息子が危険な仕事についていて心配です
読んでいただいてありがとうございます。
息子が白バイ隊員になりました。
本人の希望ですが、
大変危険な仕事で、命の危険と隣り合わせです。
毎日、心配でたまりません。
命の無事を祈る毎日ですが、気持ちがザワザワしております。
ご先祖様に手を合わせ、
お祈りしておりますが、何か他にも出来ることはないでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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『徒然草』の「高名の木登り」
親として子供さんのことを心から心配されておられるのですね。胸中、お察し申し上げます。かなりの危険を伴う仕事です。当然、日頃から厳しい訓練を重ねておられると思います。上司、同僚、お互いに注意しあいながら業務に励まれていると思います。
当然、強い責任感と自負心を持って仕事に取り組んでいると思います。業務の危険性と安全の大切さはご本人も十分に理解し、安全に努めている筈です。今更、人に言われなくても、わかっています。お母様が心配して注意してあげても、「今さら言われなくても・・・」という返事になってもしまうと思います。
タイトルに書きました『徒然草』の「高名の木登り」という話があります。木登りの名人と言われた職人が若い職人を指導して、樹上の作業をさせた時の話です。高い危険な場所の作業の時は何も言わず、見守っていました。高い場所での作業を終え、下に降りてきたところで「気をつけろ。」と注意したのでした。
「兼好が伝えたかったこと~徒然草「高名の木登り」~」
https://penta-3.com/2020/07/01/kenko-no-oshie/
日頃から訓練を重ね、十分に注意を払って白バイの業務に当たっていると思います。危険な現場では、十分に緊張感を持って注意を払って仕事に取り組んでいると思います。人間、緊張感をずうっと続けていくことは困難です。どこかで気の緩みが生じます。安全と思われる場所でも、事故は起きます。起こします。それが人間です。
緊張感を持って取り組んでいる。その点は信頼してます。でも、危険な現場を離れ、安全な場所にいると、気の緩みは生じる。それが心配だ。と真摯に伝えましょう。
質問者からのお礼
吉田俊英様
お返事をいただき、ありがとうございます。
言葉がうまく出ませんが、
とても感謝しております。
ありがとうございます。