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自分の作品を盗んでくる人とどう付き合えば

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有り難し有り難し 19

初めまして。
私は趣味(と少しの商業活動)で自分の作品をインターネットに公開しています。有難いことに作品を好いてくれる方々に恵まれています。
しかし同時に、私の作品を盗む人も絶えない状況です。私が心血注いで創ったものを横から奪い取り、別のSNSで公開し「自分で創りました。」と平気で嘘をつき人々から称賛を得ているのです。
このような事は、インターネットに作品を公開している以上仕方のないことだと理解しています。見つけ次第、著作権侵害としてしかるべきところに報告しています。しかし、全てを白日の下に晒しだすのは不可能でしょう。
その事を考えるとどうしても、不正をはたらき、嘘をついているのにも関わらず沢山の称賛を受けている盗人達に対しやるせない理不尽さや怒り、絶望を感じるのです。彼らはしばしば、私自身よりも注目を浴びていることもあります。他人の作品で。
私がこのように自分の作品(または見てくれる人々)に執着することは仏教的にはいけないことなのでしょう。実際、こうして苦しみを受けていますし。ですが、それに対する執着を完全に手放したら、新しい作品を創る情熱も失ってしまうような気がするのです。私は出来るだけ永くこの趣味と付き合っていきたいと考えています。
このような問題、不正行為に対しどのような心持ちで居ればよいかご意見を頂けますか?現在は、できる限りの対策をした上で、著作権侵害は見つけられた分だけ報告し、もともと不正だらけなのがインターネットだと割りきろうとしています。このような問題において、私を助けてくれる方々には感謝しておりますし、ある意味私が受けた被害がきっかけで深まった絆もあるでしょう。
なお、「インターネットに公開するのを止める」ことは出来るだけ避けたいと思っています。私はささやかながら趣味を活かした商業活動を行っており、作品を公開することは広報活動として役立っておりますので・・・
よろしくお願いします。m(__)m


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

全てを手に入れることはできませんよ

質問読ませていただきました。

まず、仏教的な考え方についてです。
仏教に絶対的な善悪観というのはありません。「執着はいけない」のではなく、「執着をすることで結局は自分が苦しむのだから、苦しむのがイヤなら辞めた方がいいですよ」というのが正しい解釈と言えるでしょう。逆に言うなら、「苦しんでもいいなら、別に執着を捨てなくてもいいですよ」ということです。
もちろん、誰しも苦しむのはイヤでしょうから、出来るだけ苦しまない生き方というのをおすすめしたいと思います。

次に、執着の種類についてです。人が生きる上で、欲求なしには生きられません。食べたい、飲みたい、寝たいという基本的欲求に加えて、遊びたい、幸せになりたいなどといった人生を豊かにするための欲求もあります。これらの欲求は全て執着に繋がると言えるでしょう。
しかし、それら全ての執着がいけないものではありません。自分を苦しめるための執着は手放した方がいいでしょうが、自分を豊かにしてくれるための執着は手放す必要はないでしょう。

最後に、一番大切なことは、全てを手に入れることはできないということです。それこそが、サキさんを苦しめる一番大きな執着と言えるでしょう。
何かをとるなら、何かを諦めなければなりません。しかし、降りかかる火の粉を払う工夫はもう少し出来るはずですし、考え方を少し変えてみることも出来るはずです。
たとえばデジタル創作物でしたら、NFTを利用することも選択肢の一つです。そうでなければ、サキさんが作ったとわかるような工夫をした写真をインターネットに挙げてみるのはいかがでしょうか。
また、インターネットに公開する主な目的が商業活動のためでしたら、本物を持っているサキさんにしかその利はないはずです。そういう割り切りもときには必要かもしれません。

