彼氏がいるのに邪な気持ちを抱く自分
大学4年生・女性です。
もうすぐ卒業ということで、最近サークルやゼミの後輩とグループで飲むことが多いのですが、その中で1人の後輩男子と仲良くなりました。彼は気さくで面白くて、気遣いもできて、後輩としてとてもかわいいし好きだと思います。その後輩から、今度飲みに行きませんかと誘われました。正直とても行きたいのですが、彼氏は男子と2人になることを嫌がるので彼氏のことを考えると行けません。でも行きたい自分がいます。
今の彼氏は、ずっとわたしのことを好きでいてくれたらしく、数ヶ月前に好きだと告白され、でも一緒にいられればいい、いずれは結婚したい、と言われ、どうしていいかわからず流されて、そこからしばらくセフレ関係になっていたのですが、接していく中で彼の良さに気がつき、私が彼の愛に応えたいと思うようになりました。そして私から提案してお付き合いすることになりました。実はその時、別にずっと私のことを好きでいてくれた人から、同時にアプローチをかけられていて、その人のことは後ろ髪を引かれる思いで振りました。その人もずっと仲が良かったので、とても辛かったのを覚えています。
話が逸れてしまいましたが、私にとっては苦渋の決断、そこまでして付き合った彼氏なのに、後輩男子とサシで飲みたい邪な気持ちがある自分が嫌いです。多分サシで行ったら私は浮気します。多少後輩男子に好意があるのは気がついています。彼氏のことを好きで付き合い始めたはずなのに、自分の選択が間違いだったのかと思うのも辛いし(付き合わなきゃよかったかな。。等)、シンプルに行動が制限されているのも辛いです。
彼氏のこと大好きで大切なのは確実なのですが、不満がある自分、選択が間違いだったかもしれないこと、付き合うことで制限があるのが嫌なこと、振ってしまった相手に申し訳なく思う気持ちなどがごちゃごちゃです。私は最低なのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
不倫とは契約違反のこと
在家五戒の一つ「不倫をしない」は、原語で正確に言うと「いろいろな欲に関して邪まな行いにならない」です。この場合、何が「邪ま」かは、関係者によって決まります。
関係者とはまず「あなた」と「私」、そしてどちらかにもし第三者が関わるなら、「彼/彼女」とその配偶者?や家族などの関係者まででしょう。
「邪ま」の定義は時代や地域、国によっても変わります。一夫多妻や多夫一妻を認める国、民事ではなく国が姦淫罪とかの刑事罰を持っている場合もあります。
現代日本の夫婦の間でもフリーセックスで誰と何をしても離婚など家族を壊さないならオケとかいう家庭もあるでしょう。ただし、相手となる第三者とその家族のことも考慮する必要があります。
結婚まで至らなくても交際も契約というか約束事です。あらかじめお互いにどの程度までなら許容できるのか、さらに、その結果、不慮の事態に至ったら過失はどの程度まで許容できるのか、など、話し合ってコンセンサスを取っておくとよいと思います。自分の基準ではオケだと思って動くと後々相手側が逆恨みしたりとかもありますので。
昔の日本には「恋人にするなら誰それ、結婚するなら誰それ」などという変な言い方がありました。まるで恋人と配偶者が異なることが当たり前みたいな、結婚は見合いで有無を言わさず決まり、その前に恋愛でどれだけ遊べるか頑張るような、当時の日本社会の考え方の一つです。
まあ、基本は仏教の善悪の考え方です。善とは、自分にも都合よく、相手にも都合よく、第三者にも最低限都合が悪くない、この3つがそろった場合だけ。3つのどれかが都合悪かったり苦しんだりするのは、悪行為。なのです。
ちょっとじっくり考えてみましょう
拝読させて頂きました。
あなたがお悩みなさっておられることを読ませて頂きました。あなたがその様に想ってしまうお気持ちわかる様に感じます。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
あなたがおっしゃる様におそらくその後輩と一緒に遊びに行ってしまうとほぼほぼ浮気することになるでしょう。あなたはよくよく自分のことをわかっておられるのかと思います。その様な誘惑があることは重々承知しているでしょう。
そうした場合にあなたにとって何を優先することが望ましいでしょうか?
仮にその後輩といった場合に彼との関係はどうなるでしょうか?
その後あなたはどの様な状態になりますでしょうか?
それがあなたの望むことになるでしょうか?
じっくりとお考えなさって下さいね。
あなたもそれぞれの方々も大切な人生ですしかけがえのない時間です。
皆さんが本当に大切にしたいことを大切になさっていくことができます様に、本当に心から豊かに充実した人生を歩んでいかれます様に切に祈っています。
質問者からのお礼
お礼コメントをしておらず申し訳ありません。お二人とも本当にありがとうございました。お二人のメッセージを読んだ際、嬉しくてほっとして涙が出てきたことを覚えております。ありがとうございました。