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父親との関わり方

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

8年ほど絶縁状態の父親がいます。
あまり長生きしないかもと噂を聞き、
父が死ぬ前に1回でも会った方が
いいのかどうか決めきれずにいます。

父が死ぬかもと思った時、私自身色々と
割り切って生きていたつもりですが、
何の涙かは分かりませんが、涙が止まらなく
なりました。

自分の感情が分からなく困惑しています。
いつかは会っておいた方が良いでしょうか…。
ちなみに父親に対する恐怖心は消えていません。

こんな私に生きていく為の助言をいただけたら…
と思い投稿してみました。
宜しくお願い申し上げます。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

会って後悔、会わずに後悔。

お話し聴かせてくださりありがとうございます。

全ての感情を言葉で表せるわけではないです。
たくさんの思いが絡まってうまく言葉にまとまらない可能性もあります。
ですから、涙の訳が言葉にならないことはおかしいことではないですよ。

私が同じ立場なら、『会うかどうか』の前に、『会ってどうするか』の想定も考えます。

顔を見るだけで十分なのか
何かを伝えたくて会うのか
何かを言って欲しくて会うのか
亡くなったときの祭祀承継はどう考えてもいるのか、
など、会う理由が明確にあるかどうかを考えるのも一案です。

あるいは、いきなり会う前に、自分の思いを手紙に書いてみてはいかがでしょうか。
書けない、または、書いたものを見直して感情のコントロールができていないなら、会わない後悔より、会った後悔が強くなるリスクがあると思います。

参考になれば。。

18
有り難し
おきもち

hasunohaに出会えた私は幸せ者。地方の町の小さなお寺に居ます。カニとおろし蕎麦と水ようかんが美味しいですよ。街のイルミネーションはまぶしく、人混みは得意じゃないけれど、ここでの対話があるから孤独じゃない。ありがとう。
一人だけで抱えられるほど軽くないのがイノチ。僧侶となって40年経ちました。 社会福祉士、公認心理師として社会では働いてます。事業や組織を背負うと言えないこともあるけど、仏教を背負うと語る内容も変わります。悩みなくても話してみたいときは相談ください

質問者からのお礼

遅くなりましたが、その説はありがとうございました。
色々と不幸が重なり大変でしたが、前を向けそうです。
心より感謝申し上げます。

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