家族や自分自身の心の弱さが辛いです
私はうつ病のため現在休職中で、たまに3〜4日程実家に帰省しています。
実家にいる弟から、私が実家に帰った時や、そうでない時も電話で相談を受けることがあります。
弟は20代後半ですが、これまで2回就職したものの「自分にはできない、こういう事はやりたくない」等理由を並べて短期で退職しました。今は精神科と就労支援の施設に通っています。
私への直近の相談内容としては、
「前は精神科の先生に障害の傾向があると診断されたのに、最近、障害ではないかもしれないと言われパニックになった。自分が普通に仕事ができないのは、障害があるからだったんだと納得できたのに、障害がないなら普通の人間でただの怠け者、ということになるのが辛い。」
「自分は何もできないし、働きたくない。就労支援施設に通う意味はもうないのではないか。」
等です。
昨年に弟が自殺未遂を犯し、精神科へ入院したことがあり、その時に私は弟に何もしてやれなかったと後悔したので、弟にはなるべく寄り添いたいと思っています。
私は元々つい正論のような事を言い過ぎる性格なので、過去には「できないことがあっても当たり前、続けてみないとわからない」「全部希望通りの仕事を見つける方が大変」ときつく言ってしまったことがあります。
今は、言い過ぎたり否定しないよう気をつけています。
ただ、正直私自身、今は自分の問題で精神的に参っていて心の余裕がなく、弟と距離を置きたくなる時があります。
口では「働かずに生きている人もたくさんいるから、働かない自分はダメだと責めなくてもいいと思う」と伝えていて、それは本心であり嘘ではないのですが、
心の中では、「やりたい仕事がなかったとしても、生きるために働くことは必要でしょ」「一生働かないで親がいなくなった後はどうするつもり?」のような言葉が浮かんできて、そういうきつい自分も存在し続けていることが辛いです。
精神科や就労支援の先生はプロなのだからその人達と解決してほしい、なんで私がここまで背負わなければいけないんだ、という怒りのような感情もあります。
また、親に対して、なんでうちはみんなこんなに心が弱いの?!という怒りもあります。
大切に育ててもらった親や、大好きな弟に対してこの考えが浮かぶこと自体も辛く、自己嫌悪で自分が気持ち悪くなります。
どういう風に向き合っていけばよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなた自身がいやされること。
かえで 様 相談ありがとうございます。
まず、家族思いで、ご両親に気づかい、弟さんをきづかい、素晴らしいことだと思います。ご自身が鬱という状況なので、本当に頑張っているなと思います。
責任感や義務感も感じているのでしょう。それが果たせないジレンマで、
距離を置きたくなるのもわかりますし、それにより自己嫌悪になることも良く解ります。それが普通の反応だと思います。
おそらく、かえでさん自身が、安全で、誰かに守られて、なだめれて、安心を感じていることが今、必要じゃないかなと思います。
ご自身の安全基地はありますか?逃げ込む場所を作りましょう。親友とかいれば、愚痴を聞いてもらいましょう。心安らぐセラピーを受けてもいいですよ。
誰かに守られているような、優しく温かさを感じるような体験を思い出してみましょう。思いやりを受けて心がほっこりした時のイメージを膨らましてみましょう。
なだめられた体験。ハグされた体験も思い出してみましょう。
そして、ゆっくりゆったりとした深い呼吸に意識を向けて、自分の中にある、安心感や安らぎを感じてみましょう。
こうして、心に癒しでエネルギーを蓄えて、心を外に向けても大丈夫と思えるようになったら、再び責任感を発揮して、弟さんやご両親に気を遣ってみましょう。
弟さんには、こうお願いしましょう。「障害があってもなくても、苦しく辛い時が続くけど、心の中にある、優しい心、思いやりの心を自分に向けて、自分を優しくしてみてね。安心の種が眠っているから、それを感じるようにしてみてね。私もそうして心にエネルギーを蓄えるから、そうしたらまた沢山話を聴くから。しばらくは自分を癒すことを考えてみよう。」って。
そして、自分を癒すことを繰り返ししてみてください。参考にしてくださいね。
一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。ご縁に感謝申し上げます。何か辛い時は遠慮なくご相談ください。幸せになりますよう、ご祈念申し上げます。再礼
質問者からのお礼
受け止めていただき、ありがとうございます。
自分自身が安心を感じられることが必要とのお言葉にハッとさせられました。
自分のことを大切にし、また、お坊さんに教えていただいたように弟にも自分を大切にするように伝えて、エネルギーが溜まったらまた前に進めるようになりたいです。
貴重なお言葉ありがとうございました。