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家族の悩み

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

両親は二年前離婚しました。離婚前、父はよく私に母が浮気してるのではないかよく聞いてきました。

私は母を疑いたくないです。

そして周りから母が批難されるのではないかと思って、いままでこの事を誰にも言わないでいました。

しかし、この前ばあちゃんにこの事を言ってしまいました。父は、ばあちゃんの息子なので父を肯定し母を否定しました。

既婚者が週に一回異性の友達と遊びに行くことはおかしいことですか?

そして私は過去の人間関係のトラウマで母と弟以外の人間が怖いです。なので友達もいません。

いままで友達はいなくても母と弟がいれば生きていけると思ってました。

けれど、やっぱり不安です。この先ひとりで生きていけるのかなって。母を信用していいのかなって。

弟は両親の離婚も、父が浮気を疑っていたこともなにもしらないです。両親は私だけに教えました。

離婚前、正直父のことが嫌いでした。
母がいないときに私たちに怒ってきました。

八つ当たりでしょう。弟は幼かったのでこのことを覚えてないみたいです。

いま、私が生きていられるのは弟がいたからこそだと思います。私の唯一の話し相手です。

ただ、このまま弟に依存していていいのかなって。

これからどうやって生きていけばいいのでしょうか。

2021年11月24日 10:19

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたが幸せになれば、弟さんも幸せになる

こんにちは。

ご両親が離婚されたことに心を痛めている様子が伝わってきます。
お悲しみでしょう。

「これからどうやって生きていけばいいのでしょうか」というお尋ねです。あなたは「母を信用していいのかな」と書いているところから、お母さんの元に引き取られたのでしょうか。その前提でお話をしていきます。

まず、前提となる離婚の経緯から分かることについて整理しましょう。

第一に、「既婚者が週に一回異性の友達と遊びに行くことはおかしいこと」です。これはお母さんが「浮気」つまり不倫を疑われても仕方ありません。分別のある大人はこういうことをしません。この意味では、お母さんは一般的客観的に自分を反省して見ることが出来ない人と言えるかも知れません。

第二に、お父さんも宜しくないところがありました。
「母がいないときに私たちに怒ってき」た、「八つ当たり」、これはいけません。ただでさえ不安になっている所に、大人である親が取り乱して子供にぶつけるのは良くないことです。この意味で、お父さんは自分をコントロールできにくい人と言えるかも知れません。

あなたは、「生きていられるのは弟がいたからこそ」、「唯一の話し相手」と書いていますね。そういう存在があるのはせめてもの救いです。これを「依存」とはいいません。生きる糧、心の支えと言った方が適切のように思います。

あなたは当面はお母さんの庇護のもと生きていくことになるのでしょう。ただその際に、お母さんを無理やり信じる必要はないと思います。第三者から見て、お母さんの行動は家族や子供のことを第一に考えた行動であったとは考えにくいからです。信じられない、疑わざるを得ないのは無理のないところですから。

ただ模範となる大人が身近にはいないかもしれませんが、あなたは将来大人としてあるいは親として、子供を悲しませないような人間になるために、どんなことが必要であるかを日常で考え、感じ取ってください。

そして弟さんが笑顔になるためには、幸せになるためにはどうすればいいかを考えてあげてください。

弟さんが笑顔になれば、あなたも笑顔になる。
あなたが幸せになれれば、弟さんも幸せになれる。
毎日の生活の中で、これらをどうやって実現できるかを丁寧に考えていっていただければと思いました。

また、相談したいときにはいつでも寄って下さい(字数制限)

2021年11月24日 10:47
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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

やはり週に一回はおかしかったのですね。

ここで吐き出せたことで気持ちが楽になりました。

両親とは、自分が傷つかない適度な距離を今後とろうと思います。

きっと私は父と母に期待しすぎていたんだと気づきました。

弟を大切にします。幸せにします。

ありがとうございました。

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