妻の怒りがとめどなくなってしまいます。
一人娘が嫁ぎ一年近くたちます。最近私が話をしっかり聞いていなかったなどが原因で妻と言い合いになり、最後には妻がキレて「離婚したい」「とっとと別れればよかった」「結婚しなければよかった」と言われるほどの喧嘩に発展してしまうようになりました。既に3回ほど繰り返してしまっています。
妻がキレてしまう原因は、喧嘩の際につい言い返してしまう私を、家庭を顧みず横暴だった若いころの私に重ねてしまうところにあるとつい最近気付きました。
今、私は自分なりに過去を反省しとても悔やんでおり、それを妻に分かってもらいたくて「俺は昔の俺とは違うんだ」と繰り返し訴えてしまいます。
しかし理解してもらおうと必死になっていたものの、妻が過去の私をどうやっても消せないことが分かり、認めてもらうことは諦め今後は何があっても反論せずに誠実に謝ろうと思っています。
助言をいただきたいのは以下の3点です。
・この様な状況にもかかわらず妻を尊重できず時に私は甘えてしまいます。
・変わった自分を認めてもらうことを諦めてよいのでしょうか?
・自分は怒りをコントロールするのが苦手で、咄嗟にまた言い返してしまうのではないかとても不安で、どのような心構えをすればよいのでしょうか?
私は妻が好きで絶対に離婚したくありません。どうぞよろしくお願いいたします。
今はちょっとした夫婦喧嘩で家内は、仕事と趣味に没頭し横暴で家庭を疎かにした若い頃の私を思い出しキレてしまいます。何とか修復せねばと苦悩しています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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言葉なんかじゃなく、誠実な態度で向き合い、信頼という上書きを
妻さんは、子どものために耐えてきたところが大きいと思います。横暴にも我慢してきたのは、あなたについてきたからというより、子どもの母として踏ん張ってこられたのだと思いますよ。(私もそうです)子どもがいたら離婚は簡単なことではありません。いつか、子どもが成人したら、自立したら、離婚してもいいという気持ちで、ここまで頑張ってこられたかもしれません。
ですから、蓄積された恨み辛みが爆発している可能性があります。「昔とは違う、変わった自分」といくら口に出しても、納得できるはずもなく、簡単に許せるはずがないのです。言葉なんかじゃなく、誠実な態度で向き合いながら、今までの年数の倍をかけて、信頼という上書きをしていくしかありません。そうやって、この人は反省し変わってくれた、私を大事に想ってくれていると実感していけるのです。
厳しいようですが、人の心というのは、傷つけ失ったら信頼を取り戻すのは、大変なのです。言葉なんかじゃなく、時間をかけて理解してもらうしかありません。本当に「好き」なら、残りの人生を、しっかり尽くしながら、一緒に歩んでいってください。
夫婦は、どちらが上も下もないのです。対等であると感じるから、大切な存在だと思えるのです。
質問者からのお礼
女性のご住職様のお言葉が聞けて大変ありがたいです。
「言葉なんかじゃなく態度で、倍の年数をかけて」正にその通りですね。
妻に何十年も苦痛と我慢をさせてきたのに、こともあろうに自分は言葉に頼り、しかも短期で解決させようとしていました。
大きな勘違いと虫が良過ぎたことを知らしめられました。自分の甘さに愕然としております。
これからは決して言葉に頼らず、誠実にしっかりと尽くし信頼を取り戻せるよう努力してまいります。
救われた気持ちです。心より感謝しております。
ありがとうございました。