自分のために生きる、自分を大事にするとは
夫の不倫により離婚を選び独り身になりました。それまでは家族のことを優先して生きてきました。
落ち込む私を支えてくれた周りの人たちから、これからは自分を大事にして、自分のために生きてと言われますが、自分を大事にする、自分のために生きるということがどういうことかが、よくわからないのです。自分は家族にも裏切られる価値のない人間という思いや劣等感がぬぐいきれないかもしれません。
自分を大事にする、自分のために生きるとはどういうことだと考えられますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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縁でつながっているということ
こんにちは。
前回のご質問で縁がありました。
前回までの二回の質問で、同一アカウントでお母さんの立場での質問、娘さんの立場での質問が交互に混在しているようでした。
あなたからの返信では、「母も質問したいと言うので、同じアカウントで、私が質問を聞いて、書き込んでしまいました」と書いていましたが、結局「夫の不倫により離婚を選び独り身に」なったのは、お母さんですか、娘さんなのですか。また、この文章を書いた主体は、どちらなのですか。
自分のこととして直接問うているのか、身内とはいえ他者に対してのアドバイスを間接的に問うているのか、では回答する側の答え方が違います。
あなたからの返信は前掲の文章がすべてであり、その延長上で今回も質問の背景、大前提が分からずじまいなのが残念です。
ただ、せっかくの質問なので簡潔に答えましょう。
これまでご質問者は「家族のことを優先して生きて」来たのですね。
一方、離婚を契機に「自分を大事にして、自分のために生きて」と周囲からアドバイスを受けるようになった。
人間は、自分だけで存在している者ではありません。
他者がいて、家族がいて自分がいる。
それが、縁でつながっているということです。
だから、他者と切り離しての自分という前提からスタートすると、それは事実に則していない机上の空論になってしまいます。だから、「自分を大事にする、自分のために生きる」ということだけに集中しても結局は分からない、想像ができない、になるのです。
家族のために、友人、他者のために生きる自分であってもいいのです。
それが自分なのだから。
ただ、物事にはバランスが必要です。
自分の感情、好き、嫌い、行きたい、行きたくない、感動する、しない。
こういう自分の感情が自分の中で動いていること自分で感じる。
その感じたことを素直に表現したり、実行する。
それがひいては他者との共有になり、自他ともに幸せになっていくということなのだと思います。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
わかりづらくなってしまいましたが、離婚したのは私(娘)です。