愛することとは
結婚を考えて交際している彼女がいます。
彼女は過去に、SNSで知り合った人とネット恋愛をし、ビデオ通話でお互いの局部の見せ合い、相手の自慰行為を見せられた という経験があるそうです。
お互い好意があり、双方同意のもと…とのことですが、直接会ってもいなく、リベンジポルノのリスクもある現代で、彼女のしたことをなかなか受け入れられません。
今のところ被害は特に無いようです。
彼女は当時失恋しフリーであり、喪失感、寂しさから、このようなことになったようです。浮気でもないので、彼女は悪くありません。
彼女の冷静で芯のある性格からして、軽々しくやった行為ではなく、よく考えた結果なのだなと信じています。
いろんな過去、失敗、経験があった上で今の魅力的な彼女があり、そのような彼女と今両想いにさせてもらえているのは、奇跡だと思います。
相手の尊厳を大切にし、認めることが、愛することであり、恋愛から結婚へのステップには必要とも思っています。
ですが、今の心境を客観視するに、本当の意味で彼女を愛せているのかも不安になってしまいました。
しかし、これ以上両想いになれる人はいないと考え、お互いの御両親との挨拶、転職、引っ越しも済ませています。
今別れたら絶対に後悔しますし、もっと辛いと思います。
私自身の低俗な支配欲、独占欲、性欲に支配されている結果だと思います。
彼女に理想を押し付けていました。
結婚後は、もっといろんな困難を2人で乗り越えなければならないのに、こんなことでモヤモヤしている自分に辟易とします。
彼女は過去に重い恋愛を経験しており、相手を受け入れることなどに関して、恋愛経験に乏しい私より精神レベルが高いと思います。
こんな未熟な私を受け入れてくれています。
それに見合った精神レベルに早くなりたいと思うのですが、できなくて、もがいています。
まだ結婚できる精神レベルではないのだと思います。
事実を知らなければ…とも思いますが、
精神レベルの低い自分への試練なのだとも思うようにしています。
別れる気はありません。もう、私が乗り越えるしかないのです。
今後の心の持ちようを教えていただきたいです。
叱咤激励でもなんでも構いません。
仏教的アプローチにも興味があります。
今後、私は変われるでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人生は短い
人生は短いです。
つまり、何を決断するにもタイミングや締め切りがある。
今までも、進学や就職など、タイムリミットがある中で選択してきたはず。
結婚も、タイムリミットの中で100点満点の相手ではなく「現時点の1位」の相手を選ぶしかないのです。
ただし、他人様の娘さんを配偶者にする以上は、相手に対する責任感(一緒に幸せになるぞ)は大切ですね。
欲・怒り・怠け・プライドの煩悩は誰にでもあります。
人間関係には、自分の煩悩には気を付ける智慧と、相手の煩悩には「自分にも煩悩があるのだからお互いさま」と大目に見てあげる慈悲が大切です。
また、夫婦の場合は、ときには配偶者が煩悩に負けすぎないよう支えてあげたり激励してあげたりすることも必要でしょう。
仏教では輪廻転生を考えます。
来世ではまた別の相手と結婚する可能性もあります。
今生の相手に100点満点を求めず、今回の数十年間のゲーム(制限時間のある試合)の中でのベスト又はベターなパートナーを大切にしましょう。
100点満点を求めすぎると不平不満ばかり感じて不幸になります。
追記
南無阿弥陀仏と念仏すれば、極楽浄土に往生できます。
モヤモヤがあってもなくても念仏すれば往生できます。
つまり、「まぁ死にはしない。仮に死んでも極楽に往ける。だからまぁ良いか」と思って、
なむあみだぶなむあみだぶ
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏してみましょう。
念仏は脳のリズム運動なので、セロトニン神経を整え、心が安定する可能性があります。
歌を唱うのとかも気分転換になります。リラックスリラックス。
質問者からのお礼
願誉浄史 さま
ご回答、ありがとうございます。
自分の煩悩に気をつける知慧、相手への慈悲…
頭ではわかっているのですがなかなか素直には飲み込めなくて。
人間とは罪深いものですね。
私にだって言いづらい過去があるのに。
今まで気づかなかった自分を見つけることができたとも捉え、大人になるために努力します。
本当にありがとうございました。
モヤモヤが時たま出てくることがあります。
いわゆる情緒不安定ですね…
そういう時に、どうやってその気持ちを処理したら良いのでしょうか。
追記で申し訳ありません。
願誉浄史 さま
追記、ありがとうございます。
念仏にはそのような働きもあるのですね。
やってみます。
また、ご相談させていただくことがあるかもしれさんが、よろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました。