出産してから「死」が怖いです回答受付中
ちょうど3ヶ月前、我が家に初めての子供がきてくれました。
出産までは多少体調の変動はあったものの、2日間の長い陣痛を乗り越え無事出産しました。
出産後の自身の体力の低下やはじめての育児で日々ヘロヘロ。でも、どんどん成長していく我が子はとっても愛おしくなんとか今まで乗り越えてきています。
ただ一点産後から消えないのが「死」への恐怖です。産後高血圧で心拍が少しいつもより下がっただけで、「心臓が止まってしまうのでは?」疲れてフラフラになったら、「このまま死んでしまうのでは?」と自身の体調に敏感になりました。
幼い頃に経営者だった父が過労で亡くなったこともあり、幼い頃から「無理をすると死んじゃう」と頭に植え付けられてるからかもしれないですが、産後異常に反応してしまいます。
子供とたくさん遊んであげたいと思いますが、この思考がなかなか取れず、ワンオペ育児の中モヤモヤしています。
何か楽になる考え方ありませんでしょうか。
よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 2件
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拝読させていただきました。
お子さんを無事お迎えすることができて良かったですね。
おめでとうございます。
人は乗り越えられない試練は与えられないと言います。
きっとお子様も育てる力があるから、天のはたらきにより授けられたのだと思います。
お父様を幼くして亡くされてご苦労をされたことと思います。
そんな逆境の中でもここまで生き抜いてこられたご自分を褒めてあげてください。
人は放っておくと、未来への不安や過去への後悔ばかりに苛まれてしまします。
ちゃんと今目の前のものごとに気持ちを向けるためにも、1日の終りには、その日ご自分がやったことをよく頑張った!と褒めてあげてください。それとその日に出会った人に対して、ありがとうございます!と感謝の気持ちを向けてあげてください。それだけでも全然気持ちが違ってきます。
自分には、ご先祖様なり仏様なり必ず守ってくれる存在が共にいることに思いを馳せていただけたらと思います。
必ずいい方向に向かいます。大丈夫!
その不安は、あなたが母である証
ご相談いただきありがとうございます。
いま感じている“死への恐怖”は、貴女が弱いからではありません。
むしろ、「命をものすごく大切にしている証拠」だと思います。
多くの人は、自分がどれほど“生きたいと思っているか”を意識しないまま日々を過ごしています。
でも、まろん47号さんは違います。
産後の体の変化、赤ちゃんのお世話、睡眠不足の中で
自分の心臓の鼓動ひとつ、息の乱れひとつにも敏感になっていますよね。
それは、貴女が
「私は生きたい。この子を守りたい」
という強い思いを持っているからこそ起こる反応なのだと思います。
恐怖の正体は“死”そのものではありません。
その奥にあるのは、
「もうこの子を残していなくなるわけにはいかない」
「私はまだこの命から離れたくない」
という、とても強くて深い 「 愛 」です。
貴女の不安は、弱さではなく
母としての本能と優しさの形なんですよ。
恐怖の波は、「守りたい気持ちの証」です。
恐怖が出たとき、ぜひこう言葉をかけてあげてください。
「怖がってるんじゃない。
私は、この子と生きたいと思ってるだけなんだ」
すると、不安は“敵”ではなく
あなたの深い愛情の“サイン”に変わっていきます。
その気づきは、心の重さを少しだけ軽くしてくれます。
貴女はずっと“守ろうとしてきた人”です。
まろん47号さんの背景を思うと、
幼い頃からずっと“命”に敏感でいる必要のある環境を生きてこられたのだと思います。
だから今、産後の不安定さと重なって
その感覚がふたたび強く出ているだけなのです。
決して“異常”でも“過剰反応”でもありません。
長い人生の中で自然に刻まれた“身の守り方”です。
まずは「身体」を整えることが、心を守ることに繋がります。
産後は心より先に身体が限界を迎えます。
身体の疲弊が、不安を増大させてしまいます。
だから、心を変えようと頑張る必要はありません。
いま必要なのは、「身体」を休ませる環境づくりだけ。
それが、結果的に心の安定へ一番の近道になりますよ。
最後に
貴女が死を恐れるのは、
生きたくて仕方がないから。
子どもを愛しているから。
その恐怖は、まろん47号の優しさの形です。
どうかその優しさを、自分にも向けてあげてくださいね。
まろんさんが少しでも安心して呼吸できますように。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
我が子への「愛」…とてもしっくりきました。生涯を通して「命」の大切さに気付かされていたのですね。ご先祖様、そして大好きな父がそばにいてくれると信じて今後も子育てに奮闘していこうと思います。
まずは自分の心身を整えて、頑張った誉めつつ頑張りたいと思います。
あたたかいコメントとても心に響きました。
ありがとうございました!


