今ある情報の中で同じことをグルグル考えても新しい答えが出ない、でも何度も考えてしまう、そんな思考の堂々巡りに陥っている場合、メンタルヘルス不調になる危険もあります。
そのようなときは、｢これは今考えても仕方のない妄想雑念だ｣と素早く気付き、考えないようにした方が良いです。
家事をやっているときは家事のこと、テレビを見ているときにはテレビのことをと、目の前のことを考えれば生きていけるので、｢今考えなくてよいことは今は考えない｣という方針にしましょう。
あとは、同じ情報の中で堂々巡りは苦痛なので、脳に新しい情報を入力してあげましょう。
たとえば、離婚をタブー視するのではなく、仮に離婚するとしたら何をすべきかを調べてみるなど。
人は、やることがあると元気が出る場合があります。
不幸な仕事でも（極端な例では戦争の準備やお葬式の準備でさえも）、仕事（やること）があると、新鮮な情報の入力から新しいアイデアの出力が誘発され、エネルギーが湧いてくる可能性があります。
なので、新しい情報を入手するために一歩でも動いてみてはどうでしょうか。
玄関を出るだけでも景色が変わりますからね。
ハスノハに質問をくださった行動も、｢一歩踏み出す｣行動ですから素晴らしいです。

願誉浄史

がんよじょうし。浄土宗教師。｢○誉｣は浄土宗の戒名に特有の｢誉号｣です。四...

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