死にたくないのに死について考えてしまう
何故だか、死について考えてしまいます。
死を選んでしまいそうで、怖いのです。
私は心療内科に通っており、一人で遠出するのもかなり緊張してしまう状態です。症状が酷いときはお薬を飲んでしのいでいますが、『いい歳して、ろくに外も歩けないのか…』と思うと、苦しくなります。
苦しい気持ちはありますが、私自身、非常に恵まれた環境で生きていると思っています。一度メンタル面で体調を崩し退職したものの、現在はなんとか仕事に就けています。両親も健在。家庭環境や人間関係に困っていることもありません。傍から見れば、何一つ不自由のない生活だろうと考えています。
ですがある時、ふっと頭に『死にたい』という言葉が浮かびました。
自分でも非常に驚きました。年金もらうまで死ねない!なんて思っていたはずなのに。自殺についてなんて、少しも考えたことがなかったのに。
しかしよくよく考えてみれば、私には資格もなければ趣味もありません。なんの取り柄もない人間だと思います。心の奥底では、そんな自分に価値がないと思っている気がします。
決して死にたくはないのです。ですが気分が落ち込んで、今ではうっかり死を選んでしまいそうです。自分がコントロールできなくなるような気がして、恐ろしくて仕方がありません。
自分の中に生と死の2つの考えが頭から離れず、どうしてもソワソワしてしまいます。
私はおかしくなってしまうのでしょうか。どうしたらいいのか分かりません。
生きる知恵、良い考え方を教えて下さい。しっかり生きて、人生を楽しみたいです。
うまくまとめられず読みにくい文章になってしまいました、お許しください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
安心なさって下さいね
拝読させて頂きました。
あなたが死にたくはないのに死について考えてしまい、ふと死ぬことに気持ちがいってしまうこと、死を選んでしまいそうで怖い思いをなさっていることを読ませて頂きました。
今あなたは仕事でもプライベートでも何不自由ない生活わ送っているにも関わらず、どうしても死ぬことから離れられない気持ちがついて回っているのですね。
あなたの心では生と死の2つの考えがグルグルと周り、ソワソワしてしまい落ち着いて考えられなくなっているのですね。
詳細なあなたのその思いはわからないですけれども、あなたのお気持ちを心よりお察しします。
あなたは改めて自分が生きていること、そしていつの日かあなたの寿命が来ることを感じているのではないでしょうか、その当たり前の様な現実を知ることであなたは自分の生死についてなかなか落ち着いて向き合うことができないのではないでしょうか。
私達は普段何げなく毎日を送っています。そして当たり前の様に自分や家族や友人が生きていることを受け入れています。
しかしそれは決して当たり前のことではありません。当たり前の様に何となく生きていますけれどもそれは決して当たり前なのではないです。
様々な巡り合わせや恵みを毎日与えられながら守られて生きています。
今あなたが召し上がっているご飯もあなたが生きていく為に与えられている生命ですし、あなたが健康に毎日を生きていく為にあなたの身体の様々な器官や細胞が休むことなく働いているのです。そしていつの日かその寿命がやって来るのです。
その現実を目の前にしたり想像すれば自ずと落ち着いて安心することなどできなくなってしまうのです。どうか安心なさって下さい。あなただけではないのです。誰もがその様に動揺するのです。どうか先ずそのことを理解して下さいね。
そして死は決して終わりではないのです。身体はその期限が切れてまた別のものへと移り変わりゆきます。しかしあなたも私も誰もがその魂、心は続いていきます。
あなたがその天寿を全うする時には必ず仏様がお導き下さり、先に往かれた親しい方々やご先祖様方があなたを優しくお迎え下さいます。そして仏様のもとで心から安らかに穏やかに落ち着いて円満に成仏することができるのです。そしてご先祖様方と一緒に穏やかにご縁ある方々を見守り続けることができます。あなたと皆様とのご縁は永遠です。どうか安心なさって下さい。