実の母に殺されそうになり心の置き場が無い
回答 1
有り難し 11よろしくお願いします。
3月29日。認知症の母から包丁を突き付けられ「殺してやる」と殺されそうになりました。子供達も見ていて、危険を感じたため刃物を取り上げた後110番通報、母は精神科病院へ緊急的に入院となりました。今も入院中です。
当日は眠れず震え、翌日からは今日にいたるまで毎日母がいる怖い夢を見ます。母は認知症を決して認めず、ここ半年は特に我慢ができず怒りっぽく自己中心的、まるで4歳児のようでした。今回も金銭管理への不満がきっかけでした。
当日も朝から様子がおかしかったようで、刺されそうになる前も物を投げられ、刃物を取った後もバチバチと八つ当たりの様に叩かれました。
ここ半年間、見張られ続け必要以上に私に依存し、私もどこかDV被害者に近い恐怖を持っていたと事件後気づきました。
もちろん、同居している大人はじめ子供たちももう怖いからと母と同居は今後したくないと言われました。私も正直怖くてできないと思います。現時点では絶対に無理です。
ただ、その一方、母相手に110番をしてしまったこと、精神科に入院し今後受け入れられなくなる、という社会的「死」になる結果になったことに、やはりどこが間違っていたのか、どこに何に一番後悔すべきなのかといつも考えていたりします。子供たちのためだったわけだし後悔してると言いたくないですが、正直少しあったりします。
事件前とは明らかに自分の心が疲弊している実感があります。何かがおかしいと感じています。110番しなかったら？精神科に入れなかったら？……考えられない未来を思います。母の部屋に入り、当面帰ってこれないと思い、腐りそうなものを片付けようと炊事場や冷蔵庫を開けましたが腐敗したものやカビでひどい現状でした。そうなるまで、嫌がられても放っておかず掃除をしてやればもっと違ったのだろうかとか、毎日掃除をしながら考えています。
認知症になった母は依然と性格が真逆です、別人です。
父のように正常なまま亡くなれば、その性格のままどこかで見守ってくれているのかなと思いますが、正常な母は今どこにいるのでしょうか？見守ってくれてない、どこにいるのかわからない。私の中にいる「娘」の部分が悲鳴を上げて母を呼ぶのを必死に押し込んでいる気がしています。もう何をしても褒めてくれない、笑ってくれない。
心療内科に行くことも考えますが、その前に。
よろしくお願いします。
お坊さんからの回答 1件
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同一人物という概念は幻
お釈迦様は、自我は概念上の幻みたいなものであり、実体は無い（無我、空である）と発見されました。
人間の細胞は新陳代謝で入れ代わりますし、心は瞬間ごとに浮かんでは消えています。
つまり、お母様は瞬間ごとに新しい別人に入れ代わっている。
ただ、本人や他人が記憶や名前などの情報を相続している（相続しながらも情報は壊れていくが）ので、本人も他人もお母さんのことを同一人物だと錯覚しているだけなのです。
ですから、認知症になる前のお母さんはもうこの世にはいないのです。すでに新しい別人がそこにいる。ただ、世間の法律上は同じ戸籍のアカウントを継承しているだけなのです。
｢同一人物という概念は幻、錯覚｣と思って、初対面の病人に対するような敬意や慈悲だけを意識してはどうでしょうか。
なお、身を守るために警察を呼ぶのは当然の行為です。
夫婦喧嘩とかでも通報することはよくあります。（過去の私は、そういう情報が入る仕事をしていたことがあります。）
質問者からのお礼
お礼を書くのが遅くなり申し訳ありません。自分で相談を書いておきながら見返すのも辛く感じていたもので、なかなか見返せずにいます。タイトルすら見たくなかったですし、今もまともに見れません。
実は頂いたお言葉はすぐに拝見しましたが、咀嚼に時間がかかってしまいました。読ませて頂きながら少し寂しくもなりました。
私にはすでに両親（一応”母”は生きていますが）も兄弟もいない、子供はいますが巣立てば別の人と生きていく人達です。そういう意味で本当の味方、身内は誰もいなくなってしまったように感じることもしばしばです。幻（母）であれ支えを失った気がしています。
きっと私より年配の方も同じようなものかもしれませんが、何だか予想していたものとも違う形で、両親がいなくなった状態の今の自分の在り方に戸惑っています。踏ん張っていますが何かのきっかけに崩れ壊れてしまいそうな現状です。
せっかくいただいたありがたいお言葉なのでもっと考えさせていただき、私なりにちゃんと飲み込めるようになっていきたいと思っています。ありがとうございました。
頑張って生きていきます。
