hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

心ない態度に傷ついた時の対処法

回答数回答 1
有り難し有り難し 11

自分は工事を発注して施工業者さんにやってもらう仕事をしています。

昨日、電話がかかってきたので、電話をとったら、「お宅に開示請求のFAX送ったんだけど届いてます?」と業者さんが言うのでFAX機を確認したらもう無く、誰かが担当者の机に置いたのかなと思ったので、「担当者は誰かわかりますか?」ときいたら、「わからないよ、お宅がFAXで送れっていうから送ったんだよ。」と既にイライラされている様子でした。
どんな開示請求なのかなと思い、仕事の内容が分かれば担当者もわかると思ったので「どんなFAXですか?」と聞いたら「だから開示請求だって言ってんだろ」とキレていました。
「お前大丈夫かよ?」みたいなことを言われ、もう一度探して結局届いてなかったら電話かけてくれみたいなことを言われ、電話をがしゃんと切られました。
10年近くここで仕事してますが、電話対応でここまで馬鹿扱いされたのは初めてで、ショックが大きいです。自分の聞き方も非があったのですが。
こういう業者さんは結構いるみたいなんですが、うちの職場でも業者さんにグチャグチャ言われても全く気にしていない人もいて、自分もそういう、反省するところは反省して成長して、引きずらないようになりたいです。
引きずらない人の心持とか、引きずらないようにどうしたらいいかいい案があったら教えて下さるとありがたいです。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

怒りに二種類

あると仏教では見ます。
 一つは、今のような、パッと怒るもの。たぶん、虫の居所が悪くて、でも、怒鳴り散らしたらもうすっきりしているかもしれません。直さないと周りが迷惑なのですが、周りの人も、あいつはああいう奴だ、と、分かって放っておくと、周りへの被害は少なく、初めての人だけびっくりするでしょう。怒りなどの感情は受け流して、言われた内容だけを確認する、感情を受け止めないタイプの人は多いです。その方が得です。気にしても仕方ありません。
 もう一つは、「あの時あいつにあんなことされた。許さん。一生恨んでやる」などという、一つの現象をおなかの中でずっと抱えて、反芻して、怒りを持ち歩くタイプの怒り。恨みという感じでしょうか。長引く、体と心を壊すタイプの怒りです。最初の原因が自分以外にあるとしても、それに対する怒りを自分が持ち続けていると、自分が怒り体質になり、しかもその現象はとっくに消えているので持って行き場もないし、で、体を壊すことになります。これは気をつけよう、と仏教でも言います。
 今回も、感情は受け流して、さて、言われた内容は、と冷静に判断すると良いと思います。少なくとも、御社の誰かのミスかもしれませんが、あなたのミスではなさそうなので、次には、会社を代表して、すみません、これです、とやればよいでしょう。ひょっとしたら、相手が間違っているかも。一番ありがちなのは、向こうが電話した相手がこちらではなく他の会社だったというパターンですね。
 御社内で確認してわからなければ、きっとそうでしょう。

{{count}}
有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございます。
身体を壊す前に言われた内容だけに注目して感情は捨てられるようにしようと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