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死んだあとはどうなるかについて

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有り難し有り難し 15

私は子供の頃から常々死にたいと思っています。
理由として1番は未成年時代ずっといじめに合い、家族は助けてくれず耐えるしかありませんでした。
耐え難い出来事が数えきれないほどありましたが、過呼吸を起こすほど父から怒鳴られ、母は父の肩を持ち、私は進学も就職も許されず、絶縁するためにダブルワークを始め、結果突発性難聴を発症しました。発症してからずっと絶望感に包まれて病院の窓から自殺してやろうかと何度も思いましたが、自殺したあと何が待ち受けてるのかわからずやめました。
神は越えられない壁は用意しないと聞いたことがあります。
自分の人生を振り返ると、とてもそうとは思えません。

自分の状況に加えて増税、年金納付の延長、物価の上昇など、生活していくうえでも生きていけるとは思えません。

何年か前に、市内で有名な霊能者?の方にみていただく機会があり、私の人生は今世で83回めで、人は皆与えられた課題をこなして神になると教えてもらいました。

果たしてこれは本当なのでしょうか?
明らかに越えられない壁をいくつも建てられ、それを試練の一言で済ませ、最終的に皆神になるのでしょうか?

そして自殺した人は筒状の大きなダムみたいなものの最下層に送られているようですが、それも本当か疑問です。
霊能者の方が言うには自殺された有名人の方は神に呼ばれたからと言ってましたが、じゃあ苦しい状況がずっと続いてる人は皆神に呼ばれているってことなんでしょうか?

近年自殺者の人数も増加傾向にあると思います。そしたらダムの下層は人でいっぱいになってないでしょうか?

死んだあとどうなるかがわからず今まで自殺していませんでしたが、最近はもう死んでもいいんじゃないか?この歳までよく私は耐えたもの、と思っております。
ただ、死後どうなるかだけが気がかりで無意味に生きているだけです。

私より年上の方はいくらでもいますし、その人達から比べればまだ若いとか言うほどの人生ではないと思われるかもしれませんが、幼少期から小中高いじめにあい、両親から否定され入院続き、もちろん私と同じ状況でも前向きな方やもっと凄惨な経験をされた方はいると思いますが、これは私の人生なので、他人と比較する気はありません。

長くなってしまいましたが、ご回答お待ちしております。

2022年10月16日 5:27

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

たくさんお話しませんか?

ご相談拝読しました。

これまで大変にご苦労の多い人生を歩んで来られたのですね。そして一番守って欲しい存在だった家族にもそのようにしてもらえず、深い悲しみと絶望の中におられるのですね。そして社会的状況からもこれから先に希望を持てないでいるのですね。

さて、仏教では運命の支配者や、世界の創造主のような絶対的な存在、いわゆる神のような超越者の存在を認めません。ですからあなたに起こった出来事も神の采配による試練などではなく、あらゆる複合的要因によって起こったものと考えます。つまり、あなたが悪いわけでも、あなたが試されているわけでもありません。

ただ、そのようになる原因と条件がととのったからそうなったのです。原因と条件は人間が思い通りにコントロールできるものではありませんが、良きように調えようと努力する・しないによっては未来は変わり得ます。そこに希望を見いだせるかどうかは一つ大事なポイントです。

そしてお尋ねの死後については確かめる術はありません。その霊能者は誰にも確かめられないことだからこそどうとでも言えてしまうというだけです。それによって相手を支配するような言説や態度は正しいものとは言えません。

仏教的には輪廻(生まれ変わり死に変わりが続く)を説きますので、生前の行いや、死の瞬間の心の有り様にて次の生まれる境涯が定まるという解釈があります。しかしこれもそうした教えによって生きているものの在り方を戒めるという解釈もありますので実際のところは確かめることはできません。

私個人の勝手な希望としては、そうしたわからない未来に全てを投げ打ってかけるよりも、今この生の中で縁をととのえて歩んで欲しい。そして願わくば、一人でもこの人に会えて良かったという人、あるいはこの教えに出会えて良かったよいう頷きを得て欲しいと思います。

しかし、これは私の勝ってな思いです。あなたがあなたのいただいた生をどう生きるか。それはあなたの主体的な選択によるべきです。

どうでしょう・・・せっかくのご縁ですし、ここhasunohaでしばらくお話していってからでも決断は遅くないと思います。また来てください。お待ちしています。

2022年10月16日 14:45
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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生...
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質問者からのお礼

ありがとうございました。

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