愛されなかった人が愛せる人になるには
私は親に愛されなかったと自分では感じております。父は無関心、母は過干渉になったり、突き放したりする人です。
これまで適応障害と摂食障害を患いました。父は変わらず無関心、母は相手をしてくれますが、傷口を広げるようなことを言ったりもするので、正直嫌な思いもしました。
小学生の頃から、なんで生きてるんだろうって思っていました。産んでほしくなかったです。でも自殺する勇気なんて無いので、この先もズルズル生きるのだろうなぁと思います。
こんな人間ですが、最近、人を愛せる人間になりたいと思いました。でも愛し方がいまいち良く分かりません。友人もいませんし恋人なんて出来たこともありません。
自分から人を愛せる人間になるにはどうすれば良いでしょうか?愛情深く、人を許せる人になりたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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愛情を育むために
さくら子 様 相談ありがとうございます。
人を愛するのが難しいと感じているの人は、確かにあなたが育っていた環境があるかもしれません。相談内容を読む限りでは、愛着スタイルが不安定のような感じです。
それでも、
1,自分の今の環境が安全であると感じるていること。
2,誰かに見守れているような、落ち着きや安心を感じていること。
3,辛い時には誰かにそばにいてもらえて、なだめられていると感じていること。
4,心のエネルギーが蓄えられ癒される、自分の居場所があると感じていること。
以上のような感じを自分の中で育んでいけば、
他人に対しても、愛情深く接することが出来ると思います。
難しいと思っても心配することはありません。
完璧な人間はいませんから、どこかに不安定さを人は持っているものです。
上記の出来そうな感じのものから(例えば、まず癒しの場所をしっかり確保するなど)を始めて、自分に愛情を向けていってください。
一人で難しい時は、信頼できる誰か(恩師・大親友・カウンセラー・セラピスト・僧侶など)を頼って、なだめてもらったり、安心感を得るようにしてください。
過去の人生に左右されずに、人は変われる、自分の人生は自分が主人公と思って
自分に優しく思いやりを向けて、そして人に思いやりや優しさを向けてください。
きっと信頼される人になれるでしょう。
私はそう思います。
参考書:ダニエル・J・シーゲル:ティナ・ペイン・ブライソン著、桐谷知未訳『生き抜く力をはぐくむ~愛着の子育て』(大和書房)
追伸:お礼メッセージありがとうございました。愛着スタイルを理解するのは難しいかもしれません。でも自分が不安定だと何となくわかっていれば、どう対処していけばいいのか方向性が見えてくると思います。あなたのおっしゃる通り、「癒せる存在に近付いて、心を整えていきます。」は良い方向性だと思います。継続してみましょう。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございました。
愛着スタイルについて調べてみましたが、中々難しい問題ですね。
自分にも人にも優しく出来るようになりたいです。カウンセリングは毎週通ってます。自己開示が上手くなったと思います。
時間をかけてゆっくりと慈悲深い人になれるように、あまり自分や人を傷付けるようなことはしないようにしないとですね。
癒せる存在に近付いて、心を整えていきます。
重なりますがご回答ありがとうございました。