仕事とメンタル疾患につきまして
私は、4年前に統合失調症と診断されています。不安感や幻聴に悩まされ、一時的入院をしました。退院してからは就労移行支援に通い、そのつながりで塾講師をしています。メンタルに不調を抱えながら仕事をしていくことはとても大変で、自己管理ができないことの辛さと情けなさを感じています。そんな中、風邪をひいてしまい、仕事を休んでしまいました。最近メンタルの不調もあり、SNSで知り合った人との諍いや、お金の問題で悩むこともあり、1日中眠れない時もあります。友達との約束をキャンセルしたり、本当に自分が情け無いです。仕事をしながらメンタルを整えて、病気を寛解させるにはどうしたら良いでしょうか?アドバイスを頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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コンパッショネイトマインド
ゆり 様 相談ありがとうございます。
統合失調症、メンタル不調を抱えながらのお仕事、お疲れ様です。
精神科または心療内科へ通院などされておられますか?
精神科の医師や公認心理士を優先していただいていいのですが
一つの提案として、コンパッショネイトマインドトレーニングをしてみませんか?
仏教でいう慈悲心(コンパッショネイトマインド)を育むトレーニングです。
人生には苦しみがつきものです。それに知恵を持ち勇気と強さを持って
自他の苦しみに気づき、癒そうと行動することが、目的です。
まずは、今メンタル不調で苦しんでいるのは、進化した厄介な脳の働きのせいで、ゆり様自身の責任でもなく、ゆり様のせいではありません。と理解することから始まります。しかしその厄介な脳の働きを落ち着かせて、癒し、苦しみを軽減していくには、コンパッション(慈悲・思いやり・優しさ)が必要です。
そのコンパッションを育むには、マインドフルネスなどの瞑想で、批判せず善悪の判断せず、今ここの自分の状態に気づくこと。それから呼吸をゆったりにして落ち着かせること、そして慈悲の瞑想が役に立っていきます。
これを継続することにより、幻聴が減り、自分の自己批判の声と上手く付き合えるようになり、自分に思いやりを向けるようになり、自分を寛容に観ることが出来ます。そして温かく優しい心で人と接することもできるようになります。
慈しみの心は、仏教では崇高な境地と説かれておりますので、育む必要があると思います。自分を責めるより、自分に思いやりを向ける方が、ずっと心が楽になりますよ。
コンパッション・フォーカスト・セラピーやセルフコンパッションで検索すると良いでしょう。コンパッショネイトマインドトレーニングに関してはファシリテートもできますので検討してみてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。セルフコンパッションを以前からご存じだったんですね。また新たに取り組まれること、良いことだと思います。難しい時や辛さがどうしても出てくるときは、遠慮なくご相談ください。メールでもzoomでも対応できますので。コンパッションに関する資料もありますので、どうぞご利用ください。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
釋 孝修様
ご回答ありがとうございます。
セルフコンパッショネートトレイニングについて教えていただき、ありがとうございます。実は以前入院してた時に医師からセルフコンパッションの本を借りました。自分で見よう見真似でやってみたのですが、その時幻聴が少なくなって、体調も良く、周りからも顔色いいね、と言われるようになりました。しばらくして、セルフコンパッションと離れていましたが、貴方様のアドバイスを聞いて、精神症状を抑えるために脳にダイレクトに作用することを知り、もう一度取り組んでみようと思いました。Youtube動画で誘導の音源があったのでやっています。良くなるように頑張ります。本当にありがとうございました!