お墓についての質問です。
先月父が亡くなり、まもなく四十九日を迎えます。その父の遺骨をどうするかで家族で意見が分かれています。私たち家族は母と三人姉妹で、亡くなった父は長男でした。
我が親族には、父の兄弟で建てたお墓があり、祖父祖母そして先に亡くなった叔父が納骨されています。
姉(長女)は、私たち姉妹(三人)は女ばかりなので、墓守ができないから、父の遺骨はこのお墓には入れられない、お寺の納骨堂に入れるしかない。入れると後々も法事などで関わりができてややこしくなる。自分の子ども達にそれを背負わせたくないから。と言います。
確かに、娘が嫁いでいないからということで、お仏壇は父が5年程前にもうひとりの叔父に託していました。
しかしお墓に関しては、母も私(次女)も、父の遺骨はここに納めるものと思っていましたし、父自身も、いずれ自分も入ると思っていたと思います。だから入れてあげなければかわいそうな気がして、私も母も姉の意見には納得がいかず、反対しています。
娘ばかりを育てた父の遺骨は、本当に親族のお墓に入れることはできないのでしょうか?入れると後々どんなややこしいことが起こるのでしょうか?教えてください。宜しくお願い致します。
宗教は浄土真宗の西本願寺派です。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お父さんの遺志を全うすべき
こんにちは。
まずはお悔やみ申し上げます。
お悲しみのことでしょう。
「親族のお墓に入れることはできないのでしょうか」とのご質問です。
文面を見る限り、「お墓に入れること」ができると思います。
「父の兄弟で建てたお墓」なのだから、お父さんもご自身が入るつもりでもあったでしょうし、資金も共同で出しているのだから、むしろ権利があると思います。加えて、あなたとお母さんも「父の遺骨はここに納めるものと思ってい」るのですよね。そのお墓に入れることの方が最も自然のように思います。
ただ一つ、反対している長女さんが何を言わんとしているのかが今ひとつわかりません。あなたは「後々どんなややこしいことが起こるのでしょうか」と尋ねていますが、詳しくはご本人に訪ねてきちんと納得できるまで説明してもらうのが一番です。
「入れると後々も法事などで関わりができてややこしくなる」とあります。
「ややこし」い内容は、親戚づきあいという「関わり」が嫌なのでしょうか。それとも「法事」などの仏事を営むこと自体を厭っているのでしょうか。
いずれにせよ、あなたとお母さんには、「ややこし」くないのに、長女さんが何かを「ややこし」いと感じているから、「ややこし」いと主張して「ややこし」くしているだけのように思います。私には、「ややこし」い要素が見当たりません。
お父さんは、娘さんばかりであることを見越して、「お仏壇は父が5年程前にもうひとりの叔父に託して」いたのでしょう。この辺りは、お父さんは計画的に先を見越していたと思います。お墓に入ることも、「祖父祖母そして先に亡くなった叔父」が先に安置されているところに自分も、という計画性があったと思われます。
あなたも「母も姉の意見には納得がいかず」ということは、そもそもが「納得」できない主張なのでしょう。正当な理屈がなく、単に自分に不都合な何かがあることを別の理由をつけて表向きもっともらしく説明しようとしている。しかし、それができていないから、理屈の筋道も立たないし、「納得」できない、となっているのだと思います。
ここは、やはりお父さんの遺志を全うすべきと思います。
10年20年、50年100年後の事を考えて持続可能な方法で
こんにちは。お父様のご逝去にお悔やみを申し上げます。
私は曹洞宗ですので、もしかしたら浄土真宗さんとは考え方が違うかもしれませんので、参考程度にお読みください。
整理しましたが、質問文だけではわからない部分が多く文脈から想像します。
・お父さまの兄弟で建てたお墓がある
・そのお墓にはお父様の父母・亡くなった弟さま(独身か)が納骨されている。
・仏壇はもうひとりの叔父(父の弟)(既婚・子供有りか)が管理
・あなたを含めお父様の子供は3人全て女性(姉既婚・子あり あなた含め2人未婚・子供無しか)
お仏壇は、叔父様が管理しているようなので、墓地の管理(管理費の支払いやお年忌の執行)も叔父様が行っていると思います。ですので、お墓に入るか入らないかは、叔父様の判断になると思います。もしお墓がお寺の墓地でしたら、お寺の許可も必要です。すでにお葬式を済ませてあるようなので、お葬式は祖父母様と同じお寺でおこなったのでしょうか?もしそうでしたら、そのお墓に入る前提があっての事とも想像できます。
想像される「やっかい事」としては、
・あなたのお母様がお亡くなりになった時にどこに入るのか?叔父様の管理するお墓に入るのか?
・あなたたち姉妹は亡くなったらどこに入るのか?叔父様の管理するお墓に入るのか?(既婚でしたらそれぞれの夫さんのお墓に入ります)
・今後、お墓の管理費や、お父様のお年忌などの御布施は、どなたが納めるのか。(管理費は管理者が叔父様なので、叔父様が納めることになると思いますが、これではあなたがた姉妹に何の負担もないことに叔父様はどのように思われるのか)
・お寺との窓口は叔父様になると思います。あなた方姉妹でお年忌したいと思ったら、叔父様を通して連絡してもらう、などの流れが予想できます。
上記の点で、あなたがたにというよりは、叔父様に「やっかい事」をお願いしてしまう可能性がある、という事になると思います。
ご質問だけでは詳しい事情がわかりませんが、10年20年、50年100年後の事を考えてみて、どうするのが良いのか、叔父様や菩提のお寺様と一緒に考えてみると良いと思います。
質問者からのお礼
釋 悠水 様
お礼が大変遅くなり申し訳ありませんでした!!
ご回答有難うございます。冒頭に「お墓に入れることができる。権利がある。」と言って頂きホッとしました。母にも話すと、とても安心していました。
このご回答についてまだ姉とは直接話せていないのですが、姉は七日参りの際、お寺さんの前で母や妹に、変わらず自分の意見を主張していたようです。お寺さんは父には入る権利はある(お金も出しているので)と考えられるので、叔父さんと話して了承得られればお墓に入れることはできますよ、とそして、納骨堂に入れた場合のことも話してくださり、急ぐ必要はないのでよく話し合って皆さんが納得して気持ちが定まってからにされるといいです、と言われたそうです。
父の遺志を尊重したいとは思いますが、遺されている訳ではないので、どの様にも解釈できてしまう気がします。色々な角度から考えて考えて…一時、私自身よく分からなくなっていましたが、やはり最初の気持ちに戻ってきました。家族で冷静に話し合うことができればと願っています。有難うございました。
光禪 様
ご回答有難うございました。お礼が遅くなり申し訳ありません。
10年20年、50年100年後のことを考えて持続可能な方法…とはどういうことなのか…を考えていると、あまりにも重くて、自分自身の中でも考えがまとまらないでいるのですが、思いもよらなかった点を示唆するものとなったように思います。有難うございました。