仕事を変えてまで親に従うべきなのか
成人向けの漫画家をしております。
付き合っている彼女さんのご両親に初めてご挨拶に行ったところ「結婚は絶対に認めるわけにはいかない」「せめて成人向け以外の仕事に変えて」「彼氏として付き合っていることも認められない」とのことでした。
彼女さん自身、そしてそのご両親や親族も厳格な職業で、そういった類の職を安々と認めるわけにはいかないのかなと思いました。
私が専業作家になる前と比べて、働いている当時は収入がとても少なく、結婚など到底考えられませんでした。ようやく安定して高水準の年収になり、結婚する土台ができたと思った矢先に、仕事を変えてくれと言われてショックでした。
どちらかと言うと親の言うことを聞かないように育った私としては、言われた通りに動かなければならないと思い込んでいる彼女さんにも驚きました。「親がそう言ってるから…」という具合で、結婚に乗り気かどうかも疑問になってしまいました。
もしここで私が作家という職業を辞めて、また雇われ人として働き始めた場合、恐らく年収は半分以下になることでしょう。そうなればやはり結婚など認めるわけにはいかない、という流れになりそうで、もしこの話が破談すれば作家を辞めただけの人間になってしまいます。作家協会に属し、文芸美術分野専門の健康保険などもようやく得て、それらを手放すというのは自分にはできないと思います。
婚活にも大変なエネルギーが必要で、作家活動をしながら上手な関係を作っていく難しさも知っています。しかし、今回の件でまた新しい人をこちらで模索し、彼女さんには彼女さんに相応しい人を見つけてもらう方向で動き始めて頂く、というのもひとつの候補として考えました。
彼氏として認められない男とずっと付き合わせて、貴重な時間を浪費させてしまうのも、彼女さんにとって、彼女さんのご家族にとってもよくないと感じます。
・仕事を変えて、彼女さんのご両親に従うべきなのか
・仕事はそのまま、彼女さんのご両親に納得してもらうよう動くべきなのか
・仕事はそのまま、彼女さんとは別れて他の人を探すべきなのか
知恵をお借りしたいです。よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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何を守り、何を手放すか・・・全ては手にできないのなら
ご相談拝読しました。とても悩ましい問題ですね・・・。
漫画家という表現者であり、芸術性・創作性の要素の大きい仕事をなさっている以上、そこに口を出されることは面白くないでしょうし、あなたが何を作りたいのかという一番の問題ですから、できればそこは守りたいですよね。
今回お相手の親御さんに対してそれを許すならば、今後もそういうことが起こりかねませんし、仕事の面以外でもそうしたことが危惧されます。お相手の親離れというか、一人の人間として自分で判断・決断する力にも少し不安を感じる気が致します。
そうはいっても結婚というのは人生の一大事です。この人しかいない!というのならそれらを投げ捨ててでも一緒になるという選択が間違っているとはけして思いません。
つまり、
>結婚に乗り気かどうかも疑問になってしまいました
とのことですが、それは相手だけでなく実は枝葉さんもそうなのかもしれません。どれだけ結婚というスタイルが多様化しようと、何らかの形で他者である二人が共に歩むならばこうした問題は必ず生じます。
自分と全く同じ考えなら相手が相手である意味がありません。結婚とは我と我のぶつかり合いの連続でもあります。
結婚した後からの問題が、今その前から飛びかかってきたと思って、もう一度お二人で話し合ってみましょう。ここを乗り越えたならその後も上手くいきそうですし、そうでないのなら結局続かなかったかもしれません。
質問者からのお礼
ご回答頂いてありがとうございました。これからのことをよく考え、話し合ってみたいと思います。真剣に向き合って頂いて大変感謝しております。