毒親
二年程前亡くなった父は神経質で沢山のこだわりを持っていて、随分年齢を重ねる迄私は父の言う事を信じこんでいました。信じて言われた事を忠実に守っていました。ある意味、
洗脳されていたような感じです。
なので子育ても、変な拘りを持っての子育てでした。
例えば男は糠味噌など触るものではない。出世しなくなる。と言われてたので、子供が糠味噌をかき混ぜたいと言ったのに、
させてあげませんでした。
思い出す度、辛くなります。
毒親でしたね、私。
もっとおおらかに子育てしなければ、いけなかったです。
私が毒親だったから
今、子供が苦労している。
申し訳なくどうしたらよいのか
どう償ったらよいのか、
生きているのが苦しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは「あなたの人生」を生きて下さい
『私が毒親だったから今、子供が苦労している』とおっしゃっています。
あなたの御父様は毒親でしたか? あなたに対して『申し訳なくどうしたらよいのか どう償ったらよいのか』との思いをお持ちだったでしょうか。
またあなたは今 御父様に償って欲しいと思っていますか…?
いかがでしょうか。
あなたのお気持ちは私にはわかりません。でも、あなたは今 子供様に対して「申し訳無かった。糠味噌の件もすまなかった…」というお気持ちをお持ちでいらっしゃる。ということは、当時は当時であなたは懸命に子育てをなさったのではありませんか。
『私が毒親だったから今、子供が苦労している』…そう言われたら、お子様は喜ばれるのでしょうか。もうそれなりの立派な大人でいらっしゃるかと思いますが…お子様がある程度、いえ、ちゃんと御自身で人生を選択し、歩んできたとお考えでいらっしゃったならば、あなたのその思いはお子様の尊厳を損なうものとも申せましょう。
親子であっても、そもそも互いは「別人格」なのです。お子様の人生はお子様のもの…あなたに立ち入る権利は無いのです。いえ、立ち入る必要は無いのです。
さあ、どうかあなたはお子様のではなく、「あなたの人生」を歩んで下さい。
まだまだ、あなたにはやるべきこと、出来ることがたくさんあるはずです。なければ探し、見つけて下さい。
そして、「私は今こう生きている」という生き方をお子様にお示しになって下さい。それこそが今のあなたがお子様にできる精一杯であり、「それで」良い、いえ、「それが」良いのです。
あなたを、またお子様を仏様が支え、導いて下さっています。
そのことをしっかりと受け止め、今後の人生をしっかりと生き抜いて下さい。仏様が御一緒下さるから大丈夫です…。
質問者からのお礼
小林 覚城様
ご回答有り難うございました。
ご住職の問いかけや、お導き下さっているお言葉、何度も読み返しました。
そして、ご住職のお言葉よく解るのです。
投稿させていただいた内容も、息子たちに対して不遜な気持ちが含まれていることを、承知していました。
父の事は大好きでした。
ある事情で晩年は、夫が我が家に迎えてくれて一緒に暮らしてくれました。
寂しい晩年だったと思います。
でも、穏やかにいてくれて恨み言は一切言わずに逝きました。
コロナ禍でしたが、最後の一息まで見届ける事ができました。
生前、父が、私に「人間死ぬまで生きなきゃいけないんだ」私に強く言いました。私がバカな事をしたからです。
いま、わたしは、まさかの坂を、転げ落ちて、辛い毎日ですが、
ご住職の仰るように自分のやるべき事に、取りかかれる様、生活たてなおすべく努力します。
死ぬまで生きます。
重い文に、なってしまいましたが、
ごめんなさい。御礼の投稿にさせてください。
有り難う御座いました。