夫の不倫後の再構築について
以前にも夫の不倫について相談をさせていただきました。
現在、私自身の気持ちの整理がつかず別居をしている段階です。
夫は連絡の文面上は反省している様子ですが、裏切られたショックが大きく信用することが怖くなってしまい私自身その反省を受け止めきれません。全て上っ面の言葉に感じてしまいます。また、フラッシュバックもあり、きつい言葉で当たってしまいます。
その状態が続くと夫は反省を受け入れてもらえない!復讐したいだけだろ!と逆ギレのような態度を取るようになりました。
私自身も再構築をする上で、反省を受け入れないといけないこともわかるのですが、辛い気持ちや怒り、悲しみが大きく受け止めきれません。
一度の不倫も許せない私は心が狭いのでしょうか。この様な状態が続き私自身も心苦しく、離婚した方が良いのではないかとさえ思いますが、今の自分の状況を考えると現実的には難しいことも承知です。私はどのような心持ちで過ごせば良いのか、ご教示いただきたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
怒りは煩悩(悩み苦しみの原因)
仏教では、自分自身の煩悩が悩み苦しみストレスの原因だと考えます。
つまり、あなたの苦しみも、夫の不倫ではなくあなた自身の怒りの煩悩が根本原因なのです。
仏教では、自分の心身でさえ自分のものではない(思い通りにコントロールできない)と考えます。
まして、夫婦であっても夫は他人。
夫を不倫しないように支配することなど、できないのが普通なのです。
仏教徒は、殺生・盗み・嘘・飲酒・不倫をやらない(五戒を守る)方が善いのです。
しかし実際は、蚊を殺すし、鶏から卵を盗むし、営業トークするし、お酒も飲む。
不倫以外にもさまざまな罪を犯してしまうのが私達の現実の姿です。
ですから「みんな煩悩まみれの凡人」「罪を犯すのはお互い様」と許しあう慈悲の心が、世の中を平和にします。
過去は過ぎ去りもう無い。
今の夫を好きか嫌いかで判断してはどうでしょうか。
質問者からのお礼
願誉浄史様
私自身の怒りが煩悩…まさにその通りだなと思いました。
今すぐ夫に対して愛情は持てないですが、
他人はコントロールできないものだということを心に留めておきたいなと思います。
この度は、お気持ちのこもったあたたかいご返答ありがとうございました。