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人生の選択

回答数回答 2
有り難し有り難し 16

現在、癌をわずらいお仕事探しも止め実家にいます。

人生を振り返ると途中からいいことなかったなって思ってます。
Australiaへ留学して沢山の友達ができて前向きな性格になり
帰国しました。

帰国してからストー力ーに合ったり、しかもスピード離婚しています。

人のこと言えないですが彼は駄目な男性で私と離婚した後再婚し
また離婚したそうです。

この前相談させていただいた元彼も重たい人でした。
2人とも職場で出会ってます。

なんでしょうか。世の中出会なければ悲しい思いしなくても
いいこともあるのにどうしてあの人達は思いやりより
自分だけが良ければいい考えなのでしょうか。

1人は借金男でしたし、元彼は学生時代ご両親のお金
でパチンコ行ったり。

出逢わなけば良かったって最近思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

出会いはわたしたちの「はからい」の外からやってきます

おつらい事と存じ上げます。

縁とは我々の「はからい」の外からやってくるものですが、
それに対して、内側の「わたし」がどう応じていくのかを、
修行するのがほとけの教えなのであろうと感じます。

私自身もそうですが、やはり自分本位というものを、
捨てきることは出来ません。そのために、
内側のわたしをしっかりとコントロールするための
ほとけさまの教えを学んでいるところです。

坐禅であったり、読経であったり、お掃除であったり、
法務、法事などであったり。これらが「わたし」を
コントロールするすべであるとして、務めるものであります。

お付き合いをされた方々の自分本位の姿にあなたが
辟易されたこともまた、「はからいの外の縁の姿」と存じます。

御病気も、これからの出会いも、あなたを不安にさせて
しまっているものと伺いますが、

未来は誰にとっても「不安」なものであります。

今、すべきことは、その未来において、
どのような出会いがあろうとも毅然として向き合える
「わたし」を自分のなかに見つけることであります。

みな誰しも、不安なこころをもつ、いわば弱いこころを
持っています。
だからこそ時として、悪いこころがすり寄ってくることに
疎くなったりするのです。

どんなときにも、一歩うしろから自分を見つめ、しっかりと
毅然とした思いをもって応じているかを確かめる、
そんなもうひとりの自分でわたしを見つめること。

それが、すこしづつすこしづつ、わたしを安らかに
していくのではないでしょうか。

不安は外からくるのではなく、
自分の中から湧き上がるものです。
外の煩わしい事に流されない、或いは気にしないこころを
御自身で持つことが、今のあなたを変える力になるものと
思うのであります。

参考までに。
一日にほんのわずかな時間で構わないですから、
ちょっと正坐して、深呼吸。
そして自分を確認しましょう。
「おはよう!元気?」「元気です!」
「最近、色々辛いことあったけど、それも人生の糧だと
思って、頑張れる?」「つらいけど、なんとか歩いていきます」
「だれも見てなくても、わたしはあなたをみているからね!」
「はい!」

こんな感じです。

でも辛くなったら、またここに書き込んでくださいね。
さちあれ。さちあれ。合掌

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有り難し
おきもち

心のより善い変容へと向けて

みかん様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

この度は、癌を患われておられるとのことにて、とにかく養生第一に、治癒にまずはご専念下さいませ。

人間、生きていく上で誠に色々とございます。良いことだけでなく、悪いことも含めて、失敗や反省、後悔することなどももちろんです。

ただ、同じような出来事をそれぞれが経験したとしても、受け取る人の心の持ちようそれぞれにおいて捉え方も異なってくることがございます。

例えば、雨が降るという出来事は同じであっても、それを受け取る人の心の捉え方次第で異なって参ります。日照り続きで作物が気になっている農家の人においては、恵みの有り難い雨となり、花火大会を楽しみにしている人においては、恨めしく嫌気する雨となってしまうことでしょう。

雨そのものは、ただの自然現象で当然に悪気も何もありませんし、善悪も関係のないものであります。しかし、それを捉えるそれぞれの心の状態において、その雨が、良いものとなったり、悪いものとなったりしてしまう場合もございます。

人生における様々な出来事も実は無数の織り成す縁によりて、善くも悪くも色々と展開されていくものですが、それを扱う人の心、それを捉える人の心次第で、それぞれが善くなったり、悪くなったりとなってしまう側面もあります。もちろん、自業自得として己の悪い行いが招いた悪い結果であるならば、慚愧、反省し、二度と同じ過ちを繰り返さないこと、償いや贖いが必要であるならば積極的に善い行いをすることが必要にはなりますでしょう。

とにかく、心の状態をこれからのいかなる出来事に対峙してもできるだけ善きものとして調えていけれるようにするためには、心の状態を上手にコントロールするための修習や善い行いに努め励むことが求められることにはなります。

前回のご質問の拙回答の最後にて、「みかん様がより良く幸せに過ごすことのできるお相手と巡り逢えるご縁のありますことを祈念申し上げます。」と述べさせて頂きました。

あまり過去の出来事にいつまでも囚われてしまわれずに、是非、これから先の善きご縁へと向けて、ご養生と共に少しゆっくりと英気を養われてから、少しずつでも心のより善い変容へと向けて取り組まれていかれましたらと存じております。

善処を祈念申し上げます。

川口英俊 合掌

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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

僧侶様
心癒されるお言葉ありがとうございます。
私自身本当に弱いダメな人間でして、現在心理療法士
さんのカウンセリングを受けています。
心の持ちようだと存じていながらまだまだ癒やしきれない
心の傷が残っているのに気づいているのに向き合うのが
怖いのです。心の整理するのが怖いのです。

ご相談のっていただきありがとうございました。

お礼申し上げます。今の世の中インターネットで暖かいメッセージをいただけて嬉しく思います。私は残念ながら去年にしばられて生活していたように思います。私自身を大切にできず自分を押し殺して男性とお付き合いしておりました。嫌われるのが怖かったのですね。癌は手前だったようで細胞を削り完治いたしました。これからは自分を押し殺さなければならない男性ではなく私が笑顔でいられる方を探したいと思います。
見ず知らずの私に暖かいお言葉お礼申し上げます。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