
わけのわからない力になってが自分にのしかかってくるようで
胸の奥が詰まるような気持ちになってしまっています。
また、そのせいで今あることを楽しめなくて、
今自分が生きている実感がなくて、生きづらいな、と思っています。
自分は学校の授業で生物について勉強したのですが、
どうしてもそれが同じ生き物とは思えない、無機質な機械のようで
なぜ生きるのかがわからなくなって相談することにしました。
お坊さんの思う死の意味や理由、またそれとどうやって向き合って
生きて行けばよいのか、なぜ生きるのかを教えてほしいです。
どうか、私に道を教えてほしいです。よろしくお願いします。
乱文失礼しました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの証として
拝読させて頂きました。
大変重たいテーマですね。あなたがそうとうお悩みなさっておられることがとても伝わって参ります。
「死の意味や理由、またそれとどうやって向き合って生きて行けばよいのか、なぜ生きるのか」
これはあなたがその生涯をかけて自分なりに理解していくテーマです。そしてあなたがこの世に生を頂いてどう生きるか自分の命を懸けて発見していくテーマです。そしてあなたの生きる意味や目的です。
一言で言うことはとても難しいとも思います。或いは一生かけても説明しきれない問であり答えでもありますよね。
とはいえあなたが諦める必要はありません。これからあなたはこの問いを様々な方々に問うて答えて頂きながら、あなたなりに理解して腑に落ちる答えを見つけていくことができるでしょう。その一歩を踏み出したということです。それはとても尊い一歩だと私は思います。
私もあなたと同じ位の年齢の時に「死」を思い不安になり、恐怖して四六時中眠れなくなるほどになりました、精神疾患も起こしました。考えても考えてもその恐怖が大きくなって何も手につかなくなってしまったほどです。その恐れが消えることはないです、とはいえ今は普通に生きています。
その死への不安や生きることへの恐れも含めて私は自分が生きているということなのだと受け止めてています。不安も恐怖も含めて私が実感しながら毎日を積み重ねていくことが生きている証なのだと思っています。
おそらくあなたもこれからもっと実際に様々な出会いや経験を踏まえていく中でより現実的に生きることや死ぬこと、そして生きる意味や目的を実感していくでしょうし、見うしなってしまうことでしょう。
ですからあなたが今考え感じていること自体があなたの生きている証であり、あなたが確実に存在していることを理解する糧になってきます。
どうかこれからの未来の中であなた自身が自らの生き方や体験の中で見つけていって下さいね。
あなたを心より応援してますね。
お返事ありがとうございます。大丈夫です!あなたの人生の歩みの中で必ず様々な価値を見出していくことができます。どうかおおぶねに乗ったお気持ちであなたの未来の航路を波をかき分けながら渡って行って下さいね。心より応援してますね!
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma先生
ご回答ありがとうございます。
今まで自分が煩悩の1つだと思っていた
「死の意味と理由、生き方への強い不安」が
人生を懸けて求めていくものだと教えていただき、今まで悩んできた
時間に少しずつ価値を見い出す第一歩になったと思います。
まだ、この手につかなくなるような不安に打ち勝って
前を向くのは難しいと思いますが、
この生きている証を胸に、進んでいこうと思います。
本当にありがとうございました。
またご縁があればよろしくお願いします。