人や自分の嫌な部分ばかり見てしまう
私は自分自身のことも、他人のことも、嫌な部分ばかり見てしまい、記憶して、何度も思い出してしまいます。
自分がしてしまった失敗、気持ちの余裕がなかった頃に他人に冷たい態度をとってしまったことなど、
過去の自分の嫌な記憶を何度も思い返し、自分のことを否定してしまいます。
それと同じように他人のことも、
かつてその人にされた嫌なこと、傷ついた何気ない一言を何度も思い返して、
たった一回の出来事を反芻するせいでその人のことを嫌いになってしまいます。
自分のことも、他人のことも
嫌な部分ばかりが目について、嫌いになってしまいます。
苦しいです。
他人を許せないのは、自分を許せないからだと思います。
どうしたら自分や他人を許せるようになりますか。
内面から考えを変えていくのは難しいかと思うので、先に行動を変えてみるのもアリかなと思うので、
考え方も知りたいですし、振る舞い方も知りたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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排除するばかりでは、生きていけなくなるものね。恩恵に感謝もね
嫌なことをされたら、傷つくし、ずっと覚えていて忘れられないよね。また、自分の欠点を反省しても、ずっとコンプレックスになって自信を失くしてしまうわね。
仏教はね、そんな我が身を振り返り、愚かさを自覚していくことから、気づいていく視点を大切にします。人間は完璧ではありません。それなのに、人や自分を評価しては、憂いでいるのです。それでも、そんな私が生きていられるのは、多くの恩恵があってこそ。そこに目を向けて、感謝していけたらね。
手を合わせ頭を下げる生き方には、そうした恩恵や気づきをいただき、他に優しさを向けられる仏道の心が備わるからなのかなと思います。排除するばかりでは、生きていけなくなるものね。
そのように行動してしまった理由があったわけだものね。そんな部分にも目を向けられたら、受け入れていく、許していける。あなたの心に、優しさの広がりをね。