罪を法律の枠内のみで思考する人もいれば、道理として道を外してはいけないことを罪と思う人などそれぞれ罪への観念も異なります。

世の中、善人ばかりでなく罪を犯さず人生を過ごしている人は誰ひとりとしていません。

雨の日に傘をささずに歩くと衣類が濡れます。これは罪でしょうか。
自分自身の体が風邪を引くことにつながるのは自分自身を痛めつける行為と同じとなり、また子どもが泥まみれの衣類で帰ってくると親の洗濯物は増え迷惑となります。

人は何かしら、他人に迷惑をかける行為に羞恥心や自尊心に傷がつくことを恐ることから他人への迷惑をかけないことに理性は制御しているものです。

今回は油断（母と女性の狭間）から、魔の方へと自身を選択したことにより、因果応報の結果を心に招くこととなりました。

時間が経てばいくばか楽になっていくのも人間です。醤油に水を入れると薄まっていくように、記憶も清浄な心をもつことで薄まっていきます。
こびり付いた汚れは中々取れません。掃除をしていれば諦めもでてきます。しかし、綺麗にしたいという思いが勝れば必ず綺麗にする工夫をします。

精神的要素と物理的要素は不二一体であり、物事の道理は同じことを表すことを密教では曼荼羅図などを通じ理解していきます。

今回の一件は、罪悪感が強いことから、断固として相手の方と連絡を断つ＂決断力＂が、クロユリさん自身への効薬となります。それは、決断することで過去を振り返らない自分自身を構築させるからであり、また決断には新たな自分が誕生するからです。
この先、油断が生じたときに同じような思いに駆られる時には、今回の結果での不安を戒めとして心に思い出すことが羞恥や後悔を生み出さないステージへと上がれるものです。

過去は過ぎ去りました。
過去は捨てなさい。
今、決断することで過去はクロユリさんを追いかけてきません。

罪を背負うことは、自分自身の心が正しく歩めるための荒治療であったと捉えていくことです。この罪は、世間体の罪でもなんでもありません。自身の心の罪悪感というものであり、いつか他人さまにこれからはこんなことはしてはいけないと言える人へと成ってください。

もうクロユリさんの罪は、こちらのサイトで清浄されました。投稿するまでにも勇気がいったことでしょう。あとは相手の方とまだ関係する縁があれば、切る決意のみです。

法源

無憂山 法観寺

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは...

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