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お墓をどうするか

回答数回答 3
有り難し有り難し 17

私の家は、所謂「本家」になり、私はその長男となります。

私の実家や、現在の私の住まいの近くには、先祖から続く墓があり、私は両親から「墓を守っていってほしい」と言われ続けてきました。

私は結婚しており、2人の娘(長女は中学生、次女は小学生)がいます。

私の正直な気持ちを申し上げますと、将来、長女又は次女が婿を迎え入れ、墓を継いでくれれば一番だと思っています。

しかし、このことについては、妻が反対しています。

墓を継ぐために子供たちの就職先等が縛られ、活躍の場が制限されるのは絶対に嫌だというのです。

私は、両親からの言いつけもあって、事なかれ主義的な気持ちで、娘に婿を迎えるのがベストと考えてきましたが、妻の言うこともよく理解できます。

昨今においては、女性天皇、女系天皇の問題をよく耳にします。私の家は、地方都市の中流家庭で、皇室に準えることができるような立派な家柄ではありませんが、この問題を我が家に置き換えてみますと、娘に婿を迎え入れて墓を引き継いでいっても、無意味なのかなという気持ちにもなってしまいます。

私は、このことに非常に頭を悩ませており、時々一人で墓参りに行っては、お墓に向かって謝っています。

そこで質問なのですが、墓じまいというのは、御先祖を思えば、絶対にやってはいけないことなのでしょうか?

また、そうすることで、御先祖の怒りを買ってしまい、私は死後も御先祖に顔向けできない存在になってしまうのでしょうか?教えて下さい。お願いします。

2022年9月10日 15:57

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

何を守るのか?お墓とはどんな場所なのか?

ご相談拝読しました。

子どもは両親の言葉に多大な影響を受けますから、あなたがお墓のことで頭を悩ますのも無理も無いと思います。お子様にもそれと同じ思いをさせていいかどうかはよく考える必要があるでしょう。

さて、考えるべきことは

・「墓を守る」ことで何を守ろうとするのか?
・「墓じまい」は何かを守ることにはならないのか?

の2点だと思います。

まず、後者から考えてみますが、「墓じまい」といってもそれで全てが終わりになるわけではありません。正式には「改葬」といい、現在のお墓から次の場所へ埋葬先を改めるという手続きです。改め先が個人・家のお墓でなく合葬墓になるケースが昨今では多いと思いますが、いずれにしてもご先祖のご遺骨は次の埋葬先に納められることになります。そのことでお墓を守る立場の人たちの負担が解消され、気持ちよくお墓参りできるようになるならばどうしてご先祖がお怒りになるでしょうか?そんなことはないと思います。

ご先祖の怒りの正体はご自身の罪悪感です。ご両親の言うとおりにできなかったことにある種の後悔が付きまとうということでしょう。
しかし、手段としてご両親の言うとおりにはできずとも、ご両親が墓を守ることで本当は何を守って欲しいのかを深く深く考えるならば、たとえ墓じまい(改葬)になろうとも、その目的は守ることができると思います。

お墓というのは一家繁栄の証ではなく、亡き人を供養する象徴としての場所です。お骨を埋葬してもそこに実際に故人がいるわけではありませんが、それでも手を合わせたいという生きている人にとってそれを実現させてくれる場所の一つです。
 お墓参りで亡き人との対話をするということはとても尊いと思います。生きている人には言えずとも、亡き人に言葉をかけたいということは人間にはあるのでしょう。その対話は亡き人との対話といっても自分自身との対話に他なりませんが、しかしやはり亡き人の存在がなければ生まれなかったような自分自身との深い対話なのです。

さて、それは個人や家のお墓でないと実現できなことでしょうか?

