過去への後悔と他責思考から抜け出したい
はじめまして。様々なご質問への深いアドバイスに共感し、ご相談させて頂きたく、何卒宜しくお願いいたします。
私は40代前半、結婚して約3年、共働きの2人暮らしです。結婚前は、大学時代の約1年半を除き、ずっと実家におりました。
悩みは、20代、30代の過ごし方を悔やむ気持ちが強いことです。
具体的には、仕事ばかりしていないで、もっと早く実家を出て自立し、結婚し、子供を授かるよう動けばよかった、という後悔です。
実家暮らしが続いた理由は、独立を具体的に検討する度に、家族の逝去や病気や離婚などトラブルにより立消えになり、タイミングを逸したことに加え、ひとり暮らしへの恐怖感やコスト、仕事が忙しかったため、実家にいた方が家事等のサポートがあり楽、などの自分の気持ちも大きかったと思いますが、結果として、精神的経済的に自立しないまま結婚してしまった、というコンプレックスになっています。
結婚については、30代前半に結婚し相手の海外転勤に帯同する話がありましたが、当時の実家の事情で仕事を辞めることに金銭面で不安があった、キャリアを積み自信をつけたかった、等の理由でお断りしてしまいました。
その後別の男性と結婚し妊活中ですが、治療すべき問題は無いが妊娠に至らず、それは統計的にこの年齢では普通の状況であることを認識、実感しており、望みを持ちづらい状況です。
そして仕事についても、キャリアと言える程のものになり得ていない、と行き詰まりを感じていることもあり、20代30代で取り組むことの順番を間違えてしまった(年齢ハードルのある妊娠・出産を優先すべきだった)、と後悔の念を抱くようになりました。
過去の自分の考えの至らなさや弱さについて残念に思いながらも、家族のせいでこうなった、という感情がなぜかそれ以上に強く、自ら嫌悪感を抱いております。
また、結婚や妊娠・出産については、早くに取り組んでいたとしても上手くいったとは限らない、と頭では理解できていますが、心では割り切れておらず、やり直せるものならば人生をやり直したい、と考えてしまいます。
過去を誰かのせいにせず、自分の中で折り合いをつけて、前に進めるようになりたいです。
どのような心持ちや考え方によりその状態に近づけるか、厳しいご意見でも構いませんので、ご助言を頂けましたら幸いです。
長文をお読み頂きありがとうございました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたのかけがえのない人生ですから
拝読させて頂きました。
あなたが今まで生きてきた中でとても後悔をなさっておられることを読ませて頂きました。ご家族との関係で自立したり結婚なさることも遅れてしまった為にそのことをどうしても人のせいだと考えてしまうのですね。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
あなたがその様に思われるお気持ちもわかる様に感じます。とはいえ時は粛々と進んでいくのです。様々な巡り合わせがあり色々な方々とのご縁やつながりの中であなたもその人生を刻んでいっています。
確かに周りの方々との関係から自分の思い通りに人生が進まないこともあるかもしれません。しかし生きてきた時間は決してどれ一つとってもムダなことではありません。やむを得ない事情や出来事にも遭遇していくものです、その中で自分の人生も流されてしますこともあるでしょう。それも一つの人生です。
過ぎ去ってしまって取り戻せないこともあるでしょうけれども、思い立ったが吉日で、今からでも自分の望むことや目標や生き方を求めて取り組んでいくことはできるかと私は思います。
あなたにとっても周りの方々にとってもかけがえのない人生ですし時間です。あなたがこれからの未来を大切な人・ご縁とどの様に生きていきたいのかしっかりと見つめていく機会でもあるでしょうし、その様な時期に来ているのかもと思います。
あなたがこれからの未来をあなたが納得のいく生き方を選択なさりながら大切な人とお互いを尊重し合い思いやり毎日を心から豊かに生き抜いていかれます様に、あなたが本当に大切な方々と一緒に心から幸せに生きていかれます様に切に祈っています。
余談ですが、里親制度というものがあります。特別養子縁組制度というものもあります。宜しければ一度ご参考になさって下さいね。
https://globe.asahi.com/globe/extra/satooyanowa/
https://www.zensato.or.jp/
https://telling.asahi.com/telling/extra/tokubetsuyoshiengumi/
質問者からのお礼
早速ご回答を頂きありがとうございます。
温かいお言葉に涙が出ました。
未だに人生の目標が妊娠・出産となってしまっており、なかなか他に切り替えられず苦しんでおりますが、仰るように、これからの未来をどのように生きていきたいのか、焦らず考えて行きたいと思います。(「見つめていく」というお言葉が心に残りました。)
里親についてもちょうど考えはじめたところでしたので、背中を押していただけたように感じております。
複数のリンクまで貼って頂き、ありがとうございました。
改めまして、この度のご助言、心より感謝申し上げます。