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何故死を選んではいけないのでしょうか?

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

タイトル通りですが、なぜ死を選んではいけないのでしょうか?

生きることが尊いこととされ、生きる権利は日本国憲法でも保障されております。
ですが、同じ生命にかかわることで死を選ぶ権利、つまり死ぬ権利はどこにも保障されていないのです。
これはとても歪なことのように感じます。

私自身、周りの人が幸せと一般的に思うようなことを幸せと感じることがほとんど無いということに、漸く気づけました。
つまり、他人と行動を共にして社会生活をするということそのものが大きなストレスでしかないのです。

それを根本に踏まえた結婚だとか出世だとか友人づきあいだとか、正直に言うと全てが無駄なことにしか思えません。

じゃあなぜ未だにそういった無駄なことを続けているかというと、この国では、というよりもいま世界的には死ぬ権利が認められていないからです。

私の望みは一切の他人との縁を断ち、孤独に死ぬことです。
自分のことで葬儀だのなんだのと煩わしいことをしてほしくもないし、記憶に残してほしくもありません。

ですが困ったことに現在の社会ではそれを実現することが非常に困難、というよりも不可能であるように思います。

人間は自己実現と自身の望みの完遂のために生きているのだと私は思います。
この考え方はきっと何があっても変わらないでしょう。
私の望みは上記のものですが、然してそれはどうやってもかないません。

どうやっても叶わない望みを持ち続けるのならば、もはやそれは耐えようのない苦痛としてのしかかり続けるだけです。

ならばさっさと命を絶ってしまった方が、幸福の総量は多いのではないでしょうか?

今でも楽しいことが皆無かと言われれば、そんなことはありません。
趣味である読書や、いくつかの行いは確かに私にとってプラスになります。
ですが、そのプラスが精々週に1~3だとすると、生きているだけで他人とかかわる以上毎日マイナス5ぐらいはされてしまっているのです。

これでは話になりません、ずっと損をしています。

長くなってしまいましたが、どうしてこのような意味のない生活を送り続けなければいけないのか、終わらせてはいけないのか。
このことについてよろしければ解答お願いいたします。

2022年12月19日 9:29

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

進化の結果かも

仮に、進化の過程で死を好むタイプの生物の種類が現れたとしても、その種はすぐに滅びるはず。
つまり、私達の祖先は「生きようとする」側のグループだったから生存しているのであり、その子孫である人類のプログラムも「生きる方が良い」となっているのでしょう。
仏教では、涅槃、平安なる滅びを求める考え方もあり、生への執着は悩み苦しみストレスの原因になると考えます。
ただし、生への執着(煩悩)を残したまま死んでも違う生きものに輪廻転生してしまうという思想があるので、悟る(煩悩をなくす)ための修行をしましょうというのが、仏教の正しい生き方なのです。
つまり、修行して真理を悟れば、二度とこの世に生まれることがなくなり、死後に涅槃(平安なる滅び。輪廻転生からの解脱。生きることからの卒業)に入ることができるのです。
追記
在家のままでも修行は可能ですし、修行すれば功徳(心に良い癖がついて悟りやすくなる)が積もります。
この世で悟るのは難しいかもしれませんが、功徳は来世に相続できるので無駄ではないと思いますよ。
なお、浄土宗では、悟りやすい環境である極楽浄土に往生できるようにと願って念仏を唱えます。
なお、悟るための修行は、戒(生活習慣の修行)、サマタ瞑想(精神集中の修行)、ヴイパッサナー瞑想(真理を悟るために現象を観察)の3つ(戒定慧の三学)が基本です。

2022年12月19日 12:49
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

仏教的見地に基づいた完全に自分の意識の外からの解答でまさに目から鱗が落ちるといったような気持ちです
もし、お答えいただければ幸いなのですが修行して真理を悟るということは普段の生活を続ける中でも可能なことなのでしょうか?
それともそういうことは俗世から離れてどこかの寺院に修行に行って初めて成立する内容なのでしょうか?
もしそうなのであれば、今世での目標実現が困難だとしても来世への負債を残さないために今からでも修行を始めたいと思うので、よろしければご教授願えますでしょうか。

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