向き合い方が知りたいです。
つい最近の話しです。
世界でたった1人の母が自死しました。
突然の事で、受け入れられないというよりかは、受け入れないように心が抵抗しておりました。
しかしながら、ご遺体と対面したとき初めて、間違いなく母だと理解しました。
私に対するメッセージも遺書もありません。
ただ、ひとつわかることは正式な診断はないものの、鬱病が原因だったとは生前の行動から推測しております。
実は身内の自死は幼き頃に一度経験しており、そのときの原因が鬱病だった為、
似た症状からそう考えました。
今は何故母はなくなってしまったのか、
意味のない追求と、あの時なんでこうしてあげなかったのかという後悔ばかりで自責の念に悩まされます。
長文申し訳ございません。
アドバイスが欲しいのですが、
私はこの事実とどう向き合えば良いのでしょうか。
また、後悔の念はどうしたら和らぐのでしょうか。
なにかお言葉をいただければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お母様が自死されたとの事、心よりお悔やみ申し上げます。辛いですね、受け入れられないですね。後悔ばかりで自責の念に悩まされるという言葉、本当にお聞きして心が痛みます。
私の経験では、自死される方は真面目で正直な人生を歩んでいる方がほとんどです。あなたのお母様も実直で思いやりのある方だったと拝察いたします。
本当に、残念な事だと思います。
しかし、お母様はある意味、ご自身の人生を生き切ったのではないでしょうか。
お釈迦さまは自死を、否定も肯定もされていません。しかし、命は尊いものだと述べられています。
すなわち、死という事に対して自死であっても、病死であっても、事故死であってもそこに差別と言うものは存在しないと言う見解ではないでしょうか。
私たち人間は生まれた以上は必ず死を迎えます。すなわち、死は生の延長線上に必然として起こることです。
あなたはお母様の死を受け入れるという困難だけれどもそれを認めて、そう言う気持ちを持って頂きたく思います。それがお母様の命の尊さを受け入れることではないでしょうか。
私は浄土真宗の僧侶ですが、浄土真宗では亡くなり方のいかんに拘らず、亡くなれば全ての人が浄土往生、すなわち成仏するというのが教義です。
ですから、あなたのお母様は必ず成仏されています。
どうぞ、亡きお母様に手を合わせてください。合掌