それは人それぞれの感覚だと思いますのでよくよくお考えになってください。ご自身の代で答えを出してしまわず、改葬に必要なお金を残して次世代の主体的な判断に託すこともできるかと。身近な身内を亡くすことでまた感覚も変わります。

どうぞ急がずゆっくりと。

2022年9月11日 6:01
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有り難し
おきもち

はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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よくよくお考えなさって下さい

拝読させて頂きました。
墓しまいすることは私はゆっくりと長い目で見て後に生きる人達がしっかりとお向き合いなさってご検討なさりご判断なさることかと思います。
人それぞれかもしれませんけれども、ご先祖様と自分のお墓があることはとても大事なことです。
お子さん達がこれからどの様に生きていかれるのかはわからないですけれども、自分が生きていることや見守られていることを実感させてもらえるお墓やお仏壇があることは人生を生きていく中ではとても有り難く感じられるところです。
ですから世の中の流れやマスコミ報道に扇動されていたずらに何でもかんでも墓じまいしてしまうことは本当によくお考えなさるべきかと私は思います。
私の勤めていますお寺では墓しまいしてしまった方々のご遺骨が送られてくることがあります。一概にどうこう言えませんけれども、本当にそれで良かったのかどうかと思うふしもある様です。
今目先のことばかりにとらわれたり流されることではなくて自分自身のことやご先祖様とのつながりや子孫の皆様とのつながりをよくお考えなさって下さいね。

ちなみに墓しまいしてもご先祖様はお怒りにはならないでしょう!いついかなる時でもご先祖様は皆様をあたたかくお見守りなさっていて下さいますからね。

2022年9月10日 21:08
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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こんにちは

 先祖代々のお墓を守っているが、あなたさまご夫婦のお子様は女性なので、お墓の承継に悩んでいるのですね。

 あなたさま自身も小さな頃からお盆やお彼岸などの機会に、訳もわからずお墓に連れてこられ手を合わせてきたかと思いますが、これから先、あなたのご両親など(年齢から現在は存命と想像します)がお墓に入る事になり、お墓はあなたさまにとってさらに身近な存在になり、また年を取れば取るほど心のよりどころになる場所になると思います。またこれは娘さんたちにとっても同じ事で、あなた様ご夫婦が亡くなった後、娘様たちにとって、あなた様ご夫婦を偲び心のよりどころになる場所になると思います。

 あなた様と同じような状況の方は、私の檀家様でも何軒かあり、例えば娘さんが苗字が代わっても夫様側が承継するお墓がない場合は承継して頂いたり、将来あなたさまのご夫婦がお墓に入った後、ご兄弟などご親族に承継していただく事もあります。また遠方であってもお盆や年末、お彼岸などにはお墓参りをするお宅もあります。今は車や飛行機などあるので距離の事は心配しなくて良いと思います。

 娘さんたちはまだ若いですので、就職やご結婚など、様子を見ながら今後について考えていけば良いと思います。
 尚、お墓の承継(苗字を代えての承継など)についてはお寺様によって違うかもしれませんので、一度菩提のお寺(お墓のあるお寺様)に相談してみると良いと思います。

2022年9月11日 9:09
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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

お忙しい中、こんなに早く回答をいただきまして、ありがとうございました。
お二人の先生方の回答を心に刻み、じっくり考えていきたいと思います。
自分一人で、簡単に答を出すような問題ではありませんので、時間を掛けて考え、解決していきたいと思います。
最近、このほかにも苦しいことばかりで、色々と調べているうち、このサイトのことを知ったのですが、回答を頂き、気持ちも楽になりました。
本当にありがとうございました。

吉武先生、Kousyo先生に加え、光禪先生からもありがたい回答を頂きまして、本当に感謝しております。
子供たちの成長を見守りながら、私のきょうだいたちとも話をして、焦らず答を見付けていこうと思います。気持ちも楽になりました。
回答を下さった先生方、本当にありがとうございました。

