hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

生きるのが辛いです

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

こんにちは。
悩みを打ち明けられる場所がなく、こちらを拝見して頼ってみようと思いました。

乱文になってしまいますが、どうかお読みいただけたらありがたいです。

数年前離婚し実家に戻ってきましたが、職もなくお金もなかった自分は趣味を通じて知り合った友人(女性)からその友人の職場に誘われて、焦りもありすぐに就職しました。

しばらくするとそこはブラック企業だとわかり、誘ってくれた友人も笑って、ここはブラックだから、と話しながら仕事をしているのを聞き、ショックを受けてしまいました。

離婚の傷も癒えていないまま、ブラック企業での勤めは心身共にえぐられるようで、適応障害となり入院後退職しました。

退院して実家に戻り、療養期間を経てようやくまともに稼げるようになりました。
非常勤ではありますが職場環境にも恵まれていますが、春で雇用期間が終わります。

離婚後の自分を実家に受け入れてくれた両親には感謝しています。

ただ、だんだんと目の前で老いていく両親を見るのが、ショックであり、死を意識しながら生活している当人たちと暮らすのがだんだんと辛くなってきました。

もちろん、両親同士は分かり合えていますが、自分としては受け入れ難く、悲しみとやるせなさに包まれ、実家での暮らしが苦しくなっています。

そしてその現実から逃げるように、仕事に集中するようになりました。
コロナの方も職場で出始め、私がうつったら両親が…と気が気ではありません。もし両親にコロナをうつしてしまったら、兄に向ける顔がありません。

兄は私が大学生の時から県外に住んでいるため、自分が地元に帰り家を継がなければと、学生時から思っていたので、県外に出たくてもその選択肢は尻込みしていました。
ただ、いなかのため仕事も少なく、就職の選択肢がとても狭いのです。

長期に渡って様々なことが重なり、家で全く安らげなくなりました。
親に申し訳ないのですが…。

家で楽しくなさそうにしている自分が気に障った両親は怒り、
家が気に入らないなら出て行け
お前に世話を頼むつもりは全くない
お前は失敗してばかりの親不孝だ

など言われてしまい、私は親のそばにいなければと思っていたのがすべで無駄だったことがわかり、失敗を責められ、今までの人生も全て否定されたような気持ちになりました。

私は何のために生きて行けばいいのでしょうか。

2022年2月6日 19:40

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

自分のために生きて良い

あまり難しく考えないで、自分のために生きて良いと思います。
「ブラック企業」という言葉は、怒りの煩悩を刺激してストレスを増やす場合もありますね。
自営業で自分が経営者ならどんなブラックでも耐えられますが、人からやらされている気持ちだと腹が立つ。
サラリーマン時代の現在の価値観をいったん忘れて、自営業の商売人気分で仕事を楽しみましょう。
親との関係も、野生動物なら親の介護なんかしません。
あまり複雑に考えずに、仕事も親の世話も、あなた自身がやりたいならやる、やりたくないならべつにやらなくても、それで人類が滅びるわけでもない、と大きな気持ちで生きてみましょう。

2022年2月7日 3:21
{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

願誉浄史様、早朝にもかかわらず、ご相談に乗っていただきありがとうございます。

確かに、怒り、そして焦りが、負の連鎖の発端だったように思います。
私は何事も自分の選択なのだから怒るまい、腹を立てまいと心に収めるようにしてきました。
それは、収めているのではなく、見ないようにして自分の色んな気持ちを無視していただけなのかもしれない、と感じました。

やりたいことがはっきりとわからないことも、こうしなければ、ああしなければと理由をつけて、自分の気持ちを無視しているからだと思います。

自分の、なになにがしたい、という気持ちを小さなものでも大切にしながら生活したいと思いました。

そうすれば、自営業の気持ちを持って働くことが楽しくなりそうです。

親は私の成功を望んでいるようにも感じ、私も何か成功している姿を見せなくては、と焦っていました。

これからは、少しずつでも、自分が元気で過ごせるように、あまり先のことを心配しないでいけたら、と思います。

勇気の出る気づきのお言葉、感謝いたします。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