学生時代のトラウマ
学生時代の頃の話です。
部活動の顧問に「バカは死なねぇと治らないのは本当だな」「いっぺん死んでくるか」と言われたり、後輩に片付けの方法を教えていたら「先輩ずらするんじゃねぇよ」と言われたり、
顧問の聞き間違いで部活の練習時間の間(4時間)意味も変わらず怒られ続けるようなことがありました。
これだけでなく、
顧問の視界に入っただけで機嫌が悪くなり意味もなく怒鳴られたり、
親の権力に縋り、都合のいい時だけ私を呼ぶようなことがありました。
このような過去が影響しているのか分からないのですが、
自分のことが好きになれず夜になると1人で泣き続けることが多いです。
友人などの前では嫌なことがあっても笑って過ごしてしまう癖がついてしまいました。
過去の話を親に相談した時に
「辛い経験をしている人は多いんだから」と言われました。それは重々自分自身も理解した上で相談したのですが…
このトラウマから抜け出せず意を決して相談したのに解決できませんでした。
「いつまでも過去を引きずってても何も変わらないよ」とも言われました。
それもわかっているのに抜け出せないんです。
本当に辛いんです。
誰にも相談できずたどり着いたのはここでした。どうかアドバイスを頂けると幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
トラウマはあなたのせいではありません
AA 様 相談ありがとうございます。
トラウマはあなたのせいではありません。あなたに責任もなく、あなたが悪いのではないのです。それは、脳に記憶されたトラウマになるような出来事が影響を及ぼしているからです。人はトラウマ的体験をすると脅威を感じます。その脅威には、本能的に闘争や逃走、凍りつき反応を起こします。自分の心と体を守るために発動されるのですが、この反応に、怒り・不安・嫌悪の感情が喚起されます。この感情が続いてしまうのです。脳の本能的反応のせいです。人の脳は発達していますから、自己嫌悪の感情のせいでさらに不安や恐怖などを増幅させて、不安を解消したいのに解消できないという葛藤を起こします。人は必然的に厄介な脳をかかえているのです。
でもこの厄介な脳は、逆の素晴らしい機能も備えておりまして、安心や安全感・優しさや愛情(仏教でいう慈悲)を感じると、癒しや安らぎをもたらすオキシトシンが分泌されて、脅威の感情から、落ち着きと安定をもたらします。
(看護師を目指しておられるのなら、オキシトシンは聞いたことがあるかもしれませんね。)
それで、対処方法ですが、まず自分のせいじゃない。自分は悪くないと思うこと。トラウマの体験を客観的に、第三者的に見れるように、マインドフルネスなどしてみること。
呼吸法など、自分のリズムのゆったりとした落ち着ける呼吸で落ち着ける練習をすること。
そして、慈悲の瞑想で、癒しと安らぎを心にもたらすようにすることが効果的です。慈悲の瞑想には、安心や安全感を感じる、癒しの場所にいるようにイメージ、あなたの傍に、思いやりのある優しい人がいて、あなたが温かさを感じているようにイメージします。さらにその傍に居る優しい人は、あなたにどんな言葉をかけてくれるか想像します。「一人で耐えてきたんだね、泣いてもいいよ。」「もう大丈夫幸せになれるよ」そんな言葉でしょうか。癒されると思います。
コンパションの実践ですが、参考にしてください。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。笑顔でいられること、素晴らしいと思います。またどうぞ困った時はご相談ください。この度のご縁に感謝申し上げます。再礼
悪縁や悪業を捨て去っていきましょう
拝読させて頂きました。
あなたが過去部活の顧問から大変ひどいことを言われて深く傷つき今もそのことで辛い思いをなさっておられることを読ませて頂きました。詳細なことはわからないですけれどもあなたのその辛いお気持ちを心よりお察しします。
その顧問の先生がどの様な方なのかはわからないですが、その顧問があなたに言ったことは明らかに暴言ですし、言葉の暴力行為です、つまり深い罪です。あなたはその様な悪言や悪業によって深く傷つけられた被害者なのです。ですからその顧問は加害者ですし犯罪者です。ですからあなたは全く悪くないですし、どうかそんな自分をおとしめたり嫌いにならないで下さいね。
その顧問はあなたにとっても他の人にとっても悪縁でしかありません。その様な愚か者のことはできれば速やかに捨て去りましょう。万が一OBOG会や同窓会等で顔を合わせなければならない場合があっても一切関わる必要はありません、無視しましょう、ほおっておきましょう。その様に平気で人を傷つけるような者とはしっかりと離れましょう。
あなたは大切な人なのです、あなたはこれからも本当に大切な人達とのつながりの中で様々恵まれながら学んでいかれて人として成長なさっていかれるのですからね。どうか悪意や悪言や悪業や悪縁をしっかりと切り捨てていきましょう。そしてそのトラウマも捨て去っていきましょう。直ぐにはできなくても必ずいずれそのトラウマも小さくなっていくでしょうし手放すことができる時がきますからね。
あなたがこれからも素晴らしい方々との出会いの中で大切な方々とご縁を深めていかれ、毎日を心から豊かに充実して生き抜いていかれます様に、そしてあなたが人として健やかにご成長なさっていかれます様に切に祈っています。どうかその様な愚かなことや愚か者に決して負けないで下さいね。あなたを心より応援しています。辛いことがあったらまたあなたの思いをお聞かせ下さい。あなたを心よりお待ちしています。
質問者からのお礼
今更の返事になってしまってすみません。
暖かいお言葉ありがとうございます。
回答してくださった内容を読んで、そこから私は前向きに元気に暮らしています。
今はときどき落ち込み思い出すことがあるものの、とても笑顔です。
ありがとうございました。