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不安な想像をしなくしたいです

回答数回答 1
有り難し有り難し 17

昨年、私の祖母が交通事故で亡くなりました。
それから今に至るまで、家族、友人、ネットでの友人と少しでも連絡が途絶えると「事故にあったんじゃないか」「もう会えなくなってしまうのでは」という不安にかられるようになってしまいました。
毎回その事で不安になり、悩み、結局は杞憂で終わるの繰り返しです。

こんな事が毎日繰り返され、私としても疲れてしまい、この性格を変えようと努力しているのですが、いつも不安が襲ってきます。

このような「取り越し苦労」とも言えるような不安はどのように払拭すれば良いのでしょうか。

2021年11月24日 16:04

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

もしもではなく、現実を見つめるようにしましょう

質問読ませていただきました。

祖母様のことがトラウマとなって、もしも・・の想像から抜け出せなく苦しんでおられるのですね。
心中お察しいたします。

さて、もしもの可能性を考えてもキリがありません。その可能性は無限にあるからです。そして、その可能性は良い可能性もあれば、当然悪い可能性もあるでしょう。

しかし、それは自分の妄想に過ぎません。現実は、目の前にあります。どんな妄想をしようが、今目の前の現実が全てであり、それをしっかり見つめて対応していくことで人生は紡がれていくのです。
つまり、起こってもいない妄想に怯えるのではなく、目の前に起きたことに対応していけばいいんです。良いことが起こればそれを喜び、悪いことが起きればそれに臨機応変に対処していく。そういう生き方を心がけてみて下さい。

また、妄想に支配されてしまうというのは、どこかで自分が一番正しいと思っている状態なのです。自分が正しいと思うが故に、その妄想を捨てきれずに固執し怯えてしまう。
ですから、自分の正しさを疑ってみましょう。他人の意見を心に入れ、染みこませる努力もしてみて下さい。それが、自分を救ってくれる近道になると思いますよ。

何か少しでも参考にして下さい。
不安でも追加の相談でも何でも良いので、必要ならばプロフィールを参照いただき、メールやZOOMの個別相談をご利用くださいね。

2021年11月24日 18:27
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有り難し
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京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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質問者からのお礼

回答を頂きありがとうございます。
悪い妄想ではなく現実を見、悪いことが起これば臨機応変に対応すればよいというお言葉が胸に響きました。
確かに、私は先々の事を心配、妄想し過ぎていたのかもしれません。
これからは先々の事ばかり考えず、今に集中して生きていこうと思います。
有り難いお言葉ありがとうございました

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