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疎遠の父の死と供養

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

初めて相談させていただきます。

両親の離婚後、30年近く全く連絡を取って居ない疎遠の父が孤独死したと警察から連絡がありました。
父は、お金にだらしなく、母にお金の工面や苦労をかけたあげく借金だけを家族に残し出て行ったため、私自身も幼い頃から惨めな思いや苦労をさせられて来ました。

両親の離婚後は、お金の面でこれ以上迷惑をかけられたくないとの思いから、父とは絶縁状態になっていました。

父が出て行った時点で、父への思いを断ち切った事もあり、冷たいのかもしれないのですが父の訃報を知っても悲しみや喪失感などはありません。

ですが、父への思いは30年前に断ち切ったとは言え、私が生まれた事は父に感謝しなくてはとの思いもあり、実際に遺体の引き取りや葬儀、納骨など目に見える形での供養は出来ませんが、気持ちの上で供養する事は出来るのでしょうか?
出来るのであればその方法をご教示いただきたくご相談させていただきました。
よろしくお願いいたします。

2023年1月8日 10:43

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

感謝の念を抱き思い出すことが供養に繋がるのではないでしょうか

tororoさん
こんにちは

拝読させていただきました。
お父様への供養について悩まれ、お辛いですね。

お父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。
tororoさんが、記されているように30年近く疎遠で関係性がほぼなかったことから、訃報を知っても悲しみや喪失感がなかったのも、そうだと思います。

>私が生まれた事は父に感謝しなくてはとの思いもあり
➡すばらしいと思います。両親の離婚や疎遠はそれとして、実の父に対して感謝を抱くことはもちろんあってよいのだと思いますし、その方が、tororoさんもお父様も救われると思います。

そこで、気持ちの上での供養となると、見える形がすべてとは思いませんので、気軽にできるのは父への感謝を抱きながら般若心経の読経や写経、そして神社仏閣に立ち寄った時にお世話になっている方々、家族と父への感謝の念で礼拝する、毎日でなくともふとした際に感謝する、そのようなことでも良いのではないでしょうか。
tororoさんの感謝がお父様には伝わり、双方かつ関係するご家族が救われる気がします。亡き方を思い出し、感謝する。それが供養にもつながるのではないでしょうか・・・

応援しています。
一つの参考となれば幸いです。 

2023年1月8日 15:28
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有り難し
おきもち

慧徳
真言宗 僧侶。スピリチュアルケア師。 みなさまのお悩みに日々、寄り添えれ...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
お礼のお返事が遅くなり申し訳ございません。
ご教示いただいた供養方法を参考に、感謝を伝え供養したいと思います。
どうしたらいいのかと悩んでいた心がスッキリしました。
ありがとうございました。

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子供のお骨について

私は10代の頃、生まれた子供を出産数時間後に病気で亡くしています。 現在亡くなってから10年ほど経っており、その子のお骨についてです。 当時は10代で精神面も成長しておらず、世間的な常識も無知で、葬儀等の手続は全て母と祖母に任せてしまいました。 お骨は5年ほど自宅に置いてましたが、祖母やお世話になったお坊さんからは可哀想だから早く納骨堂とかに入れなさいと言われており、数年前に曾祖父母のお骨があるお寺へ納骨いたしました。 ですが、ここで1つ問題が。 私の自宅にはすでに子供の位牌と、小さいですが仏壇があります。 なのに、祖母がなんの断りもなく、祖母自身の家に私の子供の位牌をもう1つ増やしてしまったのです。 祖母曰く「貴女は忙しくズボラで、どうせ御陸前とかもやらないでしょ。私がやっといてあげるから!」とのこと。 それで私が今までにないくらい怒ってしまい、そこから祖母との連絡をしておりません。 いま思い返してみれば、私も自分の意思をきちんと伝えられなかったのも悪いですが、10年経った今でもやはり手放したくなかったという気持ちも強く、今回の件もありもう一度一緒にいたいと思ってしまっています。 また、すでに地元から離れているため、納骨堂へはほぼ行くことができないという理由もあります。 確かに一時期、自分のこともままならず出来ていなかったこともあります。 ですが、今はきちんと毎朝お水をあげたり、定期的なお供えや命日には御陸前もあげております。 だけど、これだけでは足りずなにも出来ていないのでしょうか...。 一度納骨堂へお願いしていても、もう一度一緒にいることはいけないでしょうか。 もし、一緒にいることが問題ないのであれば今後どういった供養をしてあげればいいのか、一般的な年忌法要のみでいいのでしょうか。 お忙しい中恐れ入りますが、何卒ご教授いただければと思います。

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