家族(愛犬)を看取ること
こんにちは。
質問ではなく気持ちをきいて頂きたいのかもしれません。うまく言葉に出来ないかもしれないのですが、読んで頂けたら幸いです。
私共夫婦には子どもはおらず、愛犬二匹と一緒に暮らしています。
18歳になった子が、数日前に入院しました。長年闘病しておりますが、今回新たに別の病の発作を起こし、意識の混濁など重篤な症状もありましたが、病院の方々のお力を頂き幸い一命を取りとめました。
徐々に回復してきており退院もできる見込みです。
ですが、高齢の子なので、遅かれ早かれその時を迎える覚悟をしなければなりません。
覚悟をしたつもりでもしきれないのです。泣いても何をしても辛くて仕方ないのです。
あの子を愛しているから苦しいとわかっていても、愛するという執着をなくすことは私にはできません。
ただ、私が悲しめば、あの子は私を心配してしまいます。飼い主がそばにいないだけでも寂しいだろうに、飼い主がその現実を直視できず泣いていたら、退院できてもあの子が心身を休めることはできないでしょう。
夫も私と同じように辛いはずですが、仕事にも病院にも行ってくれていて、私だけがうろたえてしまっています。
あの子の命があとどの位残されているのかはわかりませんが、ただ苦しまずに、穏やかに過ごしてほしいです。
幸せにはしてあげられなかったかもしれませんし、足りないかもしれないけれど愛してると伝えたいです。
そして、あの子がその時を迎えたら、安心して天に召されることができるよう、看取る私自身に強さがほしいです。
長文な上、ひとりごとのような文章で申し訳ありません。
読んで頂きありがとうございます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
皆さんのご縁は永遠です
拝読させて頂きました。
あなたや旦那さんにとってその子達は家族ですし子どもですよね。その子が病になって回復してきたものの後の余命を考えるととても不安におそわれてしまっているのかと思います。そして悲しみやさみしさがつのっておられるかと思います。あなたのお気持ちや旦那さんのお気持ちを心よりお察しします。
その子達は不思議なご縁に恵まれてあなたと旦那さんのところにきて、お二人に愛され慈しまれながら育てられてきたのでしょうね。そしてその子達もあなたや旦那さんのことを心から愛して一緒に生きていらしたことでしょう。毎日を皆さんで仲良く心から幸せに生きていらしたことでしょう。
その子達もあなたも旦那さんも皆全てその生命は与えられたものです。その与えられた天寿を全うする時が必ず参ります。
とはいえ天寿を全うしたとしてもそのご縁が切れるのではありません。
仏様に導かれ先に往かれた親しい方々やご先祖様が優しくお迎えになさって下さり、一切の迷いや苦しみや痛みからも救われていくのです。そして清らかに何の憂いもなく成仏していくことができるのです。それからも残された家族を優しく見守っていくことができるのです。ですから死はその縁を切るものではありません。死が訪れたとしてのそのご縁はこれからもずっと続いていくのです。
その子達とあなたや旦那さんやご家族の皆さんとのご縁は永遠ですからね。
どうかこれからも与えられた素晴らしい命やご縁を大切に生きて下さいね。
そして天寿を全うする時にはどうか仏様やご先祖様に手を合わせて心から安らかになります様にとお願いなさりお祈りなさって下さいね。必ず仏様やご先祖様はその子達もあなたも旦那さんも皆さんをお導き下さいます。ですからどうか安心なさって下さいね。
その子達がこれからもあなたや旦那さんと一緒に心から仲良く幸せに生きていかれます様に、そして与えられた天寿を全うなさる時には必ず仏様がお導きなさって下さりご先祖様が優しくお迎えなさって下さり心安らかになります様に、これからもその子達や皆さんとのご縁が続いていきます様にと心から仏様やご先祖様にお祈りさせて頂きます。至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma 様
気持ちをきいて下さり、お優しい言葉をかけて下さり有難うございます。
拝読しながら色々な思いが溢れて、泣きながらひとつひとつのお言葉を噛みしめました。
私たちの子が退院し家に戻ることができました。まだ意識が朦朧として自力で動けず、時折苦しそうな様子で目が離せない状況です。
追って必ず、改めてお礼をお伝えしたいと思っております。
本当に有難うございます。
Kousyo Kuuyo Azuma 様
先日はご回答いただき有難うございました。
その後、愛犬の体調は少しずつ回復し、食欲も出てきて歩くこともできるほどに良くなりました。 Azuma様にお言葉をいただき、お陰様で私自身も心を落ち着けることができました。
高齢の子ですので覚悟はしておかなければなりませんが、死は縁を切るものではなく永遠に続いていくのだと教えていただき、深い安堵感を覚えました。
そして、仏様やご先祖様がこの子を迎えてくださって、ずっと私たちは一緒にいることができるのだと信じ、かけがえのない一瞬一瞬を大切に過ごしていきたいと思います。
大変尊い教えを有難うございました。
僅かばかりで恐縮ですが、おきもちお送りいたします。
ちゃんとお礼ができておらず申し訳ございませんでした。
この度は本当に有難うございました。