何か少しでも参考にしてみて下さい。
不安でも追加の相談でも何でも良いので、必要ならばプロフィールを参照いただき、メールやZOOMの個別相談をご利用くださいね。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお勤めさせていただいております。山手の方にある、自然に囲まれた日蓮系宗派のお寺です。 13才から僧侶となり、たくさんの方と関わってきました。 現在は42才となり、3人の子育てに奮闘中です!また、教育関係の仕事にも勤めたことがあります。 自分の経験したこと全てが私自身の糧となり、それが人を救う力になればいいなと、何があってもポジティブに考えるようにしてます。 その経験を活かし、 ・人間関係 ・将来の不安 ・仏事全般 など、様々な質問に答えていきたいと思っております。 何か悩み事がある、個人的に相談したい、質問について他の人に知られたくない、という方は遠慮なくメールにてご相談下さい。 今までにたくさんの方からメールにてご相談をいただいておりますので、気軽にご相談してみて下さいね! また、ハスノハの回答には字数制限があり、私の回答に対するお礼に返事が出来ない場合も多々あります。ですので、返事を望まれる場合もメールにてご連絡下さい。 メールアドレスは下記をご参照下さい。 一両日中に返事をするようにしておりますが、こちらからの返事が届かない場合は、 ・メールアドレスを間違えていないか ・受信拒否設定はどうなっているか を確認して、もう一度メールを送っていただければありがたく思います。 また、お寺に直接訪問されてのご相談も受け付けております。その場合は、まずメールか電話にてその旨をお知らせ下さい。 お寺の予定と照らし合わせて、日時を調整させていただき、お寺の詳しい場所などをお伝えいたします。 ただし、電話回線が1本しかないこと、他の法務の電話が多いことから、失礼ながら電話での悩み相談は承っておりません。 直接お寺に参詣されての相談か、メールにての相談に限らせていただきます。 また、直接お寺に参詣されての法事や、ZOOMを通じての法事なども受け付けておりますので、希望があれば何でもご相談ください。 メールアドレス joukai4378+soudan@gmail.com 電話番号 0774-65-0161
法事や行事がなければ、平日・休日共に 9:00~12:00 14:00~17:00 の時間帯で相談できます。 土曜日や祝日の前の日なら、お寺の予定が何もなければ 21:00~ でも相談できます。 他にも調整できる場合もあるので、お問い合わせください。 人に話をしたり言葉に出すことで、気持ちが晴れたり、考えがまとまったりすることもあります。 どうぞ遠慮なくご相談ください。

愚かなものは捨て去りましょう

拝読させて頂きました。
その作品は苦労して作った方にしか本質はわからないです。作った人にのみその生みの苦しみや経緯の本当の楽しみや作品の価値がわかるのです。その作品を作ることで作者の人生が刻まれていきます。それが生きる意味でもあると思います。
人の作品を勝手に盗んだ人にはその本当に価値も生きる意味もわからないのです、実感がありません。盗んだうしろめたさしかその盗んだ人の心の中にはありません。それは本当に貧しいものです。

いかがでしょうか?
法的な対応についても必要かとは思います。

あなたが本当に大切にするものはあなたがお創りになられたそのことそのものです。
愚かなものや愚かな気持ちに囚われてしまっては次の創作に災いするだけです。ですからその様な愚かなことは縁を切りましょう。
あなたがこれからもあなたが納得なさる素晴らしいものを自らの素直な心で作り出していって下さいね。あなたを心より応援していますね。

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有り難し
おきもち

個別相談可能
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラーメンが有名な処です。)これからも皆様のご質問に対して誠心誠意回答させて頂きたいと存じます。まだまだ修行中の身ですので至らぬ点あろうかとは存じますが共に精進して参りましょうね。お寺にもお気軽に遊びに来てください。
ご相談は朝から午後5時まで受け付けております。 人間関係や恋愛のお悩み、自殺願望、大切な方の死に直面した苦しみなど、どんな内容でも構いません。一人で抱え込まずに、ぜひお辛いお気持ちを吐き出してください。 仏様や神様、ご先祖様は、いつもあなたを見守り、聞いてくださっています。あなたが少しでも穏やかな気持ちになれるお手伝いをさせていただきます。

質問者からのお礼

お忙しい中私の質問に向き合って下さりありがとうございます。
仏教上の執着についての考え方をご教授下さりありがとうございます。苦しめる執着か・・豊かにする執着か・・難しいです(笑) 私にとってこの趣味はどちらの側面も持っている気がします。
作品には一応私のサインなどを入れていますが、盗む奴は盗むし平気で転売もします(汗) 今後ネット社会が発展していくと共にデジタルコンテンツの保護整備も進んでゆくことに期待したいと思います。
藤川様の仰る通り、一長一短ですね。何事も・・ なるべく良い方の側面に焦点を充てて、感謝して活動していけたらいいなと思います。新しい視点からのご意見を頂きました。ありがとうございました。

Kousyo Kuuyo Azuma 様へ
ありがたいお言葉ありがとうございます。あなた様の仰る通り、創る過程は創る者にしか体験できない貴重なものです。
製作者界隈では、残念ながら、盗用問題に押し潰されて作品を世に出すことを諦めたり、創作活動自体に嫌気が差してしまう方々もいらっしゃいます・・その中で、私は創る喜びを今も感じられていることは幸福なことだと思います。
盗む側ではなく、創る喜びを享受できる側にいることに誇りを持って生きていこうと思えました。お忙しい中温かいお言葉をありがとうございました。

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