「お墓」問答一覧

お墓参りについて

お墓について悩んでいます。 父が亡くなり、その後の相続が原因で家族関係が壊滅してしまいました。 相続の際、長男が「墓守をする、母の面倒を見る」と大口を叩き、強引に母や兄弟たちの相続分を奪い取りました。 しかし、一周忌を終えましたが、これまで長男はお墓のことも母のことも法事のことも一切何にもしていません。 母は長男に関わろうとしません。 なぜなら、少し何かを頼もうものなら「俺がこんなにやってやった!」といつまでもねちねちと偉そうに言われ、感謝を強要され続けるからです。 いわゆる俺様気質よりももっともっとタチの悪い性格なのです。 そのため母は長男と一緒に墓参りに行くのは嫌だと言います。 お墓は少し遠く、車で行かなければならないところにあるため、現在は私が母と一緒に月命日のお墓参りに行っています。 しかし、父は生前、墓守は長男がするものだと私に言っていました。 その言葉が引っかかっています。 父やご先祖様が安らかにいられるようにお墓参りをして綺麗に掃除して手を合わせたいと思う反面、 結婚して家を出て、相続もせず、しかも墓守を望まれていない私がやる事なのかと考えてしまいます。 他の兄弟は相続で揉めた後、実家と絶縁状態になってしまいました。 そのため私しかお墓参りをする者がいません。 相続で揉めなければこんなことにならなかったし、私がお墓参りをすれば長男が得するばっかりではないかと腹が立ちます。 もう私も放っておきたいとすら思っています。 純粋に父のためにお墓参りをすることができません。 しかし、父は祖父母の月命日にお墓参りを欠かさない人でしたので、父が寂しい思いをしているのではないかと感じたり、お墓が荒れていくのは辛いのです。 今後、お墓をどのようにしていったら良いのかわからず気持ちが落ち込んでしまいます。 本来お墓はどうしておくのが正解なのでしょうか 誰も手を合わせに来ないと可哀想に感じるのは私の考えすぎなのでしょうか

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

縁を切ったらお墓等は無縁仏になりますか?

母が癌になりました。 母が自分が亡くなったら夫と同じ墓に入れないでくれと言います。 とてもややこしい話なのですが相談させて下さい。 母は養子なのですが、叔母夫婦の養子として迎えられ育てられました。 既に叔母夫婦は他界しており、近所の寺の納骨堂に納めてあります。 実の親とは昔はたまに会ったりしていましたが、実の妹に嫌われており親戚の集まりなどはあまり積極的に参加しておりませんでした。 父は(私からしたら祖父)他界してますが母(祖母)はまだ健在しております。 多分、自分が癌である事やそちらの墓に入りたい事は伝えてません。 もし、断られたら骨を何処に納めたら良いのか分かりません。 出来れば自分の骨と叔母の骨も納骨堂から持ってきて、実の親の墓に入れてくれと言いますがそんな事は可能なのでしょうか? 私は納骨堂にある義理の祖父のお参りは、しないですし管理する気はないよと言ったら、無縁仏にしていいと言います。 納骨堂に入れてある義理の祖母の骨だけ取って祖父の骨を引き取らないと言う選択は出来るのでしょうか? また、他のお墓に移すことは可能なのでしょうか? 仏壇も今現在父方の父母と母方の義理の父母の為に置いてますが、仏壇もまた何か移すとか廃棄するとかできるのでしょうか? よろしくお願いします。

有り難し有り難し 20
回答数回答 1

間違えて人様のお墓を掃除してしまいました

この日は朝から何故かソワソワがとまらず、気がついたら父の命日でした。 ここのところ気分が落ち込みやすく、鬱気味で、仕事以外は外に出る事がなかったのですが、何故かいつもの自分のようではなくハイテンションで躊躇すること無くソワソワしたまま導かれるようにお墓参りに行きました。 なんの疑いもなく、枯れていたお供えのお花を買っていったお花に差し替え、お墓の周りの雑草を抜いたり掃除をしていたのですが、ふと視線を上げたら、お隣の人様のお墓でした。 なんて失礼な事をしてしまったのかと震えてしまいました。 お線香をあげ、仏様にお詫びして、持って行ったお花はさげてきました。 その時は出来ることは、パニックでこれしか思いつかなかったのです。 後から考えたら、仏様に失礼な事をてしまった事はもちろん。 勝手にお花を処分したりお線香あげてきた事で御家族がお墓参りに来た時に、不審に思われるのではないかと、怖くて怖くて眠れません。 お寺の方にお話すれば良かったのかと思うのですが、お墓を継いでいる親戚の家族に苦情が行ってしまうのは、避けたいのでそれも出来ませんでした。 情けないのと不安とで動悸が止まりません。消えてしまいたいです。 父の命日を忘れていたり、普段の行が悪かったり、お墓参りも怠っていたのでバチが当たったのかも知れません。 どうか心を鎮めたいです。

