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ドン底から這い上がる方法

回答数回答 1
有り難し有り難し 21

何をしても上手くいかず、どれだけ願っても祈っても救われない時は誰にでもあるものですか?
苦しい日々を脱したくて、運気を上げる方法を調べたり自分にできることを続けていますが、一行に状況が良くなる兆しが見えません。
たった1年でここまで悪い事が続くのかと、絶望しています。何をやっても悪い方に向かいます。
何気ないことに感謝しなければいけないのは分かっていますが、その余裕すらありません。神仏にも見放されているように思い悲しいです。
きっと今が人生のドン底だと思いたいです。これ以上落ちたくありません。這い上がるためにはどうしたらいいのでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

拝読させていただきました。

内容が分からないので返答が大雑把になりますが、「恋愛」「仕事」で上手くいかない状況であれば、それは不幸などと思わないことです。

神仏への祈りは、自身の心を堅固なものへと変化させていきます。
堅固な心が形成(サンカーラ)していくことで、心身は現在の覆っている心の曇り空から光が射し込みはじめます。

◇大げさな例えをします)
50階建てのマンションがあるとします。
50階に行くのに対し、どのように上に上がりますか?
答えは=地道に階段を上がっていくことなのです。
・エレベーターなどは他人の力と捉えます。自力で上がるには、一つずつ階段を登ることなのです。これが精進(努力)です。いわゆる「地道」こそに自己を高め、目標に到達できる唯一の道であります。
一気に50階には到達できることはいっときのことでしかなく、50階までに上がる その過程(苦労)にこそ、頑張っている自身や大切なことに気づくことができるということになります。

すぐに答えは出ずとも、人は自身のもって生まれた種があります。環境により芽は育ち、花が咲いていきます。同じように心の環境を変えていくことで、自身の種に芽を出していくことに繋がります。

人により、花の咲き方や時期は異なります。「急いては事を仕損じる」とありますように、自分のペースで人生を歩んでいきましょう。友達や周囲や同年齢の幸せ感や、スピードに合わせては自身の心に負担をかけてしまうことになります。

ゆっくり、自分らしくでいいのです。
神仏は聞き入れてくれています。まほさんの努力と合致したとき、はじめて輝き出します。また、今の不安定な一年を不幸と捉えないようにし、必ずこの苦い思いが力となることを信じてください。

合掌

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質問者からのお礼

ありがとうございます。
例えのお話、よく分かりました。
1歩ずつ進んでいくこと、その通りだと思います。ただもう何を努力していいのか、自分にできる努力とは何なのか、これまで私のなけなしの勇気や努力は全部間違いだったのか、分からなくなってしまいました。
本当に苦しくて泣いてばかりですが、いつか明るい未来が待っていると信じる心を取り戻したいと思います。

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