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見知らぬ人の為に祈ること

回答数回答 2
有り難し有り難し 18

先日は御回答頂きありがとうございました。

ところで、色々な宗教では自分で命を絶つことを禁じていますが、最近どうにもならなくなってあの世へ旅立ってしまう人のニュースを見聞きするようになりました。いつの世もこんな事はあるのでしょうが、そうは言っても哀しい話だと思うのです。誰でも一歩間違えたらそうなるのだと思います。

もし生まれ変わりがあるのなら幸せになってほしい、もしあの世に行けたのならゆっくりお休みになってほしい、迷っていたら安らかな場所へ一刻も早く辿りつけますように、と全く関係のなかった私が祈るのは無意味なのでしょうか。

私が暮せているのは、本当に運が良かっただけの話ですかないので、どうしても他人事とは思えないのです。

2021年11月27日 11:01

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

まずは自分が功徳を積むことから始めましょう!

質問読ませていただきました。

他人のために祈るという気持ちはとても素敵で素晴らしいことだと思います。人は、自分の普段の生活で忙しくいっぱいいっぱいになりがちです。そんな中、全く知らない他の人にまで思いを巡らせることは、なかなかできませんよ。

仏教においては、自分が功徳を積み、その功徳を仏様にお願いして他の人に分け与えて苦しみから救います。これを「回向(えこう)」といいます。
ですから、まずはご自身が功徳を積むところから始められるのがいいと思いますよ。善い行いをする、仏様に供養する、そういったことを通して功徳を積んでいって下さいね。そして、その功徳を周りに分け与えていって下さいね。

みるくさんの菩薩様のような心が、たくさんの人を幸せにすることを心より応援させていただきます。
何か少しでも参考にして下さい。
不安でも追加の相談でも何でも良いので、必要ならばプロフィールを参照いただき、メールやZOOMの個別相談をご利用くださいね。

2021年11月27日 13:44
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有り難し
おきもち

京都府・大阪府・奈良県の県境に当たる、京都府京田辺市の天王院というお寺でお...
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あなたの祈りは尊いです

拝読させて頂きました。
あなたがこの世の中で自ら命を絶たれてしまう方々への思いを寄せてお祈りなさることはとても尊いことと思います。お亡くなりになられた方々が心安らかに幸せになって頂きたいですよね。あなたのお気持ちとてもよくわかります。
いつの時代でもこの世の中では争いが絶えることはありません。人が人をおとしめ怒り憎しみや欲望に任せて争うこともあれば、そのことによって傷つき追い込まれて病になってしまったり、愚かないさかいに巻き込まれてしまうことのあるものです。
それらやむを得ない巡り合わせに巻き込まれてしまい選択する余地をなくしてしまうこともあるかと思います。或いは進んで自らの命を捧げることもあるのです。
それは私達の歴史を振り返ってみても常に起きていることです。

他の宗教や宗派の中では厳重に自死を禁止しているところもあるかとも思います。恐らくそれはやみくもに自ら死ぬことをやめさせようというところから発しているのでしょう。誰もが奇跡的な巡り合わせの中で恵まれた尊い命ですからね。与えられた生命や寿命を自ら縮めてしまうことのなるかもしれませんからね。

とはいえどうしてもその様な状況に追い込まれてしまうこともあるのです。ですから宗教的に全て自死を禁止することは大変難しいと思います。仏教でも自死を殺生と解釈するか否かというのは意見の分かれることです。

ただ言えることは仏様は全ての方々をお救いなさって下さいます。それは分け隔てがあるわけではありません。仏様がお救いなさって下さりお導きなさって下さることと自死は関係ないです。病で亡くなられた方も事故で亡くなられた方もほんの幼くして亡くなられた方も自死によりお亡くなりになられた方も長寿でお亡くなりになられた方も仏様は平等にお救いなさって下さいます。

あなたがその様にお亡くなりになられた方が安らかに来世で幸せになって下さいとお祈りなさるお気持ちも必ず多くの方々に届いているでしょう、仏様にも届いているでしょう。見ず知らずに方々も必ず仏様に救われていくでしょう。そしてあなたのその思いや祈りはあなたの功徳となっていくでしょう。それはあなた自身が救われることにもつながっていくことですからね。
あなたがこれからも素晴らしいご縁に恵まれながら皆様と共に心から豊かに幸せに生き抜いていかれます様切に仏様に祈っています。

2021年11月27日 15:46
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

藤川誠海様

ご返信を頂きありがとうございます。

プロフィールにあるように、私は仰っていただいたような立派な人間ではありません。本当に、今たまたまありがたいことに余裕があるからに過ぎません。
恵まれていない時期は本当に人を傷つけたこともありましたし、自分を大事にすることの意味もわかっておりませんでした。

私は俗世を捨てることのできる人間ではありませんので、持たざる人間でもできる功徳というのを調べてみましたが、いつもではなくてもできそうなものもあったので、少しずつ自分にできることから行動していこうと思えました。
そのように思えるご回答を頂きましたこと、心より感謝いたします。
ありがとうございました。

Kousyo Kuuyo Azuma 様

ご回答いただきありがとうございました。
これに少し似た話なのですが、親より先に亡くなった子供は賽の河原で石を積み鬼に追い掛け回されるというお話を聞いたことがあり、それもひどい話だと思っていたのですが、ご回答いただいた中に「自分からなるべく命を絶たないように心掛けてほしいという姿勢から自死を禁じる宗教が多い」とあったように、「親が悲しむから子供が親より先に死ぬことが無いように気をつけなさい」という解釈で、親に言っているのではなく子供に対しての教えなのかなと自分の中で納得することができました(親や伯父伯母が祖父母より早く亡くなっているのもあるのです)。
そして、仏様は分け隔てなくすべての人をお救い下さるというお言葉を頂き、安心することができました。
私が救わるかどうかはともかくとして、祈ることは無駄ではないと教えて頂き、とても嬉しかったです。ありがとうございました。

hasunohaで回答を下さった皆様、運営の皆様にも心より感謝を申し上げます。

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