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中絶しました

回答数回答 2
有り難し有り難し 37

気持ちの整理がついてませんが、相談させてください。
支離滅裂になっているかと思います。すみません。

初めての子どもを中絶しました。
何度も相手と話し合いをして、出した最善の結果だと思っていました。

でも、生まれた子が本当に可愛かった。
まだ20cmほどしかなくて、小さくて暖かかった。

最善の選択だと思って決断しましたが、きっと私は間違っていたんだろうと思います

今は後悔しかないです。
この子のいないお腹を前の癖で触ってしまって、改めてもういない事を実感しています

強くて、優しくて、本当に本当に可愛い私の自慢の子どもでした。
火葬した後もたくさんの骨を残してくれて、生きていた証も私に残してくれました。

今はこの子の写真や骨を見て泣くを繰り返しています

まだそんなに日も経っていないので、まだまだ前を向けない状態です。

こんな優しい子が、なんで私みたいな人の所に来てくれたんだろうと思います。

他の人の所に行っていたら、きっとちゃんと産んで育てて貰えてたんだろうな。

❶中絶された子どもは、母を恨んでいるんでしょうか。
今も悲しかったり、辛い思いをしているんでしょうか。

❷子どものために、何かできることはありますか。
毎日手を合わせたり、話しかけたり、お供えをしたりはしています。

❸また私の所に来てくれる事はありますか。

❹へその緒を私が死ぬ時に持っていけば、その子に会えるんでしょうか。

❺この子に、「ごめんね」と「ずっと大好き」を伝えるにはどうしたらいいでしょうか。

自分勝手な事は重々承知の上です。
よろしくお願いします。

2022年8月27日 10:41

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

小さないのちが悩み考える生き方を与えてくれた。丁寧にお勤めを

命を守れなかった後悔は、一生続くだろうと思います。お2人がね。
それでも、母親の身体の中で確かに生きて存在していた命ですから、身体が覚えていますよね。

いろんな事情や背景があったことと思いますから、中絶に対しては何も言えません。ただただ、辛いだろうと。あかちゃんも。

あなたの質問の全ては、仏法の中に答えがあります。時間をかけて、いのちと向き合いながら、小さないのちが悩み考える生き方を与えてくれたと思っていきましょうね。大切なことです。

簡単に、あなたを恨んでいないよ。また会えるよ。伝わるよ。という話ではなく、いのちの重さを背負っていく責任を、お2人で大事にしていってもらいたいわ。

これを機に、お寺さまとも縁を結んでくださいね。お骨にしたときに、一緒にお参りくださったお坊さんはいますか?お葬式はしましたか?そちらのお寺で、丁寧に勤めてくださいね。(もし、お付き合いのあるお寺がなければ、いつでもどうぞ、お参り下さい)

あなたの身体は大丈夫?
入院が必要だったのではないですか?
彼は、あなたのそばにいてくれていますか?
これは、あなただけが苦しむことではありません。こんなときこそ、あなたのそばにいてくださっていますように。

2022年8月27日 12:50
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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として...
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最も大切な「愛」を伝えにやってきた

紀明 様 相談ありがとうございます。

あくまで、私の意見ですが
お二人で何度も話し合いをしての最善と思い、そのようになったこと。
そして、でも後悔が絶えないその気持ちを大切にする必要があると思います。
そのお腹にいた赤ちゃんを、あなたが「可愛い私の自慢の子」と思い、「生きていた証も残してくれた」と思っている、あなたの気持ちが大切だからです。
信じるか信じないかは別にして、科学的根拠もないですが、
赤ちゃんは選んでお腹の中に入る。という人がいます。
それも、入るときは「愛」がたっぷりなんだそうです。
そしてその「愛」を「愛情」に変えて発揮するのは、お母さんやお父さんの役目だそうです。これを信じるか信じないかは自由ですが
私は一理あるなと思っています。
あなたのお腹に宿った赤ちゃんは、たとえ短い間でも、あなたに最も大切な「愛」を伝えにやってきたのだと、私は思います。
あなたが「生きた証を残してくれた」と思い、生きた証の「愛」をこれから自分にも他の人にも発揮して、愛情を伝えていくとしたら、あなたに宿った赤ちゃんは、帰っていったお空で、微笑んでいるでしょう。辛い思いはしないでしょう。
また、そのことが、「ごめんね」「ずっと大好き」を伝えることになるでしょう。
もちろんあなたは、赤ちゃんに手を合わせ供養を続ける必要がありますし、赤ちゃんの為にも、今は出来なくても、やがて前に向く必要があります。

また赤ちゃんがやってくるかもしれません。その赤ちゃんが、その子かどうかわかりませんが、あなたがずっと愛情を大切にしていれば「愛」たっぷりの赤ちゃんがやってくるでしょう。
私はそう思います。

2022年8月27日 13:54
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