お寺の歴代僧侶について
先日、祖母を亡くしたことをきっかけに信仰心が芽生えました。自宅から車で1時間ほどのところに菩提寺があり小さい頃から正月、お盆等は手を合わせに行っておりました。祖母の死をきっかけに菩提寺さんが真言宗であると理解し、今まで何となくで持っていたお念珠も真言宗のものを新調しました。
先祖代々の墓には曽祖父も眠っておりますが、その方が菩提寺で副住職をされていたと父から伝え聞き、そのことも信仰心の芽生えへと繋がっております。
そこで曽祖父が本当に副住職をしていたのか知りたくなり、菩提寺さんの寺務所で事情を説明しましたが、歴代の住職、副住職の記録はないとのことで、曽祖父の名前を伝えたところ分からないとの回答でした。自分の中ではひいおじいちゃんのお寺と愛着があったので少しショックでした。
その菩提寺は戦後に本山となったみたいで、戦前に僧侶をしていたのなら余計に分からないと言われましたので、仕方ないとは思いましたが、将来私が墓守りをしますし、自分の芽生えた信仰心をご先祖の供養に繋げたい、更には自分の子にその寺が菩提寺である所以を伝えていきたく思っております。 拙い文章で申し訳ございませんが、自分の気持ちを聞いていただきたく質問に書かせていただきました。
何か良いアドバイス等ございましたらよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
深いご縁の中で今があるのです
拝読させて頂きました。
なるほど、その様に言われたのであればあなたもちょっとショックでしょうね。ガッカリなさっておられるのかとも思います。あなたのお気持ちお察しします。
とはいえあなたもご家族の皆さんもその菩提寺さんと深いご縁でつながっていることに何ら変わりはありません。
曾祖父様がそのお寺で副住職さんをなさっておられたかどうかは、なかなか定かではないのかもしれません。がしかし、今でも曾祖父様はその菩提寺さんやあなたやご家族の皆さんをいつも見守っておられることは間違いなきことですからね。どうかご安心なさって下さい。
明治以降の廃仏毀釈の嵐吹き荒れる中や第二次世界大戦前後にかけては様々なお寺の記録が散逸することが珍しくありません。様々なお寺同士の統廃合があったり宗派が分裂したり統合したりと目まぐるしく住職や総代や役員が入れ替わったりもしたでしょう。或いは空襲で多くの伽藍も記録も焼かれてしまって手がかりとなるものも何も残っていない場合もかなりあるでしょう。(特に都心部では全て焼失してしまいましたからね)ですからなかなか手掛かりになるものがないかもしれません。ウチのお寺でも都会の方々が疎開なさっていらしたのでその時分いろんな方々が出入りしていたと思います。
ただそれだからと言って決して諦めたり否定することでもないと思います。曾祖父様はその菩提寺さんで僧侶として仏門に入り精進なさっておられたのでしょうから、そのことを誇りに思っていいと思います。また機会があれば伺ってみてもいいと思いますよ。
いずれのせよその様な深いご仏縁があることをどうか大切になさって下さい、そして曾祖父様を始めご先祖様や歴代ご住職様やお寺でお勤めなさり修行なさった多くの僧侶の方々も含めて心から手を合わせてご供養なさって下さい。今のあなたがあるのはそういう数知れぬ方々ご先祖様があればこそですからね。
あなたがこれからも曾祖父様や多くの方々とのご縁を大切になさり心からご供養なさり、皆さんと一緒に心から穏やかに毎日を生き抜いていかれます様にと切にご先祖様方に祈っています。そして宜しければこれからも仏教を学びあなたの可能な範囲でご精進なさって信仰を深めて下さいね。
お返事有難うございます。今もあなたと深いご縁でつながっていますからね。有難しですね。記録が見つかるように祈ってますね。至心合掌
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma様
大変有難いお言葉ありがとうございます。
これからも家族、菩提寺さん、ご先祖様、周りの方々に感謝し生きて参ります。
このご縁も自分に残してくれたものだと受け止めております。
またいつかひいおじいちゃんが勤めていた証を見つけたいと思います。