有り難し有り難し 19
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お墓(納骨)について少し悩んでいます。

実は先に妻が気を使って相談をさせていただいた案件についてなので 内容がかぶってしまいますが、相談させていただきたいです。 30年ほど前、父は弟(叔父)と姉(伯母)の3人出資で祖父母の墓を立てました。 その後叔父はその墓に入りたいと親戚が集まる度に父や私(長男)にお願いを してきましたので、父は断らず了解しておりました。その叔父が数年前に病気で なくなり、その墓に入ることになりました。今年叔父の息子と法事の際話す機会があり、叔父の納骨時に叔父がかわいがっていた犬の遺骨も一緒に納骨して いたことを聞かされました。私の父はその時不在でしたので、母と私だけが その事実を知ることになり、母はショックを受けたようで「父にこんな事 絶対に話せない」と言っています。 叔父の妻が病気で叔父より先に亡くなって既に墓に入っており、その時も母は 叔父の妻が墓に入ることを(事情で)あまり快く思っていなかった事もあり 今回の犬の遺骨も入ってしまっていた事がショックだったようです。 母はお墓で祖父母が嫌がっているのではないか、こんな事になって 祖父母に申し訳ない、もう墓には入りたくないとまで言い出しています。 私としては、納骨してしまっている犬の遺骨を出すわけにもいかない でしょうし、なんとか母が安心できるように上手く話して上げたいと 思っています。つまり、遺骨は入ってしまいましたが、魂は別のところに いるよ、的な。両親は安心して墓に入ってほしいと思いますので、 どのように母に言い聞かせればいいのか、アドバイスをよろしく お願いいたします。

有り難し有り難し 8
回答数回答 1

ペットの骨を勝手に墓に納骨されました

主人の実家の墓について相談させていただきます。主人の父は姉と弟の3人兄弟の長男です。約30年前に3人で両親の墓を建てられました。5年前に弟、4年前に姉を亡くされました。 弟さんは連れ子のいる女性と結婚し自分の子はいませんでした。奥さんが先に亡くなり、自分で墓を建てずに両親の墓に奥さんを、将来は自分もと主人達に懇願しました。先日の弟の七回忌で、弟のペットの骨を弟の長男が勝手に納骨していた事が分かりました。骨壷に直接混ぜ入れたのか骨壷が2つなのかは分かりませんが、納骨式の時は気づきませんでした。 七回忌には義父は高齢の為か行きませんでした。主人と義母が大変ショックを受けていて、義母はとても義父には言えないと言います。義母は元々長男の墓に次男、次男の嫁を入れるのは大反対でしたが、最終的に優しさが勝ったようでした。それなのにペットの骨を無断で納骨し、悪びれもせずにそんな事を今になって言われて可哀想です。 私的には、ペットと墓に入るのは個人の自由ですが、ひとの墓に無断で勝手に納骨したのが許せません。 将来的には義父、義母、主人、私と墓に入り、娘が墓じまいということになるかと思います。その際、娘が困らないようにしておきたいのです。 義母と主人と娘の為に、今のうちに弟さんと弟の奥さんのお骨を今の墓から出す準備をした方がいいのではと思います。 弟さんの長男はこの墓に入るつもりはないとは思うのですが、、、。弟さんの長男の子も娘です。娘達の時代になると、一人暮らしや結婚などで土地を離れ墓参りしにくくなり、どちらの近くの霊園に移すなど揉めないかと心配です。 普段は現実的な主人が、仏教的に墓とは、、と色々調べて悩んでおります。どうすれば義母と主人の気持ちが救われるのでしょうか。よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 5
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